ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

【10年越し】鶴瓶 上岡パペポTV DVD化 完了

2024-02-27 23:28:19 | 鶴瓶上岡パペポTV

                           これを聴くとパペポ全盛期を思い出すなぁ!

いやぁホント...

こここまでの道のりは長かったですね。

このブログでは2013年1月に「これまでビデオ撮りしたパペポを、全部DVD化する」と宣言していましたが、なにせ長時間の編集が伴う上にビデオの本数が多いために、この計画は幾度も頓挫しました。

でも、とりあえず東芝のDBR-Z160(2TB)のデッキを買った際に、手元にあったパペポのビデオは全部レコーダーのハードディスクにダビングはしていたんです。

今は無くなっていますが、10年前頃にやはり私と同じ様に「パペポのDVD化計画」をやっているサイトがあって、それを参考にこの放送は何年・何月・何日という記録を付けて、DVD化へ向けての準備は出来ていました。

まず問題は、ビデオテープは年月とともに劣化します(通称、「ワカメになる」=伸びてしまう)。

そのため、再生用のビデオデッキがあっても、将来的にトラッキングが出来なくなったり、再生自体が出来なくなる可能性があるため、とりあえずHDDへのダビングを最優先としたのです。

 

【道のりは平坦ではなかった】

パペポのDVD化にあたっては、以下の作業が必要でした。

 

①全てのパペポのビデオテープが揃っており、漏れは無いか確認する

②ビデオデッキからHDDレコーダーへのダビング(1時間番組を3倍速で録画していたので、ビデオ1本でダビングに6時間かかる)

③ネットで情報を収集し、放映年月日を付けておく

④すべての放送分を編集する(放送開始~全てのCM開始・終了~放送終了をチャプター編集する)

⑤生DVDへダビングする

 

というもので、これは相当に大変な作業です。

当初私は、全てをブルーレイディスクにダビングする予定でしたが、どんなレコーダー・プレイヤー・車載デッキでも再生出来る様に、あえて「2層式 DVD-R DL」にダビングする事に途中から方針を転換しました。

はっきりした事は自分でもよく分かっていなかったのですが、ブルーレイにも「DRモード」と「AVCモード」という録画モードがあります。

当初私は、解像度を少し落として1枚に大量のデータを入れようとして、ブルーレイの「AVCモード」でダビングを行っていました。

しかし、将来的にこの「AVCモード」という録画モードが、他メーカー(東芝以外)のデッキに買い替えた際に再生出来るかどうか不透明でした。

更に、今更ながらこのダビング計画が急速に推進されたのも、この「AVCモード」で途中までHDDにダビングしていた、という事が挙げられます。

というのも、ブルーレイディスクは「DRモード」にしても「AVCモード」にしても、その情報量の多さからHDDの容量を喰うからです。

「AVCモード」でダビングしたパペポが溜まり過ぎて、デッキのHDD容量2TBがパンパンになり、もう本格的にダビングしなければならない状況に追い込まれたのです。

 

「2層式 DVD-R DL」にダビングするには、ブルーレイの録画モードである「AVCモード」から、アナログダビング用の「VRモード」に再変換する必要があります。

ちなみに、ビデオデッキからビデオをダビングする際は、レコーダー側は「VRモード」でしか受け付けません。

直接、ビデオをHDDレコーダーに繋いでダビングする時は、ブルーレイの録画モードである「AVCモード」ではダビング出来ないので、それをブルーレイ化するために、アナログの「VRモード」から容量の大きい「AVCモード」で更にHDD内ダビングをして、そのまま10年くらい放置していたのです。

従って、既に数枚「AVCモード」でブルーレイディスクにダビングしたものも含めて、全てのパペポを「2層式 DVD-R DL」にダビングするため、更に「VRモード」にHDD内再ダビングをする必要が生じました。

分かりにくいので時系列で説明すると

 

①パペポのビデオを「VRモード」でHDDレコーダーにダビングした

②ダビングしたデータを全てHDD内で「AVCモード」に変換ダビングした

③「AVCモード」でダビングしたデータで、ブルーレイディスクに4枚だけダビングした

④先々の事を考え、「2層式 DVD-R DL」にダビングする事にした

⑤「AVCモード」でダビングしたデータを全てまた「VRモード」でHDD内再変換ダビングをする事にした

⑥一連の作業でHDDがパンパンになってしまい、DVD化が促進される事に

 

 

「2層式 DVD-R DL」は、「1層式 DVD-R 」が標準モード(4.6)で約120分録画出来るのに対し、約3.5時間録画出来ます。

ビデオテープ1本に3倍速で6時間録画されていますので、約3.5時間ではVRの標準モードである「4.6」には入りきりません。

そこで、デッキに標準装備されているダビング機能の一つである、「ぴったりダビング」を使って6時間の放映分を「2層式 DVD-R DL」に詰め込む事にしました。

これは、6時間弱のデータを DVD-R DL一枚に詰め込むため、レコーダーが解像度を自動計算してダビングする機能です。

(これが後にやっかいの種になる)

(専用フォルダーにジャンル分けしています)

(ダビングしたデータ全てに放送年月日が付けられた状態で長年放置プレイだった)

 

【苦行~編集作業】

通常のダビングだと、「高速ダビング」「コピー管理高速ダビング」など、2時間映画が7~8分でダビング出来るのですが、「AVCモード」から「VRモード」へのダビングは、実時間がかかります。

6時間の放映分なら6時間かかります。

後半に、トータル何時間分をダビングしたかを公表したいと思いますが、これだけでも相当な手間です。

また、「VRモード」へのダビングが終わったら今度は「編集作業」です。これが辛い。

いわゆる「チャプター編集」ですね。データを「区切る」作業です。

(縦線はチャプター分割された部分)

番組が始まったら「ポチッ」、CMが始まったら「ポチッ」、CMが終わったら「ポチッ」、放映が終わったら「ポチッ」、をひたすら繰り返します。

1時間分でもこの作業が20回くらいはありますし、早送りして行き過ぎたら少し巻き戻してスロー再生、コマ送りまで使って、正確にチャプターを付けていきます。

これが一番キツイ。普通の人はまずやらないと思います。とんでもない根気を要します。

でも、パペポには荒んだ学生時代に自分を楽しませてくれた番組として、ここで手抜きをする訳にはいきません。

この作業を、全ての放映分に行いました。

 

【DVD-R DLの品質のばらつき・デッキとの相性に苦労】

さて、全ての「VRモード」への再ダビングとチャプター編集を終え、あとはディスクにダビングするだけとなりました。

ビデオの時代は、何かと操作が楽でした。

録画をしたけりゃテープを突っ込み、標準か3倍速かを選ぶ程度。

DVDへのダビングの際は、「初期化」という処理を行わないとディスクに書き込みが出来ません。

なので、まず生DVDをHDDレコーダーに入れると「初期化しますか?」という表示が出てくるので「はい」を押して初期化します。

しかしですね... どういう訳か、この初期化がどうも上手くいかないんですね。

初期化できない場合は「初期化出来ません」あるいは「初期化に失敗しました」あるいは「予期せぬエラーが発生しました」などの表示が出ます。

一旦初期化にとりかかった生DVDは、いわば「傷モノ」となり、書き込みが出来なくなります。

先述の様に、ダビングに使うメディアはDVD-R DLです。

どうもこのDVD-R DLの大容量や2層式というのがクセモノらしく、ネットのクチコミでも「初期化出来ないがどうすればいいか」という質問を多数散見しました。

ただ、「初期化出来ない」のではなくて、「初期化出来ない事が多い」という事です。

なので、試しに1層式のDVD-Rで初期化を試みると、すんなり初期化する。

よし、大丈夫だ、と思ってDVD-R DLを初期化すると「初期化に失敗しました」の連続。

DVD-Rは一枚数十円ですけど、DVD-R DLは一枚100円くらいするんですよ。

DVD-R DLの初期化成功率の頻度は、10枚の内の5枚。

5枚ですよ?20枚買ったら10枚ですよ?これには参りましたね。

初期化に失敗したものはもう使えないので、気に病まずドンドン「✖」マークを書き、捨てていきます。

PCで映画をダビングしたりする時は初期化に失敗しないんだけどなぁ、と思いつつ、初期化が成功した「DVD-R DL」に、ビデオテープ1本分に当たる約6時間弱を、「ぴったりダビング」でダビングしていきます。

「ぴったりダビング」というのは、レコーダー側が自動でビットレート(解像度)を調整し、DVD1枚にダビングする機能です。

ここでまた障害が発生します。

 

①ダビングが正常に開始されたのを見届けているのに、ダビングされていない

②ダビングが正常に行われたが、「予期せぬエラーが発生しました」という表示が出て、再生が出来ない

③したがって、どの機器でも見られるようにする「ファイナライズ」が出来ない

④もう書き込みがされたDVDなので、捨てるしかない

 

ここで更に、DVD-R DLを無駄にする事態が連発です。

出来るか出来ないか運任せの初期化に成功した後、3度ダビングに失敗して4度目にダビングが成功、という事もザラ。

あまりのトラブルの多さに辟易し、

「もしかして、今使っているDBR-Z160のDVDドライブも壊れてかけているのではないか?」

という疑念が湧き、バルディアに続いてDBR-Z160のDVDドライブの中古品(約20,000円...)を購入し、デッキの清掃も兼ねてドライブも交換。

これがダビングに使っている東芝DBR-Z160。2TBです。

 

まぁ、こうなるわな...

冷却ファンの音が大きく、寝ている時も耳障りな機種です。

 

埃がそれなりに溜まっていましたが、バルディアほどではありませんでした。

 

手前に見える黒い箱がDVDドライブです。

これを代替品と交換、デッキ内部をクリーニングしました。

 

結果ですが、交換する前はどちらかというと「初期化には成功して、ダビングは失敗する」というパターンが多かったのですが、交換後は「初期化の失敗が増え、ダビングには成功する」という、良いのか悪いのかハッキリしない状態。

ここまでやっても不具合が収まらない、という事は、元のDVDドライブも壊れていない可能性があり、原因は「DVD-R DLと本機種との相性にあるのではないか?」という疑惑が濃厚に。

先述しましたが、DVD-Rと比較してDVD-R DLは容量が大きいためか、二層式のためか、初期化が出来ないという声がネット上にも多数あります。

それを裏付ける様に、DVD-Rの初期化・ダビング・ファイナライズは、何の不具合も無くスムーズに行われます。

そして、生DVD-Rというのは、生産国やメーカーによって品質にかなりばらつきがあり、ダビングに失敗するという、ビデオ時代にはあり得ない事がよく起きます。

更に不具合の原因として、どうも「ぴったりダビング」が上手く機能していないのではないか?という疑いが濃くなりました。

「高速ダビング」などは全くダビングに失敗しないからです。

 

ダビングが上手くいかない原因は不幸にも3つ重なっていると考えられ、

 

①DVD-R DLの容量の大きさ

②DVD-R DLと本機種の相性

③「ぴったりダビング」が上手く機能していない可能性がある

 

と諦め、気を取り直して初期化に失敗しようが、ダビングに失敗しようが、ファイナライズに失敗しようが、問答無用でダビングを強行します。

そのためにヤフオクで安く買っておいた大量の生DVDです。

609枚は伊達じゃない!

 

 

【全てのダビングがやっと終了】

(↑ 一番最初に録画した回 鶴瓶が視聴者プレゼントの林檎パイを使って、上岡龍太郎に惑星の自転・公転を聞いているところ 1989.12.1 日本テレビ)

 

そんなこんなで時間もカネもつぎ込んだダビング作業ですが、苦節10年(正確に言うと11年)、やっと全てのダビングが終わりました!

 

ダビングしたDVD-R DLの枚数:37枚 ⇒1枚が6時間と考え、37×6=222時間 ⇒毎月4回放送と考えると、4×12で年間48本放送 ⇒222÷48で4.6年分の放映分をダビング

廃棄したDVD-R DLの枚数:32枚(やはり2枚に1枚の割合でダビングに失敗しています)

 

(観始めた頃のスポンサーはカメラのドイだった 今はあるのか?)

 

ダビングが終わって、総ダビング時間がザックリ216時間で、「4.6年分の放送を録画していたのか!」と自分でも驚きました。

次に、一番最初にパペポの録画を開始した年月日ですが、記録によると「1989.12/1」となっており、私が上京した年の暮れだという事が分かります。

実際は録画をし始める前から「面白い番組だな」と思って観ていたのですが、その後は毎週録画をし、地元に帰省した時の回のみ、録画出来ていません。

当時のビデオデッキは、「毎週録画」という機能が無かったからです。

(正月は恒例の新春スペシャル)

 

(新春SPには毎年横山ノックが登場、当時話題になった「マル禁(放送禁止用語)」を連発)

 

最期の録画となったのは「1993.9/10~1994年 不明 番組打ち切り」となっており、年月日は不明ですが1994年になる前に実際は録画を終えています。

録り始めたのが1989年、録り終えたのが1993年後半なので、総録画時間が4.5年という計算にも概ね合致しており、ほぼ毎週必ず録画していた、という事が伺われます。

 

(CM バブル期に流行った「ランバダ」という曲で踊る人~名前失念)

 

(当時のビデオデッキは高品質だが高かった)

 

(放映時、関東圏で流れていたCMも貴重な想い出)

 

何故、最期が「1993.9/10~1994 不明 放送打ち切り」となっているかというと、その頃に丁度Jリーグが始まり、日本でもプロサッカー熱が上がり始めた事が原因です。

(※実際は1994年を迎える前で、この表示は間違っています)

この頃私は既に地元にUターンしており、幸い地元のローカル局でもパペポを放送していたので録り続けていたのですが、突然、よりによって何の前触れも無く突然、私が何の興味もないサッカー番組が始まるとの事で、急遽打ち切りになってしまいました

 

(地元で最後の放送回 後に知人に「1994新春スペシャル」を録画してもらっているので、打ち切りは1993年10~11月と思われる)

 

(いきなりの放送打ち切り)

 

(そして何故か次週からこういう番組に... 俺の愉しみ、パペポを返せ!)

 

私の住んでいる地域でも、高台に住んでいる人は東京のTV電波が届き、日本テレビで引き続き放送を観られたはずですが、田舎で夜中に放映されているこの番組をどれだけの人が観ていたか定かではありません。

「パペポが観たい」と思っても観られない。

東京暮らしで唯一の楽しみだった番組だったという事もあり、残念で哀しかったですね。

その後、妻の知人に頼んで「1994新春スペシャル」と、パペポの後番組「Live in PAPEPO 鶴&龍」を一か月分(12回の放送分)だけ録画してもらいました。これは年代不明ですが、この番組が放送され始めたのは1998年7月以降なので、そのあたりの年代の放送分だと思われます。

(パペポが1998年3月に終わり、半年後30分番組として始まった「Live in PAPEPO 鶴&龍」はスタジオ収録ではなく、大学の講堂などで行われた)

 

後にIT革命があってネットが普及した事で、「鶴瓶 上岡パペポTV」の最終回は1998年3月であった事が分かりましたが、私が地元放送局の都合でパペポ打ち切りの憂き目を見た後も、4年間放送されていた事になります。

その間、阪神大震災や地下鉄サリン事件など深刻な社会不安もあって、その年代のパペポは是非観たかったですね。

その頃は私も社会人となり、毎日の仕事に追われていました。

 

【まとめ】

過去の記事を見ていただくと分かると思いますが、自分の部屋で使っているHDDレコーダー、東芝「DBR-Z160」は私が単身赴任を始めた直後、「パペポの完全デジタル化を図る」目的で2013年に購入したデッキです。

そのためにはビデオを再生するためのビデオデッキも必要でした(今は新品のビデオデッキは買えませんので、整備済みの中古ビデオデッキも購入)。

収録本数があまりにも多過ぎる上に、4.5年分のチャプター編集作業なんて出来る訳無いじゃないですか。

他にもやる事が沢山ある訳ですから。

でも本当に、今となっては昔録ったビデオを再生すると「クシャクシャ」という音と共に、テープが絡まってしまうのです。(テープの劣化)

ですから、パペポのデジタル化はなんとかギリギリ間に合った、という感じです。

幸い、パペポの録画に使っていた当時の「ナショナル・マックロード」はバブル期のビデオデッキだけにカネがかかっており、流通していたビデオテープ自体も良質だったため、他メーカーのビデオデッキで再生する際、トラッキング調整の必要が殆どありませんでした。

 

ここまで来るには大変な道のりでした。

また、この番組は当時、有名芸能人も欠かさず観るほどの人気番組だったため、私と同じ様に毎週録画を行い、デジタル化に励んでいる人が全国に大勢いると思います(多分)。

かつてはそれをインデックス化をしてアップロードしていたサイトもあり、私が録画した収録分の放映年月日などはそれを参考にして特定する事が可能でした。

地元に帰ってからの録画では、パペポ放映時の深夜帯に「北海道南西沖地震(奥尻島地震 1993.7.12)」および「中華航空機140便墜落事件(1994.4.26)」が緊急特別番組として放映され、番組が中断された事もありましたが、この二つも歴史上の大事件であり、そのままダビングしてデジタル化しています。

 

全国で、私の様にパペポのデジタル化をしている同志に言いたい。

「パペポ、フォーエバー!」と。

 

※2023年5月16日に上岡龍太郎師匠は81歳でお亡くなりになられていたんですね。全く知りませんでした。

元タレントの上岡龍太郎さん死去 ナイトスクープ初代局長、パペポTV - 産経ニュース (sankei.com)

パペポでは1990年当時、「年齢を重ねると身体のあちこちが弱るというのは思い込み、その気になれば200歳まで生きられる」「僕が死んだら剥製にしてくれ」とおっしゃっていたんですが。

龍太郎師匠のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

      

(了)


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鶴瓶・上岡PAPEPO TV(パペポテレビ)のブルーレイ化を始めるも

2013-02-11 18:11:25 | 鶴瓶上岡パペポTV

編集機能の内容が濃い、東芝のHDDレコーダー(いわゆるRDシリーズ)が好きでずっと東芝を使っているのですが、最近になってやっと、ブルーレイ搭載モデルに更新しました。

機種は、BDR-Z160。

次世代のDVD規格戦争(東芝のHD-DVDvsSONYのBD)で敗北した東芝ですが、今は大きく舵を切って、敵方の規格であったBDを生産しています。

ブルーレイがこの先どれほど普及していくのかまだ不明確な感じもあるのですが、型落ちで4万円を切る価格でしたので、買いました。

レコーダーもTVと同様、安くなったもんです。

Eyecatch_z150

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

容量は2TBです。

これまでの250GB程度のものだと、録画して後から見ようとしている間に、HDDの容量がいっぱいいっぱいになってしまっていたので、大容量のものを、という事で今回このデッキを買ったんですが、ブルーレイにしたのはもうひとつ理由があります。

「鶴瓶・上岡 PAPEPO TV」のブルーレイ化/永久保存版の作製です。

何年か前にブログに書きましたが、これは長年の宿題になっていたのです。

さてパペポですが、120分のビデオテープに3倍速録画したものを12~13本持っています。

今週末帰省した際に、試しにダビングしてみようと思い、4本だけこっちに持ってきました。

早速、デッキへのダビングを試みようとしたところ!

大きな問題がいくつか浮上しました。

まずのけぞったのは・・・

パペポはビデオテープなので、ビデオデッキからHDDデッキの外部入力端子を使ってダビングするのですが、まずここで問題発生。

というか勉強不足なところでもあったんですが。

①外部入力端子は、「VRモード」でしか録画出来ない。

②BDには「DRモード」か、「AVCモード」でないと、ダビングが出来ない。

 

VRモードというのは、最も一般的なモードで、レンタルDVDなどもこれです。

他メーカーのほとんどのデッキで再生できるモードであるため、私は通常VRでしか録画していません。

特にVRモードは、DVDに焼いた後、どのデッキ・プレーヤーでも視聴出来る点が万人向けというか、一般的な録画モードなのではないのでしょうか。

また、別にハイビジョン画質など求めてないので、容量を喰わないVRモードで事足りているのです。

しかし、①と②を考えると、ビデオからのBD化は出来んの?

と、少し不安になりました。

ここで、良く取説を読みました。

そこで疑問が氷解しました。

VRモードからAVCモードにエンコードして、HDD内でダビングすりゃ良いんだ!

で、試しに、寝る前にビデオ1本(およそ6~7週分)をビデオデッキからHDDに、実時間分ダビングし、朝起きて会社に行くときにVRからAVCにエンコ。

帰ってくると、エンコードダビングは終わっていたのですが、「どういうわけか」、途中までしか入ってない。

その上、何故か「コピー禁止」の文字が。

Papepo_003

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかも頼みもしないチャプター分割もされてる。

ん~・・・まぁ、いいや。

ケツのノイズのとこを、チャプター分割して削除して、と。

再生してみました。

「予期せぬエラーが発生しました」

(゜Д゜)ハァ?

なんと、再生できません。

この後、ネットで調べてみると同様の症状が出た人もいるみたいでした。

その後、テストで数十秒程度、再ダビングとエンコードをしてみました。

Papepo_002

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中段右がビデオからの外部入力でVR録画したもの。

左下段がAVCにエンコードしたもの。

(それぞれ右上にモードが出てます)

今度は再生も出来、「コピー禁止」の文字もありません。

・・・なんじゃこれ?

高速ダビング出来ない類のモノなので、ちょっとやっかいなのですが、なんか原因らしいものがあるようです。

どうも、信号の無い領域(番組の継ぎ目とか)を拾ってしまうとこういう現象が起こる可能性があるようです。

しかしそれが、VRでビデオデッキからHDDにダビングする際に発生しているものか、AVCへのエンコの際に発生するのか、判りません。

試しに撮った数十秒は普通に取れているので、解決策はあるはずですが、今日はもう疲れたのでやめときます。

続きは追って報告したいと思います。

 

 


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鶴瓶・上岡パペポTVとDVD化計画

2009-01-28 21:52:06 | 鶴瓶上岡パペポTV

私は1989年に、デザイン関係の専門学校へ入学するため、東京に住む事になりました。

見知らぬ土地での独り暮らしは、想像以上に心が荒む体験でした。

そんな日々において楽しみにしていたのが、深夜に放送されていた「鶴瓶・上岡パペポTV」という番組。

これがホントに面白い番組で、途中から毎回録画するようになりました。

これは関西TVの製作で、夜中に日本TVで放送されていたわけです。

深夜に、「深夜解放宣言!」という日本TVのCMが流れた後、軽快なBGMとともに番組が始まります。

「カメラのドイ」や最近倒産?した「銀座マキ」などがスポンサーで、それらのCMも印象にのこっています。

その後地元に戻り、その当時は地元でも放送していたのですが、Jリーグが始まる頃、突然サッカーの番組に変わってしまいました。

そのため途中から見られなくなり、いつしか番組も終了してしまっていたのです。(カーグラTVといい・・・ええかげんにせえよ〇島のTV局!!)

これは笑福亭鶴瓶と上岡龍太郎の、いまや伝説となりつつある台本なしのトーク番組で、内容の面白さを説明するのは長くなるのでやめますが、この番組を凌駕する程面白かったものは今も無い、と断言出来ます。

私の手元には、この番組を録画したビデオテープが大量にあり、いつかDVD化して永久保存しなければならない、と考えていました。S_19890317 

120分テープに3倍速で録画したものが20本前後あるのですが、ご存じのようにビデオテープは、伸びたり、カビが生えたりして、録画した当時のクオリティで保存出来るものではありません。

そこでDVD化計画なのですが、実際にダビングを行う際は、微妙にずれるトラッキングを調整しながら行う必要があり、なかなか実行する機会がありません。

しかし、この先の事を考えると、劣化の無い、確実な映像を残したいものです。DVD化にはハードディスクレコーダーが必要になりますが、私が持っているのは、東芝の3in1・RD-XV44。

なぜ東芝かというと、スカパーの279chで放送していた、「日本オタク大賞」という番組で、そのRDシリーズの編集機能の突出した性能ぶりが語られていたのです。モノにこだわるヲタクが絶賛する機種とは・・・ビデオを編集・保存をするのが目的なら、最も良い選択肢なのでは、と考え、その後いろいろ自分で調べるうちに、どうしても欲しくなって買いました。

このRDシリーズはさすがにマニアックな機種というか、使い易さを第一に考えたパナソニックなどの機種などとは明らかに違う、細かい編集が可能です。

購入・使用後はその巧みな編集機能に魅了され、「買って良かった」と思いました。VHSが合体しているのも何かと便利です。

しかし購入した段階ですでに、ブルーレイとHDDVDの熾烈な第2世代DVD戦争が勃発。その推移を静観しながら、漫然と「ダビングは第2世代機種になってから・・・」と思っていましたが、東芝RD派の私としては、たとえ少し性能が劣っても、次に買う第2世代機も東芝、東芝陣営・HDDVDに勝利してもらいたいところ。

(※その後ブルーレイが勝利し、東芝もブルーレイのデッキを発売する事に)

この期に及んで東芝以外のメーカーに鞍替えするというのは考えられなかったのです。

それほど、RDシリーズはハードディスクレコーダーの世界に衝撃を与えたスグレモノだったのです。(今は他社も編集機能が充実してきているようですが)

Pickup_rdxv44 ところが皆さんご存じのように東芝は自ら敗北宣言を行い、HDDVDから撤退してしまいました。

まぁ、それはそれでいいとしましょう(HDDVDを使っていたわけではないので)。

となれば次世代機はブルーレイに決まりで、それはそれでディスク1枚当たりの容量が5倍になるとか、メリットがあるんですが、問題は、東芝がブルーレイを現段階で発売していない、発売未定だということです。

Papepo 

ブルーレイで決まりなら、そのメリットを最大限に生かして、なるべく画質を落とす必要が無いように、「鶴瓶・上岡パペポTV」のブルーレイDVD化をしたいものです。

普通のDVDは、ディスク1枚で標準レートだと2時間位、レート2.2だと4時間位撮れますが、画質はボロボロになります。

でも、ブルーレイなら画質を落とさずに、1枚に10時間はダビング出来る・・・!

東芝機種の操作ロジックに慣れ親しんだ者としては、ぜひ東芝にブルーレイレコーダーを発売してほしいものです。

そして、「鶴瓶・上岡パペポTV」を、きれいな画像で永遠に残し、後世へ語り継ぎ、年寄りになってからも楽しみたいものです。

余談ですが、ビデオデッキに関しては私はビクター派です。S-VHS、デジタル3次元回路内蔵の新型を出してくれ!

(ダビングしてくれ!という要望は受け付けておりません)

追伸:ビクターはビデオデッキの生産を終了したそうです(泣)

最近パペポが大量に動画サイトに流通しています。良い世の中になりましたね。

※2013.1.15追記

最近、東芝のブルーレイレコーダー(DBR-Z160、2TB)を導入しました。

空き時間でコツコツダビングして、永久保存版にしたいと思います。


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