物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

会議は踊る

2009-12-08 13:10:32 | 映画

愛媛大学映画文化研究会が数ヶ月に一度行っている上映会を利用して12月5日の土曜日に「会議は踊る」を見た。これをはじめて見たのはNHKの名画ライブラリーか何かであって、古きよき時代のウイーンの雰囲気を楽しんだ覚えがある。

上映時間は90分で長い上映時間ではないが、ドイツ語ファンにとっては堪えられない映画である。上映の後に法文学部の安藤先生のお話があったので、それをぜひ聞きたかったのだが、夕方から I 市でいとこ会があったので、そちらのトークの方は失礼をした。残念であった。

「会議は踊る」はナポレオン失脚後のヨーロッパの領土をどう分けるかの会議をウイーンで開いたのだが、その会議をよそに華やかな舞踏会を宰相メッテルニッヒが開いて、自国に有利に交渉を進めようとした。ロシア皇帝のアレクサンダーもその会議に参加したのだが、ウイーンの手袋店で働くクリステルと知り合い、恋に落ちるという筋だが、ナポレオンがエルバ島からフランスに上陸したという報で急遽ロシアに帰国するという単純な筋である。

だが、この中で流れる歌がいいので、これがこの映画を名画としている由縁であろう。Da gibt's nur einmal.という歌はこの「会議は踊る」をはじめて見る前から知っていた。もちろん全部を覚えているわけではないが、とても有名な曲である。

クリステルの切ない気持ちを表した歌でこの映画の主題歌と言っていい。映画の筋そのものは他愛ないものであるが、この曲がこの映画を名画としている。

この際に愛媛大学映画文化研究会の多年の活動を感謝しておく。


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