R君から、合格の最初の一報があった時、飛び上がらんばかりに喜んでしまった祖母の私です。
模試の結果が思わしくない、とママから聞いていたので、最悪の場合は二浪もあり得るのでは、と心配していました。
私の同窓生の慶応の工学部の教授だったU君に、数か月、数学の家庭教師をしてもらった時のU君の印象は、
「理解力は早い。とても頭がいい。ちょっと勉強頑張れば、KやW大学には簡単に入れるよ」
なんて言われ、とても喜び安心した私でしたが。
実際は、その後も、勉強に身が入らず、苦労していたR君。
授業中に、意識に関係なく眠ってしまうのは、R君の責任だけではない気がしていました。
そのせいで集中力も続かず、学力も伸び悩み、R君の心の葛藤には計り知れないものがあったことと思います。
身の回りは、みんなT大卒といった環境。
叔父さんは、T大で教鞭もとっています。
天然ボケも甚だしく、頭がよくないのは私だけ。
パパは背も高くて、威風堂々としているので、かなり威圧的な雰囲気のする人ですが。
ママも、叔父さん叔母さんも、学歴を鼻にかけるような人では全然ありません。
みんな、実に気さくで、優しい人たちなのだけれど。
でもやっぱり、そのプレッシャーは相当なものだったのかもしれませんね。
そのような苦労も乗り越えて、この度手に入れた合格。
超一流とまでは言えない大学かもしれないけれど、R君にはとても向いた所だと、私は思っています。
この学校をよく知る妹も、そのように言っていました。
明治創立以来の伝統を感じさせる、趣のある美しい建物と緑豊かなキャンパス。
その画像を初めてネットで目にしたときの私の感動は、相当なものでした。
本当に美しい大学。
立地条件も素晴らしいです。
こんな所で、四年間の大学生活を過ごせるR君の幸せを思わないではいられませんでした。
専攻が、教育学なんて、何だかとても素敵。
人が一番大切な人格形成にとって、教育学ほど、良き学問はないでしょうから。
パパは、公認会計士の資格を持つ、経営のスペシャリストですが、R君の好む全く違う進路を尊重した所は、さすが。
感心してしまいました。
今朝(2月18日)、私の寝室から見た朝焼けです
365日、一日も欠かすことなく、夫のお位牌を前にして、私は祈り続けてきました。
R君の希望を叶えてください。
R君に一番ふさわしい大学に合格させてください、と。
あなたは、私の祈りをしっかり受け止めて下さいました。
感謝の気持ちで一杯です。
まるで、この大学に入学が決まったかのような書きっぷりの、私の今日のブログ記事ですが。
まだしばらく受験は続きます。
でも、私はこの度合格した大学で、もう十分。
R君、本当におめでとう!!!
追記
昨日、もう一校、合格発表がありました。
R君の本命だったようですが、なんと補欠。
本人とママの落ち込み様は想像以上で、私はとてもとても拍子抜け。
受かった前の大学で、私はもう十分、大満足していましたから。
ママにすると、ほとんど努力らしい努力もしないで、難関大学の補欠にまでこぎつけた我が息子を見て。
じくたる思いを抑えがたいようです。
もう少し頑張れば、簡単に合格できたのに、と。
もし、どうしても満足できないなら、仮面浪人をして、今度こそ本気で勉強し、再チャレンジする方法だってあります。
早慶の学生さんにはいるとのこと。
そのようなことをしても、まったく問題はないようです。
飽くまで入学した大学の学業と友人関係を大切にする心構えが備わっていれば、の話でしょうが。
長い人生。
焦らず、自分が一番納得できる道を選択することは、とても大切なことでしょう。
でも私は、この度合格した大学でもう十分嬉しくて。
心からおめでとうと言いたいです。
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花のように泉のように