物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

フランス語を

2019-01-17 12:18:56 | 日記

フランス語を大学で学んだのは半年のことにすぎなかった。

しかし、そのときの N 教授の顔をいまでも思い出すことができる。彼は始めの講義でいつでも一つのフランスの詩を朗誦するので有名だった。

それはVerlaineの「秋の歌」Chanson d'automne だった。

その詩全体はあまり長いものではないが、その冒頭の箇所をだけあげておく。

Les sanglots longs     秋の日の

Des violons      ヴァィオリンの

 De l'automne     ながいすすり泣きに     

Blessent mon coeur こころ傷み 

 D'une langueur   単調な  

 Monotone.       もの悲しさを誘われる

(岩波文庫『フランス名詩選』より)


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