クルーズ船ダイヤモンドプリンセスのコロナウイルス感染拡大の報道が連日続いています。
それを目にする度に、船内に閉じ込められている乗客の方々や乗組員のストレスを思い、同情を禁じ得ません。
先日、その乗客たちがスマホで連絡を取り合い、要望書をまとめ、政府に提出したとのこと。
その内容を見ると、船内環境がかなり過酷なことがよく分かります。
せめて、その面の配慮がもっとできないものかと、残念でなりませんが。
乗客が数千人で、緊急事態ゆえ、仕方ない事なのでしょうか。
それにもかかわらず、乗客の皆さんは、とても冷静に振る舞っておられるようですね。
クルーズ船の乗船者に限らず、この災難の当事者たちの努力と協力があってこそ、日本は水際でコロナウイルスの拡大を抑えられてもいるのですから。
そんな使命感を胸に、隔離を受け入れ、我慢して頑張っておられる方々に、頭が下がります。
ネットの画像を拝借しました。
この度の報道を観て、船旅に興味を抱いていた方達は、随分気が引いてしまわれたことでしょう。
実は私もその一人です。
とは言っても、私は現実化は、ほとんどあり得ないことだったのですけれどね。
一月ほど前になるでしょうか。
世界一周の船旅を斡旋する旅行会社から、我が家に勧誘の電話がかかってきました。
この度の災難が起きる少し前のことです。
毎年必ず1,2度電話があります。
パンフレットも送付されてくるのですが、昨日探しても見当たらずでした。
処分してしまったのでしょう。
その理由は、数年前のことですが、船旅による世界一周のパンフレットを取り寄せたことがあるからだと思います。
節約を真剣に心がけ、それを愉しんでさえいる今の私には、もう考えられないことですが。
一時期、船旅による世界一周を夢見たことがあるのですよ。
妹に、割と真面目な気持ちで、
「いつか一緒に行かない?」
と誘いの電話をしたこともあります。
一生に一度くらい、そんな贅沢をしてもいいかな、と思ったからなのですが。
でも実際にパンフレットを取り寄せてみると、その航行先の国や都市はごく一部。
世界一周なんかでは全くありませんでした。
その時点で、私の夢は一気に冷めてしまいました。
脊柱管狭窄症を患う前のことですが、その当時から、もう海外旅行は無理との思いがありました。
でも船旅でしたら、体力は然程必要がないのでは、との印象を受けていたからです。
この度の災難に遭ったダイアモンドプリンセスの乗客も、高齢者や持病を抱えた方達が結構いらっしゃるようですね。
それを知って、私の船旅への印象は間違いではなかったと思いましたが。
もう船旅は懲り懲り。
経験したこともないのに、懲り懲りって、何だか変ですよね。
毎日、切迫した報道を観ていると、まるで自分も乗船者の一人になったような気分に陥ってしまいます。
ため息が出て、心がとても緊張しますから。
早くコロナウイルス感染拡大が収まってほしいと切に祈っていますが。
昨日のニュースでは、政府が中国に滞在する日本人たちに、帰国を促す緊急のメッセージを出したようですね。
一体、今後どうなるのでしょう。
それにしても、中国の医療体制は、あまりに酷すぎる。
昨日、武漢にいるビデオブロガーの撮った映像を見て、目を覆いたくなりました。
もっと世界中が中国に支援の手を差し伸べ、これ以上亡くなる方達が増えないように尽力する。
そんな体制が取れないものでしょうか。
日本人だけでなく、もっと厳しい環境にいらっしゃる中国の方達のことも、とても心配です。
追記
この記事は、数日前に綴ったものです。
昨日は、勝浦のホテルに隔離されていた武漢からの帰国者が、検査の結果は全員陰性で帰宅の途に就かれ、心からホッとし喜んでいましたのに・・・。
その喜びは束の間。
最悪のニュースが飛び込んできました。
亡くなった方、感染経路が不明の患者さんが、数名いらっしゃるとのこと。
今後の展開が本当に心配です。
政府が何とか頑張って、感染の拡大を食い止めてほしい、と今はひたすら願っています。
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