GW目前ですね。それに伴い、だいぶ暖かくなってきました。
(と言いつつ風邪をひきましたが)
そこで、以前から計画していたレヴォーグの静音化に取り組みたいと思います。
【レヴォーグの欠点】
気に入って乗ってはいるものの、レヴォーグの欠点を一つだけ挙げるとすれば「ロードノイズが大きい」という事です。
ロードノイズは走行中にタイヤと地面が接する時の騒音の事ですが、少なくともレヴォーグは販売価格に見合った遮音にはなっておらず、この点で全く評価出来ません。
D型以降は全てのガラスの厚板化が行われており、それなりに遮音には金をかけているのですが、ロードノイズについてはあまり考慮しているとは思えません。
レヴォーグ購入後、今まで「ロードノイズが少し下がった」と感じた事が2回あり、それは
① フロアマットを買って敷いた時(買った時にフロアマットは無かった)
② ラゲッジマットを買って敷いた時(買った時にラゲッジマットは無かった)
であり、やはり騒音は地面に近いところから発生していて、マット類を敷いた事である程度の遮音効果があったと考えられます。
ロードノイズが大きい車の場合、それを小さくするには騒音の低いタイヤと交換する事が一番手っ取り早いのですが、交換しても肝心の車の方の遮音対策が出来ていないと、思ったほど効果が無い事を私は過去に学んでいます。
タイヤは既に、静粛性に淡い期待を持ちつつロードストーン(ネクセンの別ブランド)のものに交換したのですが、特に変化はありませんでした。
そこで、ドラミング(空間内の音の反響)が起こり易いラゲッジスペースに静音化を施す事にしました。
用意したのは、
①Amazonベーシック車載用防音シート 37×25cm×10枚 を2セット(20枚).....制振材(写真左)
Amazon | Amazonベーシック 車載用防音シート 37×25cm 10ピース | オーディオパーツ | 車&バイク
②日東電工エプトシーラー686 5mm×2000mm×500mm を1セット .....遮音材(写真右)
Amazon.co.jp: 日東電工 エプトシーラー686 5mmx2000mmx500mm : 産業・研究開発用品
の2種類です。
とりあえずラゲッジにあるものを全部出します。
まずラゲッジマットから。
ラゲッジマットを取ったら、後席を倒して作業スペースを作ります。
その間、制振材と遮音材が温まって貼り易くなるように、特に日差しの強い前席に置いておきます。
(晴天時はまぁまぁ高温になります)
ラゲッジボードを取り、発泡スチロール製のサブトランクも取り出します。
以前、気休めでテキトーに敷いておいたフェルトも取ります。
これに関しては効果は全く無かったと思っています。
取り出しが終わりましたので、早速施工に取り掛かります。
中指の第二関節で鉄板を叩き、「コンコン」と軽い音を出している箇所は特に騒音(に繋がる振動)を伝え易いので、そこだけに遮音材を貼る、ではなく、20枚ありったけ貼りまくる事にします。
なるべく穴ぼこも塞ぎます。
貼りながらローラーをゴリゴリ押し付けて、鉄板の振動を伝えない様にします。
この時キッチリ押しながら貼らないと効果が薄れます。
ハサミで切りながらどんどん貼っていきます。
黒い部分は、純正で貼られている遮音材です。
レヴォーグは真ん中のくぼみの両脇の平面の部分が特に軽い音がしましたので、両脇に3枚ずつ貼りました。
20枚あると余裕をもって貼る事が出来ます。
後になって「もっと貼っておけば良かった」と後悔したくないので、ガッツリ貼りました。
これで制振材の張り付けは終了。
次はこの上に「エプトシーラー(遮音材)」を貼っていきます。
今回は厚さ5mmのものを用いていますが、当然10mmの方が機能性は高いでしょう。
しかし、それだとサブトランクが入らない恐れがあり、5mmにした次第。
で、全部貼ったら足りなくなりました... 予想はしてましたが。
「2巻必要じゃないかな~」と思っていたんですが、これ1巻¥4,200なんですよ。
まぁ... しゃあない!
悪あがきでフェルトを敷いてみましたが、予想通り厚みがあり過ぎてサブトランクが入らない事が分かったので、取りました。
【効果はあったのか?】
最近、通勤経路が変わったのですが、新しく出来た綺麗な道路上を走ると「無音」に近い状態になる区間がありました。これは遮音施工が一応効いていると考えられます。
いつも走っている道はパッチの多い荒れたアスファルト道なのですが、そこではまだ「ゴー」というロードノイズは聴こえます。
これが「ゴー」から「コー」くらいに変われば良いのですが...
となるともう一息なのですが(静音化には色んな箇所・方法があります)、もう少し他の所を遮音施工してみてあまり変わらない様なら、タイヤがカギを握ってくると思います。
エクシーガに乗っていた頃は、韓国のネクセンタイヤからN7000やN5000+といった静粛性の高いタイヤが安価に変えたのですが、今のネクセンにはレヴォーグの225/45/R18というサイズに対応したコンフォートタイヤが無いんです。(コンフォートタイヤ自体はあります)
しかしこれは、エクシーガ自体が遮音がしっかりしていた車だったから、というのもあります。
以前ネット動画で、ブリジストンのレグノとアジアンタイヤの「トライアングルタイヤ」の比較動画があって、デシベル計での計測でトライアングルタイヤの方が静かだった、という意外な結果が出たのを見た事があり、それ以来トライアングルが気になってはいるものの、日本に輸入されて在庫がある時期とそうでない時期があり、在庫が無くやむなく今のアロースピードを買った、という経緯があります。
(ただこれも、合うサイズがあるかは不明)
この状態で一度しばらく様子見して、時期を見てタイヤを交換するかもしれません。
【オマケ】
欠けてしまっていたスカートリップですが、新しいものに付け替えました。
メーカーは以前と同様、STIのバッタモンを安価に提供してくれる台湾の「カクメイモータースポーツ」製なんですが(STIの約半額)、今回は作業が重労働になると考え、スバルに丸投げしました。(工賃は約¥10,000)
1時間半ほど待って一応出来上がっては来たんですが、ところどころ曲がってるんですよねw
工場の人が言うには、とにかく素材が「硬い」と。
この日は気温が低かったので想定内の答えでしたが。
何かあまりにも曲がっている箇所があるので文句の一つも言いたかったのですが、STI製ではないという事もあり、「これとSTI製のものとの違いはどの辺なんですか?」と聞いてみたところ、STI製はもっと弾力があり、施工し易いとの事。
確かに「カクメイモータースポーツ」製はプラスチック並に堅いんですが(特に寒い時期)、だからこそヒートガンなどで柔らかくして形を整えながら仕上げていくのがプロだと思うのですが(実際、私はそうした方法で取り付けしました)...
施工した工場の人は「もうこんなの持ってくんな」って顔に出てましたねぇw
(了)