今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

五月の日記~懐かしい友に再会して 

2018-06-04 07:14:04 | 

愉しい語らいの昼食のひと時を終え、いよいよ60数年振りに再会する友のお宅へと。

駅を挟んで、長女宅と反対の方向に向かいました。

商店街を抜けると、やはり閑静な住宅地となり、その一角に彼女のお住まいがありました。

 

今回の個展にお誘いくださったMさんが言いました。

「貴女が一緒だと言うことを、Nさんには伝えていないのよ。きっと、とても喜ばれると思うわ」

「そうだったの~。じゃあ、私は最初、名乗らない事にするわね。

おそらく誰か分らないでしょうね~」

と私は答えました。

 

ポーチの階段を上ると、本宅とは別にギャラリーがある、とても大きな御邸宅のようです。

外交官大使夫人としてご活躍された方のお宅らしく、建物は、異国の趣。

私は一瞬にして、心を捉えられてしまいました。

素敵な住まいを見るのが、大好きな私ですから。

 

 

60年ぶりの再会を目前にして、私はちょっと緊張気味。

雰囲気のある重厚なドアーを友人が開けました。

華やかさが漂う明るい個展会場の室内が目に飛び込んできました。

その奥で来客と立ち話をしておられた主催者の友人、Nさんが、すぐ私達の方に寄ってこられました。

 

ニットの明るいドレスを身に装われた個性的な彼女からは、小学生時代の面影を見い出すのは、容易なことではなかったかもしれません。

一方私は、一目で彼女に、~さん?と言ってズバリ当てられてしまったのです。

喜ぶべきかどうか、ちょっと、?が付きますね~。

 

私は懐かしさで一杯に。

感極まってしまったため、自分が彼女と、その後どんな言葉を交わしたのか、よく思い出せません、

来客が多く、落ち着いてお話しができなかったせいもあります。

今後、これを契機に、彼女と会う機会が度々あるかもしれません。

その時に、ゆっくり語り合えるのを楽しみに致します。

 

 

作品は、個展と聞いていましたが、実際はNさんの生徒さんの作品がほとんどでした。

もちろん彼女の作品もありました。

彼女は、中東方面の暮らしが長くていらしたようです。

その影響か、彼女が制作した陶磁器の彩色はとてもビビッドで、エキゾチックな雰囲気が漂ていました。

 

色々積もるお話をしたかった私ですが、彼女は接客に忙しく、この日はとても無理そうな感じ。

そのため、次回のお楽しみにすることにしました、

 

1時間ほどお邪魔し、彼女のギャラリーを後にした私達がその後寄ったのは、駅前の喫茶。

連れ立った三人仲良くいつまでも、時を忘れて語りあいました。

 

学生時代の友人は、時空を超えてすぐ信頼を取り戻せる特別な間柄。

人生の宝物の一つ、と改めて実感した私です。

 

5月16日記述

 

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