パワーステアリングってドイツ語でどういうんですかって、Kさんがこの間のドイツ語のクラスで尋ねたのだが、大抵なんでも答えてくれるR先生首をかしげて、答えられなかった。
ドイツ人でもドイツ語を即座に答えられるわけではないのは私たちがすべて日本語のことを答えられないというのとまったく同じである。
隣に座っていたKさん「---lenkungだったんですが、---のところを忘れてしまって」とご自分のノートに書いて私に見せられた。それで「そうですか」と言ったが、私にも覚えがない。
それで土曜日になってインターネットで検索してみたが、三修社のインターネット和独辞典にも載っていなかった。それでもう少し探したら、大阪大学に勤めているあるドイツ人の先生のサイトに行き当たった。それでパワステアリングと入力をしてみたら、-e Servolenkungと出てきた。
lenkenは多分操縦するという意味だったと思う。不確かなので、いま独和辞典を引いてみたら、「運転する、操縦する、導く」という意味が出ていた。
servoの意味は知らないが、電気電子工学科で同僚だった、Wさんが論文にサーボモータ云々という題の論文を書かれていたのでモーター関連の言葉なのかと思う。
いま広辞苑を引いてみたら、サーボ(servo)はサーボ機構の略とある。それでサーボ機構とは「機械的位置や速度を制御するための自動制御系。また種々の変化する信号に追従させる自動制御系」という。ある種の自動制御システムであることは確かのようだ。
ちなみにservoはserveの変化したものだという。また日曜の朝食のとき「パワステアリングのメカニズム」が妻と私の間で話題になったが、それについては次の機会に述べたい。
Servoは位置と速度を制御する電動モーターの意味で工作機械でもよく使用します。Servoの語源については、私はSlaveから来ていると聞きました(ServeもSlaveも同系語のようです。)
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そうですか。パワーステアリングはそんなに古い話ではないのですね。昨日か一昨日に新聞で見たのではパワーステが普及したのは1983年か1984年以来のことらしいです。
それにしても自動制御のことを専門にしている人から聞くとやはりサーボの意味も辞典で意味を調べたのとちがって、リアルにわかるように感じますね。有難うございます。位置と速度を制御すると自動制御ができるのは古典力学の基本に則っているということですね。
金曜日に教育テレビでちょっとバレエの「白鳥の湖」を見ていたら,ターンのときに手と脚を体の回転軸に近づけて回転しているのをみて、慣性モーメントを小さくしているのだなとフィギュアスケートのスピンとまったく同じといまさらながら、感じました。
剛体の運動は物理の素人には、いや玄人にだって難しいですからね。どうやって説明するかいつも苦労しています。
今後もよろしくご教示ください。