《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

北海道・東北の旅「積丹神威岬」

2008年02月17日 | Weblog
ここはかって瀬棚~島牧間の茂津多岬や浜益~増毛間の雄冬岬とともに西エゾ地の三嶮岬と呼ばれて、ここを過ぎ行く舟は帆を下ろし、ワラ人形や神酒・幣などを海神に捧げて航海の安全を祈願したといいます。この岩より北を神地といって、婦女子の通行を許さず、妻子を伴った移民はこれより北に移ることができなかった。積丹観光協会

北海道・東北の旅「余市鰊番屋」

2008年02月16日 | Weblog
ソーラン節発祥の地・北海道余市町。江戸時代から和人による鰊漁が行われていた。鰊漁は漁夫の大量動員によって成り立っており、毎年青森・秋田・岩手から「やん衆」と呼ばれる漁夫が来道した。掛け声の「ソーラン」はそういった人達が威勢をつけるための作業唄が元となっている(余市町歴史体験ガイドより抜粋)。画像は旧余市福原魚場の文書庫

北海道・東北の旅「損をして得を取れ」

2008年02月15日 | Weblog
ニッカウヰスキー北海道工場・余市蒸留所が正式名。麦芽の乾燥から蒸留・オーク材の樽につめ熟成を待つ貯蔵室と見学が出来る。そのほかにレストランや原酒直売所などもある。そんな中にウイスキー博物館があり、有料ではあるが一人3杯まで試飲が出来る。10年、15年、25年のシングルカスクモルト。明らかに15年と25年の違いは大きい。「清水の舞台から飛び降りて…」なんて云うがそれ以上の勇気を出して25年物のモルトを買ってしまった。うーん!工場見学は無料だったのになー

北海道・東北の旅「道の駅・だて歴史の杜」

2008年02月14日 | Weblog
道外からの移住者が一番多い北海道伊達市。噴煙を上げる有珠山を背景にした道の駅には「宮尾登美子文学記念館」や近代的な図書館、カルチャーセンター等がある。その一つ「伊達市開拓記念館」を訪れた。係りの方が館内の展示品について丁寧に説明をしてくださった。帰り間際に「宇和島の伊達とこちらの伊達との違いは?」と質問をした。一瞬微妙な間が空き「ムッ」とされたように思えた。「宇和島は分家ですが、こちらは本家です」との答え。そして伊達氏略系図を頂いた。なるほど藤原鎌足から始まる系図。宇和島は正宗の側室の子・秀宗であるが、ここ北海道の伊達は正宗の弟・實元から続く15代邦成が開拓に取り組んだ本家筋とある。今も残る「本家」と「分家」の意識の差を感じた。