物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

女性の名

2008-04-02 12:36:27 | 日記・エッセイ・コラム

イタリア語だと語尾にoがつく男性名詞で、aがつくと女性名詞である。ところが日本では女性の名前には子がつくのでイタリア人から見たら、男性の名のように思えるのではないだろうか。

なぜなら、koすなわちoで終わっているからである。Mariaなら女性の名で、Marioなら男性の名だ。言語圏が違うのでoで終わっても女性の名でもいいのは言うまでもないが、これはどういう風に考えたらいいのだろうか。

フランス語だったら、eで終る語は女性名詞が多い。例外としてlivreという語があるが、でもeで終ると女性名詞ではないかと思ってしまう。そしてそれは80%くらいは正しい。

どうしてこんなことを考えたかというとトイレに姪が昨年のニューヨークマラソンにでたときかって来てくれた小さなカレンダーがかかっているのだが、それが昔の名画のポスター風の絵がついていて、その中に主演女優と男優との名が出ていた。Magarettとあれば女優さんだなと判断するし、Alfredとあれば男優さんだなと判断できる。しかし、これはどうしてなのだろうか。

昨年の4月か5月に二人のドイツ人のホームステイをしたが、この中の一人はBeateさんだったので名簿を見てすぐ女性と判断したが、もうひとりはLilithさんであったので、一瞬男性か女性かわからなかった。お世話をしていたKさんがソプラノのパートだから女性ですと教えてくれたので女性とわかった。これなどもドイツ人の名前のことをよく知っていればすぐわかることだろうが、私には自明ではなかった。

ある物理学者でWaleckaという人がいる。これは姓だと思うので男性だと思うが、どうも女性の物理学者のような気がしてならない。またMelba Phillipsという物理学者がいるが、こちらは男性だと思っていたがMelbaという名からもわかるように女性の物理学者である。