源氏物語の新しい訳がでたとか今日の朝日新聞の瀬戸内寂聴さんのエッセイで読んだ。
角田光代さんの新訳だそうである。既に谷崎源氏とか与謝野源氏とか円地文子さんとか寂聴さんの訳があるらしい。
妻が谷崎潤一郎の『源氏物語』をもっていたので、ちょっと覗いてみたら、「これが訳なの」というほどの文語であり、読めないということを認識したということがある。
与謝野晶子だとか円地文子だとか、さらに瀬戸内寂聴さんの訳まであるらしい。それらは時代が下るにつれて読みやすくはなっているのだろうが、角田源氏ほどは読みやすくはないだろう。
私は源氏物語を死ぬまでに現代語訳でいいから読みたいと思っている者の一人だが、残念ながらそれを果たしていない。
それにしてもこういくつも新訳が出るのであろうか。たぶん、それだけ源氏物語が面白いからであろうか。
寂聴さんはこれを訳するのに6年間もかかり、その間に大病もしたという。これは円地文子さんもほとんど同じくらいの期間かかり、やはり大病をされたという。、興味深い読み物とはいうものの、大変な物語である。
寂聴さんは角田訳を読むのに2晩も徹夜をしてしまったという。なんていう体力のある方なのだろう。
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