授賞した。3年連続のことだという。総理大臣が誇らしそうに大隅良典さんに電話しているシーンがテレビで放映された。それはそれで文句はないのだが、いまノーベル賞の対象になっている、これらの業績はいまから20年から30年前の業績であるので、いまの科学技術政策がいいということではない。そこを政治家は誤って信じてもらっては困る。
現在の状況は厳しく研究費は国立大学法人では私が定年退職した頃(2005年)と比べて約1/3となっているとか。また外国に長期留学すると大学や研究所での自分のポジションを失うとかということで外国に出かけることも難しくなっているという。
こういうことでは70年代から90年代にかけてのような状況に日本の科学技術はない。このことは心ある人たちが心配しているところである。
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