ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

【プラモ】カラーモジュレーション

2011-11-21 19:59:34 | 歩兵戦闘車、装甲車の模型製作過程

寒いっす。

部屋の中で、暖房なしでエアブラシをやってると手先が寒さで痺れてきます。

煙草吸ってるから余計そうなるんですよねぇ・・・血行が悪くなって。

さて、いつになく早目の更新となりますが、BMP-3の塗装の続きです。

例の「カラーモジュレーション塗装」を、もう一段回行っています。

少なくとも5~6回はグラデーションをつけています。

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パネルの境界線や角の部分に、エアブラシでプシュッ。

ほとんど白に近い色です。

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マスキングテープを貼ったり剥がしたりながら、それと同時並行でプシュッと。

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様子を見ながら行っていますが、なかなかこの塗装法は楽しいです。

新しい技法を試す時は楽しいですね。

「あ、出来るじゃん」みたいな感じで。


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【プラモ】BMP-3塗装-1

2011-11-20 16:15:01 | 歩兵戦闘車、装甲車の模型製作過程

BMP-3ERAの塗装を開始しました。

(素人に)良く聞かれるのは、塗装の順番です。

AFV(アーマード・ファイティング・ビークル)の場合、全部組み立ててから塗装を行うのが一般的です。おおざっぱに全体の塗装をし、後で装備品等の細かいモノを筆塗りする、という感じです。

仕上げではパステル等、塗料以外のものも使いますし、艶消しで塗った後、ウエスでこすって半艶にする、なんて事もあります。

と、まぁこんな基本的な説明から入るのも、プラモデル関係以外の人も、検索でこのブログに多く入ってくるから。

最近は「屋根瓦修理」や「エクシーガ」関連でこちらのブログに入るケースが多いので、そういった方々にもプラモの面白さを判っていただければいいなと思います。

さてさてその塗装ですが、まずはサーフェーサーから。

サフ吹きのメインの目的は、私の場合ですと①フェンダー等、薄いパーツの遮光性を確保する、②ペーパーがけ、パテ埋めによる傷を埋め、色のノリを均一にする、③パーティングラインの消し忘れ等のチェック、などとなります。

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↑この写真でも判るように、吹き付け塗装では奥まった所までカバー出来ません。

と、言う事は、ここには恐らくエアブラシでも色が入らないだろう、という事が自ずと推測出来ますね。

今回は迷彩塗装ではなく、グリーン単色仕上げを行います。

よって、エアブラシによる塗装に入る前に、こういった箇所をあらかじめ筆塗りしておいて、基本塗装での塗り残しが無いようにします。

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基本塗装を終えたところ。見たところ塗り残しは無いようです。

この基本塗装は車輛の「日陰」になる色と思って下さい。

ガサつかないよう、塗料には必ずクリアーを添加します。

ここからだんだん明るめの色を乗せていきます。

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当たり前ですが、塗装の際は換気扇をまわし、有機溶剤に対応した防毒マスクを装着し、寒いからと言ってストーブをつけたりはしません。

ここから徐々に明度を上げていきます。

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車輛の下の方は暗く、上の方は明るくしていきます。

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全体のバランスを見ながら、ここから更に明度を上げます。

ウォッシングした後に、どういう色合いになるかまで計算して行います。

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この一連のグラデーションを付ける塗装法は、「カラーモジュレーション」なる、最近流行りの技法です。私もミーハーですね(笑)。

ただ、こういう塗装、つまり日の当たる所は明るく、影の方は暗く、という技法自体は、ベテランなら判っていて昔から行っていたのですが、最近はそれが流行りみたいです。

ま、模型は実物の1/35なので、メリハリを付けないと立体的に見えないんですね。

面ごとに明度を変え、目の錯覚を利用するわけです。

塗装の最中、サスペンション1本が、ポキッと折れました(泣)。


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【空手】深まる秋に【ボクシング】

2011-11-15 20:44:51 | ソリッドな武道空手の話

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↑尊敬する富樫先生。

空手をやっていて常に疑問を感じていたのは、基本の稽古である。

一般的に、というか殆ど「空手」と名のつくものは沖縄(手、あるいは唐手)を起源としており、その基本では突きを放つ前の準備動作として、拳を脇腹、あるいは腰の横に置く。

これは中国拳法の影響からそうなったと推測されるが、こういった脇に置いた拳を捻りつつ前方に突く、という動作が、実戦において本当に行われていたのか定かではない。

拳法の本家の中国、あるいは台湾で近代になってから行われるようになった「擂台」~つまり空手でいうところの自由組手試合~においても、こういった突き技を見る事は出来ないし、この基本を守る極真カラテ等の直接打撃制の試合においても、垣間見る事すら無い。

要するに疑問の核心とは、修羅場にあって「使えない」突きを、何故に基本技として学ばねばならないのか、というものであった。

一時一世を風靡し、「キックの帝王」と言われたロブ・カーマンは、空手道大道塾出身で、当時独立したばかりの西良典氏との試合後、「キックが空手になる事は無い」というコメントを残した。

しかし、キックボクシングになる空手は多かった。

何故そうなったか。キックは倒し合いで「使える」からである。

一般にスポーツ、武道というものの基本は、応用に直結する「判り易さ」があるのだが、野球やテニス、剣道の素振り、ボクシングのシャドー・・・

「空手突き」が、いや、空手の基本そのものが役に立つものなのか、常に頭にあった。

ただ、今思い返すと、それは私自身が空手というものの本質を良く理解していなかったからだと思う。それに気付くまで、実に長い時間がかかった。

Pic_0019

空手では基本を左右均等に行う。これは言うまでも無く左右の技どちらでも使いこなすためであり、そのための筋力を養うためである。

また、受け技のほんの一部を除き、殆どの手技の基本は、拳を握って行う。

このため、突くための握りと、肘から手首までの「小手」の部分の筋肉が強化される。

稽古の間は、ほとんどの時間は拳を握った状態であるから、小手の筋肉は鉄のように堅く締まり、相手の攻撃をまさしく「受ける」ための基礎が出来上る。

08b13e79

また、そういった基本を「大振り」で行う事で、「小振り」な基本では身に付かない、いわゆるヒットマッスルを作る事が可能になる。

本来この大振りな技は、実戦に即して動きをコンパクトにし、養われた握りと筋力を応用として使わなければならない。

ただ私の場合、ボクシングのスパーの際、この基本の応用がうまくゆかず、空回りする事が多い。

今回の出撃でのスパーもそうだった。

Pic_0018

また、カウンターを取れそうなシチュエーションでも、相手を見てしまって呼吸が少し遅れてしまう。

他律動作(たりつどうさ)の錆つきはいかんともしがたい。

頭の中では、「ああしよう、こうしよう」と思いめぐらし、「縦拳を使おう」「裏拳を使おう」、などと考えているのだが・・・

何故かとっさに出るのは、ジークンドーのトラッピングやバックハンドブローだったりして。

Pic_0020

相変わらずのヘルニアも時折つらい事もあり、腰をいたわろうとは思うのだが、いざ始まるとそんな考えはどこかへ行ってしまう。

バチバチ殴られる恐怖も感じず、ある種「バカ」な状態になる。

いや、実のところ恐怖が「バカ」にさせると言った方が正しいか。

こうして齢41の身で殴り合いが出来るのも、空手で培った基本がやはり役に立っているのだ。

酒、パチンコ、人それぞれ若い頃に何か夢中になって取り組んだものがあっただろう。

私は空手に打ち込んだ。強くなったと感じた事はなく、世の中他の楽しみもあっただろうが、楽しむ事は堕落だと思い込んでいた若き日の自分を、遠い目で見る私がいる。


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【プラモデル】BMP-3 ERA組み立て

2011-11-09 19:53:05 | 歩兵戦闘車、装甲車の模型製作過程

う~ん、最近、頭の中が煮詰まってます・・・

ひとりふさぎ込む時間も多く・・・

何だかねぇ、色んな意味でやってらんねぇな、みたいな感じです。

・・・・秋だからなのでしょうか。

夜が明けてほしくない事しきり。

外国に行きたいなぁ・・・3年位。

と、こんな感じの個人のくだらん戯言を書き綴るってのがブログってもんなんでしょう。

さぁ、酒が飲めない私は向精神薬をたっぷり飲んで、いい気持になる事にしよう・・・

BMP-3の制作ですが、こつこつ続けてまして、なんとかカタチになってきました。

Bmp3_2_001

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

砲塔には、成形炸薬弾の瞬発信管を早期爆発へ導くためのゴム板(のパーツ)がぶら下がっています。

車体側面はERA装着前のため、BMP一族特有のサイドスカートが見えています。

後のウォッシングで溶剤分の含浸によるパーツの崩壊を防止するため、サスペンション付け根部分にはしっかりと瞬着を流し込んでおきます。

Bmp3_2_003

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

両サイドに付くERAボックスですが、一部ヒケがあるので溶きパテを数回塗布し、平滑にします。

Bmp3_2_004

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

履帯はロコ方式で。

Bmp3_2_005

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイドのERAボックスを付けてみました。

なお、砲身や車体の上下は塗装の便を図るため接着しておりません。

ま、ごっつくなってきましたわな。

Bmp3_2_007

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はこのスリット状の装甲の塗装にてこずりそうです。

Bmp3_2_008_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだかゴチャゴチャしてますから、塗り残しが無いように注意しなくてはなりません。

このトランペッターというメーカーのキットですが、魅力的なアイテム(ニッチなんでしょうけど)が多いのは判るんですが、クオリティは20年くらい前の国産品と同等かそれ以下ですね。

最終的に塗装で良い作品にしましょう。


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