か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

悲しい工業地帯 HAM Fair

2019年03月04日 | 趣味

年に一度のHAM Fairが日産苅田(かんだ)工場で開かれた。この工場ができたころ、僕は工場を見学させてもらった。

自動車工業の場合、最適規模はそれまで6000人とされていた。、ところが苅田工場は4000人で今までの工場と同規模の生産を行うと誇らしげな説明を受けた。(現在は2000人台)

その時僕は、じゃあ労働者の賃金は50%UPしましたね、と言って大いに嫌な顔をされた。

ぼくに説明をする程度の人だからあまり大した人ではない。どういった組織だろうが国家だろうが、下部組織になればなるほど愛社精神にあふれTOYOTAとの競争意識が強い。

 

資本主義の邪魔になる人ほど余計な愛国心を持つ。僕は劣等感によるものと思うが、今のところそう思って支障ない。

 

必死になってMITUBISHIなんかに負けないぞと従業員は叱咤されていた。ところが状況が変わるとゴーンちゃんはさっさとMITUBISHI と敗者連合を組んだ。

なんのこたあない。九州は賃金が低いから日産はやってきただけだ。餌を求める九州の飢えた狼たちは会社のためなら何でもする。狂気の愛社精神を身にまとい500社に及ぶ下請けをバカにした。

それを屁理屈で固め、案内はこういった。「九州は日産の故郷です」「戸畑鋳物や矢野自動車は日産の母体なのです」と。

ゼニ儲けに狂った会社ではポチまで安部のようなうそを言う。日産は、とくに鮎川は、戦争協力に熱心だった。戦後はオースチンのノックダウン生産を引き受け、クルマのまがい物を作りブルーバードと称した。

ネトウヨは韓国をパクリ国家だとバカにするが日本はそのパクリすらできなかったのである。例外的に世界に誇る、E,A,L型engineはさすがに完成に近い珠玉の名品だった。TOYOTAなど、ただ後塵を拝すのみでこの点だけは評価できる。

だが、井底の蛙、大海を知る由もない。

現在韓国はパクリを脱した。トウが立った日本などといつまでも付き合う必要はないのだ。

プリンスと合併しなければ何の技術の蓄積もない日産は、節操もなく座間工場、村山工場を廃止し政府とグルになりミサイル開発を引き受け軍産複合体の先頭を走る。北朝鮮が持つモノと同一のものだ。

つまり、NISSANのロケット、北朝鮮のミサイル。

自分がしたらロマンスで、他人がすると不倫だな。

節操のない、技術もない、あるのは政府とのコネだけ。そんな会社がHONDAにすら抜かれるのは必然だった。

 

輸出を待つ完成車のCar Poolには、決して日本にはないケバケバしいボディ色の左ハンドル車が並んでいた。

 

工場周辺の産業関連社会資本の充実ぶりは産官複合のいい見本だ。日産はいずれ去る。6車線道路と広いヤードが残り、社畜どもはあっけにとられて幹部を見送る。自業自得だがさみしい。

公共の一切が産業に奉仕している。バカ殿に盲従する赤穂浪士の群れがいた。便所紙のように捨てられるのに。

 

朝もやに煙る6車線を僕のクルマは走った。HAM Fairは日産の体育館を借りている。

戦国武将の兜のようなアンテナが人目を引いていた。僕の高級外車の屋根には、

十分。

会場の様子は次回。


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