数学エッセイだが、中学・高校数学に話を限ると出版の可能性があるかもしれないとある方に言われて、自分が書いた数学エッセイと称するものを昨日プリントして見た。
よく数えてはないのだが、30は優に超えているので、40編くらいに近いのではなかろうか。もっとも大学程度のものは含めていない。
2005年3月に大学を定年退職する機会にそれまで書き溜めてきた数学エッセイ等をまとめて自費出版したのが、『数学散歩』(国土社)であったが、そこには38編の数学および物理の記事を再録した。
500部出版したが、200部くらいは知人とか友人にさし上げた。これはもう手元に自分用の数部が残っているだけである。2011年に『数学散歩』に収録したエッセイから物理数学に関係したモノだけを選んで、やはり500部印刷したが、これが全く売れない。
自宅の2階にまだ200部くらい残っている。物理の専攻の学生に売れるかと思ったのだが。もっとも定価が安いので、出版社があまり儲けにならないので熱心に売ってくれないことが大きいのではないかと思っているが、理由はわからない。
一時、古本として14,000円などという法外な値段がついたこともある本なのだが。最近も神田の自然科学専門の古書店、明倫館で『数学散歩』は6000円の値段で売られているのをインターネットで見たばかりである。
(2024.7.7付記)
きちんと数えて見たら、49編だった。ページ数は295ページである。
これにこの中に入れなかった小学校の算数についてのエッセイとか大学程度のものを入れると、さていくらくらいの数のエッセイを書いて来たのだろうか。気になるところである。