か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

C'est si bon ((仏)おお、いいね。  (韓)三人はいいぞ。)

2016年02月27日 | 映画

この海苔巻きは忠武(ちゅんむ)の名産。のりの厚さが3倍ぐらいある。

フォークソンググループの話。実話。(もちろん少しは脚色) 映画、セシボン。海苔巻きを伏線にしながら。

仲が悪かった二人にもう一人加え緩衝材とした。やっと落ち着いてきた韓国。60年代の歌声喫茶がスタートの事件。

日本でも同様だったが、主に二つの点でもめた。

まづひとつ。

下手なら引き下がる。しかし蓄膿症の鼻づまりの歌がヒットして、そんな馬鹿よりうまいのはいくらでもいたのに彼らは消えていく。どう考えても理不尽だ。

ところが武田は一様に同水準で歌っているつもりでいた。ところがヒットするや否や仲間を切り捨てソロになった。

今思うと、下手の順にヒットした。歌は関係なく、策士の理不尽で不条理な、放送局とのコネがものを言った。

揚水はそんな中でも実力で這い上がった一人だ。それでもなお彼を凌駕する歌い手が久留米大や福岡大にいた。ただこいつらは、頭が弱く売り込みの能力に欠けた。

韓国は100%コネ社会だった。コネは実力を圧倒していたので、聴衆は音楽性の高い歌声に飢えていた。セシボン、すばらしい三人。(グループ名) 50年前の劣化した録音を現在聞いても十分感動する。

反共であることが社会のあらゆる場面で強要され、警察は女性のスカート、男の髪の長さまで統制した。なんと共産主義と自由は同義だった。警官は洋裁バサミでスカートや髪を切った。刑務所に行けばあまり帰ってくる人はなく、帰って来ても廃人になっていた。

そんな社会で唯一取り締まれないものが歌だった。朴正熙をたたえる歌のふりをして替え歌を歌った。

また、内地では根絶されたキリスト教も半島では生き延びていた。そこでの聖歌も歌える人を多くした。

韓国のフォークは、実力と、運と、コネがそろわねばならない。だが一旦それらがそろうと、そこで得た名声は、電波に乗り津々浦々に広がった。

今の韓流スターどころではない熱狂のステージの世界があった。歌い手は個性の強い奴らだ。ケンカも嫌がらせも日常のことだ。

 

もうひとつ。  「彼女」。 男は女に惚れると、相手をすばらしい人で純情な人だとかってに作り上げる。自分がやりたいだけの化け物であるように、彼女にも打算があり名誉欲があり夢がある。

若くしてこれがわかったら神だな。若い男は振られると裏切られたと断定する。彼女としては迷惑な話だ。「あたしだって男を選んでいいじゃない」

実在のグループ『セシボン』。の生き様に忠実に映画が出来た。

今韓国映画が力を盛り返した。ドラマは最低だ。あと4,5年は韓国映画が僕を泣かせる。

準新作で見られると思う。映画館はいかん。痴呆がしゃべりながら観る。韓国は老人はタダだが人に迷惑をかけると引きずり出される。3回見て3回泣いた。

韓国には30スクリーンのシネコンがある。韓国人用にイスも大きい。映画料金は500円。

 

 

 

 

 

 

 


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