という本が昔出ていた。それでその本の中に一日はいつ始まるとするのか書いてあったかどうかわからないが、インターネットの古本で購入することにした。
この本は中央公論社から出ていた、自然選書というシリーズの1冊であったが、その本自身は読んだことがない。自然選書の他の本は購入をしている本が数冊ある(注)。
先日、一日はいつはじまるかというドイツ人の R 氏の疑問に答えることが書いてあるかどうか。この本の著者は広瀬秀雄氏であり、広瀬さんがどういう人が知らなかったが、どうも天文学者であるらしい。
まだ存命なのかそうでないのかも存じ上げない。だが、私には一日はいつ始まるかについてもし書いてあるとすれば、この本くらいしかないだろうという気がした。
一日は周期的現象だから、いつをその一日のはじまりにしてもいいわけである。日の出の時刻を一日のはじまりにしてもいいし、日の入りの時刻を一日のはじまりにしてもいい。または太陽が南中する時刻を一日のはじまりにしてもいい。
それはそうだが、それを真夜中にしたのはそれなりに理由があるのであろう。そういうことはいままで考えたことがなかったが、人間の歴史はおもしろい。
(注)天野 清「量子力学史」、高林武彦「量子論の発展史」、佐藤文隆、ルフィ―二「ブラックホール」、朝永振一郎「スピンはめぐる」などがある。