加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

ソーラーシステム

2013-11-06 | 現場日誌

なぜか書き込みがうまくいかなかったので久しぶりの更新です。

現在工事中の新築住宅ではソーラーシステムを採用しています。
ソーラーシステムと言っても太陽光発電ではなく、太陽熱を利用して床暖房・部屋暖房・給湯をします。
自然の力を使い暖房費や給湯費を削減できるため、環境への負荷を低くできます。

私達がこのシステムと出会ったのは17年ほど前。
お施主さんから「どうしても採用したいシステムがあるの。」と紹介されました。
自然の力を利用したその仕組みに感心しました。
そんなシステムを、施主さんの熱意もあって特別に施工することができました。

その後は様々な制約があって導入できなかったのですが、「いいなぁ。」という思いは途切れることがなく、嬉しいことに数年前にめどが立ち今回の新築住宅で導入に至りました。
実に約16年ぶりの施工です。
正直、長かったです...(>_<)

20131102_3施工の流れに乗って大まかに仕組みを紹介します。
まずは屋根に太陽の熱を取り込むための空気の通り道を作ります。
空気の通り道の上には鉄板の仕上げ材で仕上げます。
その最上部に通り道を上がってきた空気を集めるダクトを設置します。
ダクトの中央部から暖められた空気を引っ張り、送り込む空気切替装置を設置。
ここにファンとお湯をとるためのコイルが設置されます。
軒先から空気を取り入れて、屋根を上っていくうちに空気が暖められて、その熱を利用する仕組みです。
ちなみに、10月のある晴れた日に空気温度測定したら空気操作装置のところで50℃ありました。
寒い季節は家の中に取り込み暖房を。熱があまればお湯を取ります。
暖かい季節で暖房がいらない時はお湯をとったあとその空気は屋外に放出されます。
わかりますか?
工事の途中には空気の通り道に隙間があると空気が途中から侵入し、温度が上がらなくなるので、煙を使って漏気試験をしました。
漏気なしで試験合格です(^^)v

現在、わかりやす図と解説を載せたページを作っていますのででき次第お知らせします。
詳しく知りたい方は、当社までお問い合わせください。

たくさんの地元の木材とより多くの自然エネルギーを使い、環境負荷を減らし、なるべく自然に優しい家づくりに取り組んでいます。


自然素材を感じ、
少しでも自然に優しい家づくりを、
ひとつひとつ、ていねいに。

千葉・南房総 (株)加瀬工務店
T.K

http://www.kasekoumuten.com




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