ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

ドラゴン:パンターDの製作②

2009-02-26 23:12:33 | WWⅡ 戦車模型 制作過程

大体の基本型は出来たものの、装備品やら溶接跡の再現などで足踏み状態。当然ながら細かいパーツにもパーティングラインがあるので、それをひとつひとつ丁寧に処理していくという、まぁ、そういう基本的な事に時間をかけてます。というか、知らない間に何時間も過ぎている、という(笑)。見えなくなる部分は徹底的に手抜きをしますが。

2_017 省略されている各部の溶接跡をプラペーパーで再現。車体の上下は結構大きな隙間が出来るので、パテ埋めしています。

2_011 溶接の再現にプラペーパーを何㎝何㎜使うかあらかじめ定規で測っておくと、プラペーパーの無駄遣いをせずに済みます。

2_019 この溶接跡の再現の有無で、後から結構、精密感が変わってきます。細かい部分ですが、看過出来ない工程です。

2_018 目立つ防盾基部は特に、再現しておかないと「プラモデル感」が全開になります。スモークディスチャージャー基部も同様に。

2_012 装備品を付けていきますが、エッチングの使用は最小限にします。様々な理由で後からポロリ、という場合が多いからです。目立つようなトコだけで充分です。

2_013 立体感に乏しいのもエッチングの欠点です。付属のモノを全部使う、といより適材適所で。

2_026 砲身はアルミの挽き物ですが、このまま塗装するとサフでも剥がれますので、スコッチブライトで「アシ付け」を行い、表面に傷を付ける事で塗料の喰い付きを良くします。

2_027 「アシ付け」が済んだ状態。ちょっとしつこい位やらないとダメです。金属の大物パーツでは必須作業です。

2_024 一番外側の転輪を仮付けした状態。


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やっとスノボに行って来た

2009-02-23 23:07:00 | 前の愛車:BE5レガシィB4 RS TypeB

まぁ、昨年度末からの世界的な不況や、それに伴う賃金カットで家族を遊びに連れて行くこともなかなか出来なかったこの冬の状況で、いきなり親父が倒れたりして、ますます遊んでられない状況にありました。会社→病院→自宅のワンパターンが続いていましたが、親父も退院し、やっと子供達念願のスキー場へ行くことになりました。

しかし、嫁/娘・私/息子のスケジュールが合わず(笑)、昼間行けないという・・・・じゃあ、ナイターが出来るスキー場、という事で、猪苗代リゾートへ行くことに。

001 まずは、センターアームレストスルーにし、板を積み込む用意をします。

002 こんな感じです。私だけスノーボード。

003 スキーキャリアいらずです。キャリアは取り外しが面倒で、重量物で、高い買い物で、乗り替えたら取り付けられませんから、この機構には重宝してます。

004 着いた時には17:00頃になってしまいましたが、子供達は元気。私は寒くてガクブル。

013 リフトから。ガラガラで貸し切りに近い状態でしたが、滑走面がアイスバーンになっており、コンディションはあまり良くありませんでした。

025 子供達も雪遊びを堪能したようです。

029 しかしコイツは、雪国でホント頼りになる相棒です。凍結路面でもグイグイ登っていきます。スバルAWDは最高だね!

031 特筆すべきはABSの利き具合。まったくもって絶妙な効きなのである。雪道で鍛えられたスバル車の安定性はバツグンなのだ。

033 帰宅したのは23:00でした。今シーズンもう一回は行きたい。また頼むよ、レガシィ君。


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ドラゴン:パンターDの製作①

2009-02-23 21:49:29 | WWⅡ 戦車模型 制作過程

あれこれ思い悩んだ挙句のパンターD。製作は思いのほか早いペースで進行中。というか、早く作れるところから組んでるからか。インストの順番なんか関係なく作るのがいつものパターンですからねぇ。

2_002 D型の特徴であるゴミ箱型キューポラは、段々積みで組み立てるパーツになっており、分割線が出来るのでパテ埋めする必要あり。

2_004 ドイツ戦車の鬼門、千鳥型転輪と連結キャタピラを組みあげていきます。今回は、後の塗装工程を考えて、「ロコ方式」で足回りの製作を進めていきます。まず、転輪をシャーシーに仮固定。

2_005_2 キット標準のマジックトラック。パーツ切り出しの手間が無いのは、時間的・精神的な負担を軽減するのに本当に助かります。

2_006_2

このように4つずつ組みあげ、そのワンセットをまた繋げていく、という方法で一気に行います。

2_007 キャタピラは前後の向きを間違えずに取り付けます。特にD型は滑り止めパターンが無く、注意が必要。この前後向きの取り違えは、Ⅲ号・Ⅳ号系の作例でたまに見ますね。気を付けたいポイントです。

2_008 たるみの微調整を行い、キャタピラと転輪が接触する部分に接着剤を流し込み、放置。起動輪・誘導輪も同様。インストには片側81個との指示がありますが、嘘。85個位じゃないと繋がりません。

2_009 左側も同じ要領で進めます。一番外側の転輪だけ外しておきます。しかしこの後、驚愕の事実が判明。

2_010 なんと数コマ足りないのである(オイ!)。右側で使い過ぎたという事は無い。81個じゃ足りなかったんだから・・・

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2_011 仕方なく、2コマ予備用のものを転用。フル装備にしたかったのに、イタイなぁ・・私のキットはもしかして不良品(個数不足)だったのかもしれませんが、勘弁してくれよ・・・

2_013 キャタピラと転輪の接着が済んだら、このように取り外しが出来るので、後行程の塗装時に楽なはず。

2_012 ただし、接着後は必ずパーツ同志の間隔が収縮しますので、位置決めを確実にするために、一晩は車体側に仮付けし、乾燥させておきましょう。

パンターのキャタピラは起動輪からの垂れ下がる美しいカーブが大事なので、キャタピラの浮きが生じないよう、センターガイドの上下は必ず接着しておきましょう。

よく作例であるでしょう、キャタピラがピンと張ったパンターが。あれは接着の収縮を計算しないで作ったからなんです。

追伸:キャタピラのコマ数が少ない件ですが、良く見るとインストには起動輪付近の8コマを予備用(としか考えられないパーツQ)のパーツを使うよう指示が。しかし、それを使うと今度は車体後部側面に付ける予備キャタピラがゼロになります。う~ん・・・やっぱりおかしい。

幸い、グンパンの余りモノがあるから流用出来るものの、設計者、何考えてんの?


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満を持して投入されたクルスクの新兵器

2009-02-20 00:51:02 | WWⅡ 戦車模型 制作過程

このブログをご覧になっているモデラーの皆さん、模型関連の更新が滞っているので半ばクルマのブログになりつつありましたが、私生活のゴタゴタも一応落ち着いて、模型制作を再開しています。

実はヤークトティーガーを完成させたあと、まぁ、いつもそうなのですが、戦車模型はかなりエネルギーを消耗するんですね。作る前に資料の下調べから始まって、その後はいつ終わるとも知れぬ細かいパーツとの格闘、色の調色、組みあげの段取り、迷彩パターンの決定や所属部隊の選定、果てしなきチッピングとウェザリング・・・・おなかいっぱいになって、「しばらく休ませろや」みたいな感じになってしまうんです。タミヤのキットなら製作は楽なんでしょうが。

しかも次に何作るのか、悩んで仕方ない。出戻り以前に作りたいキットはほとんど作りましたから・・・次回何を作るかは、その戦車に対する思い入れが大きなモチベーションになるんですが、とにかくⅣ号戦車系統はとりあえず苦手意識があります。まず、「軍馬」などと言われ、マニアには通好みの戦車と位置付けられていますが、私自身の印象では、「改良を重ねているが、本質的には弱い」「表面にゴチャゴチャ装備品が付いており、塗装が面倒」「バリエーションが多すぎ、考証が面倒」など、一時Ⅳ号のD型あたりを作ろうかとも思いましたが、それはまた次回に考える事にします。

そんなわけで、「たまには楽に作れるタミヤのキットがイイナ・・・」などと考えていたのですが、今回ちょっと欲しいのがありませんでした。タミヤのキットも、価格がえらい高くなりましたねぇ。舶来モノより高いんじゃないですか?短砲身のⅢ突でも良かったんですが、誰か買いやがって無かった(笑)。

で、何を作るかというと、1943年のドイツ軍の夏季攻勢に投入された新兵器、「パンターD」です。押し入れで眠ってたドラゴンの「プレミアムエディション」。

Panzer20mk520panther20ausf20d2 以前イタレリのD型を作った事があるのですが、ドラゴンのD型はとても期待していたものの、製作に移れずにいましたが、今回F型と迷った末、原点回帰というか、東部・西部両戦線で活躍し、各地で戦車兵の高い評価を受けた、パンターを作る事にしました。

「プレミアム」と言う割にこのキットは思いのほか作りがザツ(というか金型の痛み?)で、結構バリ・ヒケが多く、タミヤのようにはいきませんが、デティールアップパーツもてんこもりですし、非常にお買い得感が高いキットです。作りずらいのはドラゴンの常ですし、その方が「デキの悪さを腕でねじふせる」楽しみ(笑)もありますしね。

パンターは特に防盾の表情に独特の無表情さというか、無慈悲感を感じるのは私だけでしょうか?それがドイツ工業製品の一つの特徴というか、マシンとしての愛嬌の無さにつながり、特に英米戦車軍にとっては、ある意味ティーガー同様の恐怖を与えたと思います。

「殺すぞ!」という表情ではなく、「ん~」とか言いながら無表情で襲ってくる感じ(笑)。

デビュー戦となったクルスク、いわゆる「ツィダデレ作戦」の発動が、この新型戦車の完成まで実行に移せなかったのは有名なエピソードです。まぁ、ヒトラーの気持ちもなんとなく判る気もします。ティーガーがあると言ってもメインはⅢ号、Ⅳ号だったんだし。しかし新兵器に付きもののマイナートラブルに悩まされ、戦闘以外の故障で多くの車輛が失われたのは皆さんご承知のとおり。

Panzer221206 そんなこんなで、製作に入りました。「あ~、また千鳥転輪か・・・」という萎え要素はありますが、長砲身75㎜砲の美しさは絶品。あとはどうやって自分の作風をうまく出すか、ですね。特に塗装。ゲルプ単色か迷彩にするか・・・

とにかく、割とあっさりした出来のドラゴンのD型、うまく料理して成仏させるつもりで頑張りますので、皆さん、まめにワッチしてくださいね。ある程度進んできたら、徐々に写真もUPしていきます。

003 現在とりあえず、装甲の荒れから取り掛かってます。サラサラタイプの接着剤で溶かして表現する技法より、パテの方が速乾性があり、作業性が良いです。

004_2 鋳造、圧延鋼板と、表現に違いを持たせつつ。前面装甲やターレットの方が面積が広いので、より荒れを強調します。そうする事により、全体的に荒れているような印象を持つように錯覚させるのです。

005 やはり有機溶剤の匂いは良いものだ・・・


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いきなり!スバルサンバー

2009-02-16 10:46:23 | スバル車(新旧問わず)

このページも、たいした事は書いてないんですが、アクセス数が多いです。サンバーというクルマは、世界でも稀なリアエンジンの持ち主。私の通っていた小学校の近くの駄菓子屋のマイカーがサンバーで、そこで初めて「サンバー」という単語を覚えました。それと、大人になってから判ったんですが、幼少の頃住んでいた団地で物置代わりに使っていたのが廃車になったサンバーでした。なんか、トヨタとの提携に関連した車種整理でサンバーが無くなるらしいですが、はぁ?フザケンナ!と思いますねぇ。サンバーみたいにメカの拘りがある軽って無いでしょ?間違いなく隠れた名車でしょう?残念ですな。それはさておき先般、会社の旅行で栃木方面に行きました。とある観光地の駐車場にあった、物置代わりのバン。それはサンバーでした。整備すればまだ走れそうでしたね。

008_2 サンバーにはあまり詳しくないのですが、スバルマークが以前のタイプなので、80年代半ば以前の年式だと思います。ナンバーはありません。

 

 

 

 

 

 

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観光地の駐車場にこのような状態で物置になってます。

 

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「サンバートライ」となっているので、今のディアスみたいなものでバンじゃないのかな?

 

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降雪地だからでしょう、4WDです。

 

003_3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレードの拡大。年式特定の手がかりになるでしょう。


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