加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

樋掃除

2009-06-12 | 現場日誌

梅雨の時期から秋にかけて日本は雨期を迎えます。
私達は建築屋ですので、雨が降ると雨に関する様々な問題が発生します。(*_*)
その大半が樋の詰まりによる雨のオーバーフローです。おかげさまで比較的新しい物件での雨漏りの問い合わせはありません。(^o^)
この時期になると、裏に竹藪に林、森や山を抱えるお客様から、樋掃除のお願いが寄せられます。
と言うことで、本日は樋の掃除を2件ほど行いました。
1件目が平屋で少し古めの家なので、軒先の雨漏りの問題を抱えているお宅でした。
雨漏りの原因を突き止め補修したついでに、雨樋の清掃と瓦屋根の点検・メンテナンスを行いました。
2件目は施工例にも載っている里山の家です。
裏山に竹藪を抱え、毎年この時期になると樋のオーバーフローが発生しやすくなるお宅です。
平屋の屋根樋ならば、施主さんでもそれほど危険な思いをせずに作業出来ますが、2階の屋根樋ともなれば高さは6Mを超え、私達プロでも危険を伴う作業になります。
と言うことでこちらもMちゃんと2人で二連ハシゴを積んで出動です。(^o^)
ちなみにひとりでも作業可能な場合があるのですが、2階の屋根レベルでの作業はとても危険を伴いますし、平屋でも脚立がかけにくい場合もあり、上下からの作業が必要になりますので、ほとんどの場合2人でお伺いしています。
以前親方が、ひとりで伺って2階の屋根に登ったところ、ちょっとしたことでハシゴが倒れてしまい、どう降りようか考えていたときに、運良くそばに来た施主様にハシゴをかけてもらったことがあったそうです。
それ以来、「何があるかわからないから二人で行けよ。」が口癖です。(^_^;)
090612_1予想通り、裏山側の樋の集水器(軒樋の水を集めて立て樋に流すための部品)に竹の葉や枇杷の葉や花などが詰まり、流れにくくなっていました。
2階の屋根と1階の屋根の集水器に詰まった葉を取り除き、ついでに物置の樋も清掃して、軒樋の清掃作業終了です。 これで、一安心ですね。
当社では長年の経験から、雨樋にも独自の設計や施工方法を行っています。
細かいことですが、メンテナンスが頻繁に必要となる雨樋。先のことまで考えて設計・施工することは大切なことです。
090612_2せっかくお邪魔したので、外部の異常がないか確認しながら見て回ります。
新築より5年半ほど経っていますが、杉板で貼られた軒天も良い色合いになっていて味わいが出ていています。
2階部分に貼ったアルミのサイディングも、とても良好な状態を維持しており、金属サイディングの良い面を改めて感じることが出来ました。
内部も水回りの点検をしながら見ることが出来ましたが、杉無垢板の床材は良い色変化をみせ、木の収縮による隙間も少なく、漆喰などもちろん綺麗なままで、全体的にとても良好な状態でした。
やっぱり木と漆喰の家は落ち着きますね。(^o^)

ここをご覧の方で、樋の詰まりや雨漏りにお悩みの方は、危険な思いをして作業ぜず御気軽にご相談下さい。
ちなみに、当社とお付き合いのあるお客様のご自宅などの樋掃除は、アフターサービスの一環として、何年経っても実費のみ(手間と交通費等)で行わせていただいています。
本来は無料で行いたいところですが、樋の掃除も数が重なると結構手間がかかる仕事になりまして、それなりのお金がかかってしまいます。 
ご理解を頂ければ幸いです。m(_ _)m

南房総 加瀬工務店 T.K

コメント
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