(↑ 2010年12月、納車翌日のお台場にて)
エクシーガの記事に関しては久しぶりですね。
私のエクシーガ(A型の最も初期のタイプ)は2008年式の中古で、前オーナーは最初の車検を受ける事無く手放した様です。
購入したのは2010年の12月で、その頃は3代目プリウスがバカ売れしている最中、エコカー減税などもあり、燃費の悪さからオーナーが手放したのか?どうかは分かりませんが、私が二人目のオーナーとなりました。
このブログをお読みになっている方は覚えていらっしゃると思いますが、以前はBE5のB4:RS typeB(NAのRSに、ビルシュタインサスペンションや特別装備が装着されたもの)を愛車にしておりましたが、これは北海道から引っ張ってきた車で、足回りの錆やヘタリ、排気系統のパーツの寿命が重なり、その修理代が大きかった事から乗り換えになった次第です。
次に乗るのはレガシィのワゴンを...と漠然と考えておりましたが、古いレガシィよりも、新しいエクシーガの方が中古車市場では安いという事が判明。
私は当時流行っていた、「オデッセイ」あるいは、それの後追い車というのは嫌いだったのですが、ワゴンとしても使える上に、これから成長していく子供の部活の送迎で多人数を乗せる機会や、ジジババも連れての行楽も出来る「7人乗り」というモノに惹かれ、全くノーマークだったこのスバルが出した「オデッセイっぽい車」、エクシーガに乗る事になりました。
当初、パールホワイトで探していたのですが人気色らしくて価格が高く、価格で選んだらこの「サファイアブルー・パール」になった次第です。皆、WRブルーと勘違いしてくれますので今ではこの色が気に入っています(笑)
さて、それから10年が経ちます。
購入した直後に東日本大震災が起こり、その後は家族でのスキー場通いには活躍しましたが、真価を発揮するであろう家族旅行などはこの車では1回しか行かず、間もなくして私が栃木に単身赴任になるなど、このデカい車をほぼほぼ独りで疾る事が殆どでした。
子供達がもう大きくなっていた事もあり、部活や塾などで旅行に行けなかった、という事情もありました。
(但し、赴任先への引っ越しや呑み会の送迎では大活躍しました)
3列目などは、正月に家族とジジババを連れての初詣で年に一回使う位で、最近は父親が亡くなった事もあり、7人乗りの車なんてもういらないんじゃないか、と考える事が多くなりました。
狭い駐車場に停める時などには、大きな図体が無駄に感じられる事が多くなり、乗る機会が激減しました。
通勤や日常の買い物ではミラジーノが重用され、要するに、エクシーガに愛情を失くしつつあったのです。
しかし、ミラジーノやラパンを買ったのは、そもそも単身赴任で想定外のペースで伸びてしまったエクシーガの走行距離にストップをかけるため。
そして、この様なボディカバーを被せて外装の劣化も防ぎ、動体保存していました。
エクシーガをどうするのか...
正直、乗り換えを考えて悩みました。
候補に挙がっていたのはゴルフ6、BMW3シリーズ、アウディA4など。
しかし、欧州の車はどー考えても日本の気候に耐えられる耐久性と信頼性がありません。
そして、改めてエクシーガの良い点を思い出してみました。
・スバルのAT車で最高峰の四駆システムである「VTD-AWD」である
・3.3リッター車並みのトルクを発生するターボのハイパワー
・希少性が高く、同乗者の評判も案外よろしい
・積載性、安全性が高い
・2000ccである事
・全天候性で道を選ばない
・高速道路、長距離走行で疲れない(スタビリティが高い)
・4代目レガシィのDNAを受け継ぐDピラー
・想い出の詰まった車である
・何よりも、縦置きボクサーの「スバル」である事
これらを総合的に勘案し、エクシーガに乗り続ける事に決めました。
今までで一番長く乗った車であるからこそ飽きたところもあるけど、手放せない愛着も残っている、そんな10年目の想いにふんぎりがつきました。
しかし、そのために早急に直したいところがありました。
ボンネットエアスクープ(通称「ポスト」)の塗装劣化です。
このパーツはプラで、鉄板への焼付塗装ではないのでこういう劣化はいずれは起こるのですが、これをこのままにしておくのは看過できません。
しかし、ただこれを塗装し直すのはツマラナイ。
そこで一念発起して、以前から気になっていた、あるパーツをこの部分に取り付ける事にしました。
サイバーR社の「ビックバルジ」です。
購入先はココ↓
https://item.rakuten.co.jp/autostyle/cyr64411552a01/?gclid=CjwKCAiApOvwBRBUEiwAcZGdGKCOZK88WVwp6z1qeTROyoSuLDpg7EfwrvUJK8zTkinNnuHYR_TLlBoCqM8QAvD_BwE&scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868
で、届きました。
本来は受注生産らしいのですが、ストックがあるらしく注文したら直ぐ届きました。
こういうデカい箱に入っています。
「みんカラ」などでは、このビッグバルジについての記事が多いのですが、「みんカラ」の定石通り、取り付け後のレビューにもならないレビューが多く、どういったモノが送られてくるのか全く分からず参考になりません。
そこで、これからこのパーツを購入する人のために、とりあえず出来るだけ写真を撮りました。
開封すると、ビッグバルジ本体と、説明書と付属品(ボルトナット、ピン、両面テープ等)が入っています。
袋に大きく「エクシーガ」とマジックで書いてあり、他のスバル車と間違わない様な措置が取られています。
私が買ったのはカーボン等は使っていない、スタンダードな「FRP・未塗装品」です。
黒ゲルコート仕上げになっています。
成型の時に出来るであろう荒い部分は、出荷前に手作業でザックリとペーパーがけをしている様で、本体の数か所に見られます。
勿論このまま塗装に直ぐ移行出来る訳ではなく、塗装前の下地処理は必須となります。
ここまでがオモテ側です。
次は裏側です。
裏側はこのようにガラス繊維が剥き出しになっています。
しかし、両面テープを貼る部分は平滑に処理されています。
これはボンネットに固定するボルトの穴。
開口部付近。
オモテ面を、ドライバー側から見た状態。
さて結論から言うと、馴染みの板金屋に塗装・取り付けの予約はしたのですが、まだ順番の空きが出来ていないため取り付けしていません。
そこで、どんな感じになるのかとりあえずボンネットに乗せてみました。(乗せただけです)
...ムフフですな(笑)
迫力は数割増しになる事間違いなしですね。
ターボの2.0GTを選んで良かったと感じる瞬間です!
この、タダモノではない感じが所有欲を復活させてくれますね!
車に興味が無い人(大多数)にとっては無駄な買い物であり時代への逆行でしょうが、メッキで飾り立てるだけのオラオラ系ではないこの押し出しは好みですね。
車も気分もリフレッシュ出来そうで、完成した姿が待ち遠しいです。
このビッグバルジで心機一転出来そうです。
あとはもう、壊れるまでエクシーガを乗り続けます!