引用
東京都港区新橋のキャバクラ店で昨年7月、従業員の与島稜菜(りょうな)さん(当時19歳)が顔を踏みつけられるなどの暴行を受け死亡した事件の裁判員裁判で、傷害致死罪に問われた店の経営者、伊藤英治郎被告(32)に、東京地裁(家令=かれい=和典裁判長)は30日、懲役11年6月(求刑・同12年)を言い渡した。
判決によると伊藤被告は昨年7月4日夜、店で与島さんを殴り、顔を靴で複数回踏みつけるなどの暴行を加え、同10日に脳挫傷などで死亡させた。 毎日新聞2018年11月30日 20時01分(最終更新 11月30日 20時07分)
① こいつは気違いだ。100キロ以上の男が馬乗りになって執拗に一時間以上なぐり続けた。脳は一部飛び出し肋骨も多数折れた。残虐なのは殴り疲れると介抱するふりをしてやさしい言葉をかけ、ほかの従業員がいなくなるとまたリンチにかけた。それを死ぬまで続けた。
僕が納得いかないのは、すぐ死ななかったから暴行致死になっていることだ。つまり暴行や傷害によって結果的に死んだときに成立する傷害致死罪が適用された。
今日の救急医療の進歩は明治にできた法律を非常に古臭いものにしている。集中治療室に入れば24時間ぐらいは体がバラバラになっていない限り生命を維持できる。24時間持てば殺人ではなくなるのだ。
② 傷害致死の最高刑は12年だからなかなか最高刑は出しにくい。以後、これ以上の傷害致死がありうるからだ。そこで裁判官は半年残し11年6月にした。起算(懲役刑のカウント開始の時期)は逮捕の時刻からになることが多く大抵未決勾留の時期も含む。
事件は昨年7月に起きているから、残り10年勤めればいいようだが、その間に平成は終わる。(令和の大恩赦) オリンピックがある。(オリンピック恩赦、未定) 大阪万博がある。(恩赦未定)どれかには引っかかるだろうから、あと7,8年で出てくる。
すぐだ。100%仕返しする。人殺しなのだから殺人罪にしないと、国民は危なくて外出できない。
③ 立法府の怠慢。裁判官は多くの場合、法と良心によって判決を出す。現実には多くの判例に支配され判例変更はよほどのことがない限りない。
明治時代に刑法ができたときは世界に冠たるものであり、量刑以外の点についてはその整合性に美しささえ感じる。ところがそのころは寿命が40年のころである。30歳で傷害致死を食らっても10年ぶち込まれたら終身刑を意味した。
今寿命は2倍に伸びた。今30歳の男に10年は何ともないばかりか恩赦恩赦で甘やかすから反省など一度もしない。絶対しない。
④ 僕は日本人の残酷さをこの点に一番感じた。ま、ここまで根気よく読む人は何らかの上げ足を取ろうと血眼になってからけん批判をしたい人だろうが、恥をさらすだけだから無謀なことはするな。
残酷。というのも被害者がシングルマザーであることを、ふしだらであることと結びつけ被害者を非難する論調がある。かなり強い。
「赤とんぼ」を歌ってみろ。十五で姉やあは嫁にゆきーー、だろ。誰がいくつで子供を産もうと他人がとやかく言うな。それを殺害される理由にするとはなんとむごいことを言っているのかわからんか。
キャバクラもしかり。パソコンオタクどもはちゃんとしたキャバクラに入ったことないだろ。大学生の合コンの方がよっぽど乱交だぞ。
僕は人の話をちゃんと聞ける人たちの世界とは、れっきとしたプロの世界であると言いたい。僕にとっては息をすることと同じくらい大事なところだ。
みんな他人事と思っている。発言例。私の子供はキャバ嬢じゃないから。キャバ嬢なんかするからそんな目にあう。…そうかそうか。人殺しはDENTSUにもいたが意味が違うぞ。こいつらは見境がない。裁判所も法律も検察も、そして国民も責任逃れをして知らんふりをする。そしてまた誰かが殺される。