加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

大工の家に大工は・・・

2011-10-20 | 現場日誌

昨日はすごく寒い日でしたね。
とは言え気温は平年並みだったんだとか。
冷静に考えればそうですよね。関東北部では紅葉も綺麗になっている時期。寒くないわけがありません。
暖かいのになれているというのは困ったものです。(>_<)

仕事の合間に親方の鶴の一声で作業場の外壁の張り替えを開始しました。
これを逃すとまたいつになるかわからないですからね。(^_^;)
20111019近所の人やお客さんなどからは「まだ綺麗じゃない。」なんて言われますが、じつはこの外壁20年弱も経っています。
外壁自体は張り替える前提で言えばまだ持つのですが、すでにコーキングが切れていて、敷地などの関係もあって軒先があまり出せない上に、高さが高いので雨が降ると外壁が濡れやすく水が入りやすい状態。
今回の場合、内部に付いている天井クレーンを使うとつながっている建物が地震か??という感じで揺れるので、コーキング部分が動きやすくその影響が一番大きいと思われます。
切れたコーキングからの浸水で、すでに一部では腐食が始まっていそうなので思い切って修理しながら張り替えとなりました。やろうと思ってから数年以上経っての着工。
大工さんお家に大工さんはなかなか来ないのです。(-_-;)
たぶん他の業種のお宅でもそんな感じだと思います。

既存は窯業系サイディングの横貼り。
当社ではいろいろな考えを総合して縦貼りをお勧めることが多く、自社の作業場は数少ない横貼り物件。(^^;)
当時仕事の合間をぬうように建築した作業場だったので、仕事が楽で早い横貼りにしてしまったそうです。
この点は親方も「わかっていながらやったんだけどやっぱり失敗だった。」と言っています。
(-_-;)
と言うことで新しい外壁は耐久性が高く割と安いガルバリウムの波子板を縦貼りでの施工です。
金属系は割れる心配もなく、コーキングの使用量も少ない、塗装の劣化にも強いし、塩害地域でなければ錆にも強い、軽くてリサイクルも100%可能とかなり万能です。
波子板は長物加工ができるので、窓などが多い建物などでの作業は大変ですが継手を無くすことができさらに耐久性アップです。
こんな万能な材料ですので住宅用にも使えればと思うのですが、金属板は防火対応に難があったり、熱対策もあるていど必要で、釘が目立ち綺麗さが今ひとつ。などの理由から住宅への使用は少ないハードルですがかなり高いハードルがあります。
うまくいかないものですね。(>_<)

外壁が金属になるので少しでも熱さを低減できればと思い、下には赤外線を反射するアルミが加工された遮熱タイプの防水透湿シートを施工。
通気工法も採用しました。
工事は現在随時進行中です。

窯業系サイディングのメンテナンスは、通常の家であれば10年ぐらいでコーキングの打ち直しや塗り替えなどを行うのが理想とされていますが、そんなに短いスパンで修理する方は少ないのが現状です。当社のお客さんもコーキングなどに問題がなければ20年くらいまで使って貼り替える方が多いです。
性能の良い窯業系サイディングも出ていますので初めにコストをかけて10年ごとの低コストメンテナンスで延命していく方法もお勧めです。

さて、まわりをみると横貼の家が大半を占める現状で横貼りにしてしまったことの何が失敗なのか。
知りたい方は・・・

お問い合わせください。m(_ _)m

本日も長文のお付き合いありがとうございました。
m(_ _)m


P.S
デジカメがやっと復活しました。
たぶん埃が原因だと思うのですが、保証期間中だったので無償修理。
私の安デジカメは有償修理だと買った値段くらいの修理費になるのでどうしようかと迷って修理に出したのでラッキーでした。
(^_^)v
 
 
 
外壁はやっぱり縦貼り
 
南房総 加瀬工務店
T.K

http://www.kasekoumuten.com
 

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