(前回からの続き)「日帝時代の真実」
教科書の偏向した内容は、速やかに是正されなければならない。「東亜日報社説」
(転載記事)
国内の近現代史を分析した「教科書フォーラム」に参加した学者たちは大部分の歴史教科書において歪曲と誤謬が発見された。偏向した歴史観が満載されていたという結論に至った。このような結論は歴史の公正性と、これを扱う歴史家の極めて大きい責務をふたび思い起こさざるを得ない。
教科書の偏向した内容は速やかにただされなければならない。「教科書フォーラム」は近現代史の研究は民族史的観点以外に政治、経済など多方面から合わせて考えていかなければならないものであって、国司学の独壇場であってはならないことを強調していた。
われらはこの指摘に共感する。知識人全体が現代史歪曲の深刻性を認識して、歴史の歴史の基本を自覚した教科書を作るのに力と知恵を結集しなければならない時だ。
教科書を見ると老人たちにとっては日帝時代は地獄であり日本は悪魔であらねばならなかった。しかし老人亭(老人の集会所)みたいなところにいってボランティアをしながら老人に聞いてみると意外と日帝時代に対する悪感情がないのが分かって驚いてしまったものだ。
少しだけ時代をさかのぼって朝鮮時代末期に行ってみましょう。多くの人は知らないことだが、朝鮮末期は地獄の門をくぐったような状態だった。実際に残っている統計や記録などの客観的資料を分析すると朝鮮末期には平均寿命が30才を超えることはできなかったとある。
大院君の時代には、慶福宮を増築しようとして国家財政がほとんど破たんしてしまうほどになり、木材輸送のために多くの百姓を強制的に労役につかせた。こういうことが重なって、百姓たちがこのままでは死んでしまうと言って起こした東学農民運動(東学党の乱)を外勢(外国勢力)を味方につけることにより鎮圧する。この過程で外国人の力を借りてわが百姓を虐殺した李氏朝鮮王族と閔氏一家に対する怒りもひどくこみ上げてきた。
(国史の時間にも習うけれど、初期の東学農民運動の性格は反外勢ではなかった)大韓帝国の時代になると何か少し変わったかなと思っていると、軍の仕組みはそのまま引き継がれ経済計画などはすべて失敗で国民はふたたび塗炭の苦しみを味わうこととなった。
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