ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

【再度】新しい相棒【スバリストへ】

2022-12-25 18:11:39 | VM4-D レヴォーグ 1.6STI Sport

 

このブログをずっと御覧になっている方はお分かりかと思いますが、私はスバルエクシーガGT、スズキKeiの2台持ちでした。

当初エクシーガを買った時は、それまでの3代目レガシィB4(RS TipeB)からの流れで買い替えたもので、セダン派であった自分が7人乗りのオデッセイの様なクルマに乗るとは考えていませんでした。

B4の次に買おうとしていたのは本当は4代目レガシィのワゴンだったのです。

しかしレガシィはスバルのフラッグシップであり、また人気もあった事から予算的に無理だな... という感じでした。

が、色々調べるうちに4代目レガシィから数年遅れで発売されたエクシーガの方が安い、という事が分かりました。

その頃は子供も二人とも小学生と中学生で、部活などの遠征で多人数を乗せる機会が増えるかもしれない、という時期でした。

また、三列目を倒せばワゴンとしても使える事から、段々と「これはいいな」という風に考えが変わっていき、全くノーマークだったエクシーガを買った、という経緯がありました。

この辺の事は2010年頃の記事に書いてあるのですが(翌年の3月は東日本大震災になります)、その後、自分でも全く予想外だった栃木県への「長期出張という名の転勤」という事態に見舞われ、計画よりも走行距離が延びてしまいました。

 

地元への帰任後、たまに妻のワゴンRを借りて運転する機会があったのですが、エクシーガに比べてまぁ、小回りが利いて運転のし易い事に改めて驚きました(笑)。当たり前なんですけどね。

エクシーガは大きい車だったので、取り回しは気を遣いました。

それで結局、その日常使いの良さと燃費の良さ、そしてエクシーガの走行距離をこれ以上延ばさない様に、という目的で、「通勤用の軽自動車を30万円前後で買って、エクシーガは動体保管する」という流れになります。

今考えるとアホなんですが、短期間の間に初代ラパン、2代目ミラジーノ、Keiと三台の軽自動車を乗りました。

こういう事が出来るようになったのも、年齢を重ねて収入も貯金額も上がり、自由に動かせるお金が増えた事もあります。

しかし子供二人が大学入学で家を去り、またその間に父が亡くなるなどしたため、エクシーガに家族を乗せて何処かに出掛ける、という機会が無くなってしまいました。

 

そして嫁のワゴンRのメンテなどで訪れた際に見た2代目のハスラー。

「これで充分だ。エクシーガは売ってマイカーを一本化しよう」となって今に至っています。

 

まず最初に言っておくと、今回またしても車を買う事になったのですが、ハスラーは本当に気に入って毎日のアシとして使っています。

これは今まで通り、ワークホースとして頑張ってもらいます。

ハスラーの記事ではドレスアップの事ばかりしか書いていないと思うのですが、実はハスラーの走りの先進技術には驚いています。

まずハスラーの安全装備ですが、全方位カメラ、後方誤発進防止装置、レーンキープアシスト、ACCなど、スバルのアイサイトに出来る事は何でも出来ます。

特に長距離を走る場合、一定の速度にセットして勝手に走ってくれる「クルーズコントロール」というものは昔からある車の装備なのですが、それを更に進化させた「前車追従機能(ACC)」が優れており、高速道路などでは軽自動車あたりでは燃費の良い70~80kmの速度帯にセットし、ACCをONにすると、前の車がスピードを落とすと自動でこちらのスピードが下がり、上がれば勝手に上がるという機能のお蔭で、高速道路運転中はアクセルを全く踏まずに運転が可能で、車線逸脱防止装置(レーンキープアシスト)により、ふらつき運転をすると警告音を鳴らして注意喚起します。

また、夜間にバックで車道に出る場合、左右後方の車のヘッドライトの光を探知して、モニターで警告する機能もついており、ハスラーの安全機能は完璧と言えるものです。

更に、スズキの新しいシャシー「ハーテクト」は軽量・頑丈で、ドアを閉めて乗り込む時は「金庫の扉を閉める」様なガッチリした感覚があります。

この感覚はB4でしか感じられなかったもので、「小さい箱は大きい箱よりも頑丈である」という事を感じ取る事が出来ます(エクシーガにはこの感じがありませんでした)。

また、あえて軽快なFFを選択し、ターボエンジンなのでパワー不足は全く感じません。

むしろ、この車は「ゆっくり、のんびり安全運転をしよう」と思わせる車で、飛ばさなくなりました(笑)

メーターナセル内にエコ運転を促すLED照明があり、エコ運転だと緑・否エコ運転だと青に光るギミックがあって、ついアクセルを踏み込んで青点灯になると、「おっとっと」と言う感じでアクセルを戻し、緑点灯になる様にする運転をしています。

マイルドハイブリッドなので、タービンが回る必要なく坂道をグイグイ上がっていきます。

その他、最低地上高が高いので擦る心配が無く、どんな段差があっても大丈夫。これにはひじょうに助かっています。

我が家の敷地も一段上がっていますし、かかりつけの病院の駐車場なども段差が凄いのですが、この地上高によってストレスフリーです。

 

なのですが...

 

「お前が本当に乗りたい車には、《刺激》が必要なんじゃなかったのか」

という悪魔のささやきが聴こえる様になってきたんです(笑)

すると、毎日帰宅後は中古車サイトを見るのがルーティーンに...

 

購入に至るまでの苦悩は長くなるので、また次回にしますが、結論から言えば新しく購入した車は

 

「スバル レヴォーグ Stiスポーツ」(アプライドモデル「D」)

 

です。

とりあえず、実車を見に行って契約した時の写真しかありませんので、いくつか載せておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

安心のスバル中古車です。

ひじょうに珍しい2017年式のD型で、走行距離はたったの8,850km。

未だ販売価格が付く前のUPホヤホヤの車でした。

「これは早い者勝ちだ!」

見付けたのは明け方。そのまま遠路実車を見に行き購入契約しました。

ダメージがあるのはリップスポイラーだけで、これは要交換ですね。

既に車庫証明その他の必要書類、スタッドレスタイヤ付きアルミホイールを先方に送っており、フロアマットも購入済みで、あとは納車を待つのみです。

陸送ではなく、バス・電車を乗り継いで引き取りに行く予定です。

納車はスバルの都合次第、年明け1月の中旬になりそうです。

 

まぁこれはある意味、レガシィツーリングワゴンを買えなかったリベンジみたいな面がありますが、まさかオーナーになるとは考えもしませんでした。人生、何が有るか分かりませんね。

 

今の自分に必要なのは刺激。トキメキ。新しい世界です。

(了)


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【またしても】人生に張りと艶を【マイカー二台持ち】

2022-12-19 17:50:35 | VM4-D レヴォーグ 1.6STI Sport

遠い記憶の彼方から、あの日あの場所で聞いた今でも甦る私への言葉。

 

「貴方はどうしてそんなに生き急ぐの?」

 

私自身は気付く事がありませんでしたが、私の言動、行動、思考にはそう見えた一面があった様です。

「あった」という過去形ではなく、今でもそうなのでしょう。

そうした一種の焦燥感は、三十代に入った頃には既にあった様な気がします。

やりたい事、やらなくてはならない事、でも明日は何かの事故で死ぬかもしれない。

 

人は日々様々な事に対し悩み、葛藤し、困難を打破しようとします。

手にしたいもの、守りたいもの、大切にしたいもの...

しかし何かの拍子で、それらのものは掌のにのせた砂の様に指の隙間からこぼれ落ちてしまうかもしれない。

毎日全力で生きてる訳じゃない。

だがいつか死ぬ。

死なないまでも老いは確実に自分自身を蝕んでいく。

 

あれこれ考えるのが人間です。しかし考えるだけでは物事は動きません。

ラブレターを書いても、ポストに投函しなければラブレターを書いていない事となんら変わりない。

大事なのは行動力。

行動力があれば勝手に「引きの強さ」や「縁」、運命で繋がっていたものと邂逅出来ると経験から確信しています。

 

この度、ハスラーの他にもう一台クルマを買う事を決断しました。

棺桶に片足を突っ込んでから出来る事は全部後回し。

これは、残り少ない人生をいくばくかでも愉しくさせる、自分の人生への投資です。

かなり長期間悩みました。

ハスラーの他に更に増車するというのは、以前の2台持ちの状態に戻る事です。

2台持ちは不経済だから、軽自動車で充分だから、それがハスラー一本に絞った大義名分でした。

しかし人間はタテマエと本音の深い部分では違っているものだと痛感しました。

 

沢山の想い出が詰まったエクシーガを手放したのは間違っていたのかもしれません。

取り回しが悪い。燃費が悪い。それはそうでした。

しかしそれらを上回った「相棒」としての心強さ、優しさ、頼り甲斐、何より刺激がありました。

 

今の生活に全く張り合いが無いのは何故なのか?

刺激が無いからだ。

そういう結論に至りました。

 

この先数十年に渡って共に過ごす刺激的なサムシングが必要だ、と考えた時に、それは私にとってはクルマでした。

 

目に視えない縁で繋がっていたクルマとの邂逅が、私を導いてくれる羅針儀と信じて。

コイツとの出逢いはめぐり逢いです。

自分の直感を信じて私は行動しました。

 

既に契約を済ませましたが、私のもとに来るのは1月となります。

今回はコックピットのみをチラ見せ。

こいつは私に確実な刺激を与えてくれるだろう。

 


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