「坂の上の雲ミュージアム」は松山のミュージアムなので、松山に住んでいる私には旅行記としては適切ではないが、土曜日のI市でのいとこ会の後東京に住む親戚が観光のために松山に来たので、一緒にこのミュージアムを訪れた。
開館当初に妻がここを訪れたときに比べれば見るものが増えていたそうだが、それにしてもこれはやはり司馬遼太郎の「坂の上の雲」にそったミュージアムでそれ以外には見るべきものがない。だが、この小説を読んでいるものには興味津々であるに違いない。
残念ながら、私はこの作品を読んだことがない。それで、その判定は十分にできない。その博物館の中で「坂の上の雲の坂はどこにあるか」といっていた人がいた。たまたま私が近くにいたので「城山下の毘沙門坂だと思います」と答えたが、この答えはあたっているかどうか専門家に聞きたい。多分あたってはいないだろう。
城山の天守閣のある広場に至る坂道ではないかというのがその人の意見だったようだ。
実は毘沙門坂の峠のところに以前「五味鳥」という居酒屋があり、そこには二十年以上通った。私の定年退職と時を同じくして2005年店を閉められた。その後は店舗を貸されて、「坂の上」というお店が開かれていたが、まだやっているだろうか。
子規の句碑がこの毘沙門坂の峠にある。
牛行くや毘沙門坂の秋の暮れ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます