ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

ドラゴンのパンターF制作中

2010-05-27 18:44:15 | WWⅡ 戦車模型 制作過程

ドラゴンのパンターFを作っています。シュマウトゥルムを持ったこのパンターは、結局実戦には間に合いませんでした。ただ、まったく架空という車輛ではなく、現実に存在し、当時先端の戦車テクノロジーを詰め込んだ戦車である点が、モデラー心をくすぐります。また、あまり考証に悩む必要の無いタイプの車輛であるのが作る側としては気持ち的にラク。

このキットを作るにあたり、悩むポイントが塗装です。何故か。素晴らしい作例ゆえ、多くの戦車モデラーが陥ってしまいがちな、

「高石師範の錆止めパンターF」および、「アダム・ワイルダーのパンターF」を、「潜在的にパクってしまう」という呪縛というか、落とし穴があるからです。

大戦末期のドイツ戦車にあり得た塗装はいくつか頭に思い浮かぶものの、それがはたして模型映えするのかどうか・・・・

組上げながら、悩んでます。

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エッチングは適材適所で行い、ある程度の強度が求められるパーツは、出来るだけプラのパーツを使います。豊富なエッチングが付属するドラゴンの製品は、やはりお買い得感が高い。

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お約束ですが、パテを使ってテクスチュアの表現を。

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最新のキットらしく、溶接跡の表現がうまく施されており、自作する必要が無いのはかなりラクです。

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このルーバーのパーツは、付けない方が無難です。これを付けると車体上部のパーツがつかえてしまい、車体パーツの上下接合の時、「浮き」が生じてしまいます。私は途中までヤスってすり合わせを試みましたが、途中でもぎとりました。だって見えない所なんだもん(笑)。

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末期の車輛らしい、エンジンルーム付近。このキットはパーツの選択枝が多く、浅学な私にはどれがいいか判らないので、なるべく「簡素化されている」ようなパーツを選んでいきます。かなりテキトー。

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パンター全タイプに共通する、側面装甲板のゴチャゴチャ。

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アルミ挽きものの砲身を付けると重みで「おじぎ」してしまうので、定位置で固定します。ハッチ類は塗装の工程を考え接着せず、裏側からテープで仮止めしておきます。


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ドイツ連邦軍戦車兵のツナギ

2010-05-21 21:34:49 | その他雑談系

私は休日になると、動き易くまた、汚れてもよい「ツナギ」を着て、外に出て何かしらやってます(笑)。

GW中は、自宅の屋根とハフ、雨どいを全部塗装するという、普通なら業者にまかせるような仕事を全部自分でやりました。だってプロに頼んだらン十万はかかるでしょう?全ては金をかけないで見た目を良くしたいという、まぁ、貧乏性(笑)。

で、通算で7日間位作業に時間がかかってですね、もうヘトヘト・・・・

もう長い事、作業着として愛用している青いツナギも、連日の酷使で塗料だらけになっちまった!

しかし予備で持っているツナギは、赤くて背中に「水曜スペシャル 川口浩探検隊」っておもいっきり入ってる派手なものなので、う~ん、困った!

今まで通り、気軽に着れて自分の好きな休日を楽しみたい。そんな思いから最終的に選んだのがこの、「現用ドイツ軍・タンカース・カバーオール」という、ドイツ連邦軍の戦車兵が着るツナギです。

これは新品だとサイズの合うのが流通しておらず、グリーン単色モノしかありませんが、このUSED品は小柄な私にピッタリとフィットするサイズがあったのです。

米軍の戦車兵カバーオールは耐熱ナイロンのノーメックスで作られており、想像するだけでムレてきそうですが、ドイツのこれはコットンであり、普段の生活でも使えそう。洗車とか、モデリングとか、部屋着としてとか・・・

ちなみにタミヤから1/16でこのツナギを着たフィギュアが発売されています。これとおなじものです。

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ただ、これを着た自分を鏡で見てふと感じる事が・・・・

フツウに、右翼かゾクの特攻服に見えるんだよなぁ(笑)。

肩の国旗を日の丸にし、白い鉢巻なんかした日にゃぁ・・・危ない人です。

そしてもうひとつ気になる事が・・・

「これは・・・初めてのコスプレなのか?」(笑)

・・・・
それではその「タンカー(戦車乗りの意)カバーオール」を着て見よう。

パンツァー・フォー!

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腰には締め紐(ブリーツ)が内蔵されており、引きしまったボディラインを強調してくれます。ありとあらゆるところにポケットがあり、機能性は抜群。

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袖の部分はいわゆるマジックテープで留めるタイプです。

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中古品なので、左の胸ジッパーのツマミが欠損していました。まぁ、値段が安いんで納得してますがね・・・・・

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肩に輝くドイツ国旗がいいですなぁ~。

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古着なので多少ヤレていますが、その分新品特有のゴワつきがなく着心地は良い。でも、結構なずっしり感があって、重い。ホームセンターで販売しているようなツナギとは、生地の厚さからして違います。耐久性は高そうです。

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背中には、負傷したクルーを戦車から引きずり出すための「持ち手」を入れる仕掛けがあります。

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足元付近も物入れが豊富です。


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アオシマ:合体レッドホークヤマト

2010-05-10 21:06:58 | パチモン/類似品等、超絶バカプラモ

西暦2111年、ギルダースとブラックゴースト軍団が復活、彼らは超兵器・サンシャインブラスターによって全宇宙を恐怖に陥れていた。

たちあがれヤマト!!宇宙の平和のために・・・・!!

 

大和、やまと、ヤマト・・・それは男にとっては永遠の憧れなのかもしれません・・・・

このボックスアートがとても素晴らしく、これを常に頭の中にイメージして制作。

船体部分は、これくらいの大きさともなると塗装が単調になりがちなので、パネルがあるかのような変化をつけて塗装しました。

船体が青っぽい色なのは、このボックスアートにインスパイアされての事です。

このヤマトは、マンガには登場する決戦兵器「パルスバズーカ」がバルバスバウに見当たらないのが難点ですが、それは、いつかまたこれを制作する時までの宿題としてとっておきましょう。

※2012.12.12追記

 2011年3月11日の東日本大震災の際、飾り台としていたカラーボックスから落ち、大きく破損してしまいました。

機会があればまた作りたいですね。

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過去の作品~エレールのルクレールMBT

2010-05-02 23:38:39 | 現用戦車模型 完成品
 
フランス陸軍の現用戦車です。
この戦車の珍しい点としては、砲塔部に「取り外しが可能」な装甲を採用している事が挙げられます。
従来の装甲は、戦車の「構造物」そのものでしたが、この戦車の装甲は「車外装備品」であり、耐弾性に関してどの程度のレベルにあるのか不明です。
複合装甲パッケージだという事は判っているのですが、敵弾を受けた衝撃力に対し、取り付け部分の剛性は保たれているのか、という点です。
間違いなく耐弾テストを行っているはずですから、装甲の取り付け方法に秘密があり、自信を持って採用させたのでしょう。
この装甲の場合、将来もっと優秀な装甲が開発された場合、砲塔の大幅な改造を行うことなく、装甲を付け替える事が可能です。
 
戦車砲は120mmスムースボアですが、ポピュラーなドイツ・ラインメタル製ではなく、フランス独自開発のそれとなっています。
 
エンジンはディーゼルとガスタービンのハイブリッド、「ハイパーバー過給」という形式をとっており、これもフランスらしい、個性的なパワーユニットです。
 
しかし、熱帯型ルクレール(アラブ輸出型)では、レオパルト2に搭載されているMTU製の一般的な4ストロークのディーゼルエンジンに換装されており、このハイパーバーというシステムが北西ヨーロッパ地域においてのみ信頼性を確保できるユニットだと暗に示唆しています。
 
さてキットですが、私を強く惹きつけたこの個性的な戦車模型は当時、まだタミヤから発売される何年も前で、キットを組むとなるとこのエレール社(仏)のものしかありませんでした。
 
キットの完成度は、お世辞にも高いとはいえないシロモノで、ユニット装甲間のスジボリすら無い、モッサリしたものでした。
シャーシと車体のパーツを接着すると、車体最前部に目立つ接合面が出来てしまうので、パテ埋めする必要があります。
作例ではプラ板を張って接合部を隠すという荒業をしてますが・・・
全体の基本形は良く、車体・砲塔上に滑り止めのモールドがあるなど、特徴となるポイントを押さえた点に好感が持てます。
この作品は2度目に作ったもので、スジボリの追加等を行って完成させています。
また塗装に関してですが、地色のグリーンとブラウンが北大西洋条約機構軍のそれと比べて明るめになっており、また、迷彩のパターンがマニュアル化されていて、でたらめな3色迷彩が出来ません。迷彩パターンは手元の資料(主に月刊パンツァー)とニラメッコしながら行ったので、間違いなく正確なパターンとなっています。
現用の角ばった形状は、なんらかの方法で「角」を強調してやらないと立体感に乏しくなるため、作例では古典的な技法であるドライブラシを用いています。
 
タミヤから発売されたものとは違い、このキットは生産初期ロットのモデルを再現しており、タミヤとの作り比べも出来ます。
タミヤから出た時は「ルクレール熱」も冷めていましたが・・・
動画を観ると、また作りたくなっちゃうなぁ!
 
 
 
 
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過去の作品~タミヤの3号戦車L型

2010-05-01 19:42:29 | ドイツ戦車模型 完成品

 

私は他の多くのモデラーがそうであるように、パンター・ティーガーといった大きな戦車に食指が動きがちなのですが、そういう王道が時につまらなく感じる・飽きてくる事もあります。

で、その手の戦車はアフリカに行ってない、と。無性にドイツ・アフリカ軍団の車輛を作りたくなる時もある、と。

そういった感じで出戻り以前に作ったのがこのタミヤ製3号戦車です。

タミヤは塗装の出来るタイプのベルト式履帯が多いのですが、「重みによる垂れ下がり」を表現する場合、連結タイプと異なりちょっと工夫が必要になります。

私の場合、「垂れ下がるであろう」位置に、真鍮線を左右貫通させ、ベルト履帯を押さえつける、といった技法で垂れ下がりを再現しています。

何の疑問も無く連結式と交換してしまうモデラーも多いですが、それはコスト高になってしまってリーズナブルな方法とは言えません。と、感じます(笑)。

また、このキットにはエッチングパーツも入っていないので、エンジングリル等にメッシュがありません。ここで別売りエッチングを買うというのはコスト高(以下同文)。

塗装ですが、アフリカの砂嵐にさらされた感じを表現するため、今や古典的な技法といえるドライブラシを、ちょっとキツメに施しています。

また、アフリカといえども雨が降り錆も出てきますので、その辺も表現しています。

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