《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

北海道・東北の旅「函館山より」

2008年02月23日 | Weblog
函館山はかつて海抜334mの函館島であった。それが永い時間をかけて陸続きになったとは知らなかった。このように陸続きになった島のことを陸繋島(りくけいとう)というらしい。この函館山は、ニシン漁の燃料として、松前藩の貴重な収入源として木材は伐採され禿山同然になった時期がある。また明治末期より昭和20年まで軍事的に一般市民の立ち入りも禁じられていた。大きなゴンドラに乗って山頂まで行き100万ドルの夜景を見るのが観光定番だが、今回は日中に車で上って、歴史の山の峰々を背に函館市内にレンズを向けてみた。

北海道・東北の旅「大沼公園」

2008年02月22日 | Weblog
北海道・大沼は大分県・耶馬渓、静岡県・三保ノ松原と並んで新日本三景の一つとされている。この大沼公園は大沼、小沼、じゅんさい沼の三つからなっていて、意外なことに日本料理に出てくるお吸い物の具の一つである「じゅんさい」がこの「じゅんさい沼」から取れ、大沼公園の名物となっている。

北海道・東北の旅「虹の雑学」

2008年02月21日 | Weblog
虹には主虹と副虹があり、主虹は輪の外側が赤く内側がすみれ色。副虹はその逆。また副虹は主虹より一回り大きい。虹について、「子供は虹を指差すと腐る」また「虹は蛇が天と地を媒介する」という観念が広く分布しており、竜の一種と考えられていた。長崎県の生月島の方言に虹のことを「ニュージ」と云い、直立した形の虹のことを特に「タチモン」と呼び、タチモンが立と風が強くなる前兆を云われている。中国古代には虹を見て子を孕んだという話もあるようだ。画像は道の駅「しりうち」

北海道・東北の旅「海鳴りのてっくいらんど」

2008年02月20日 | Weblog
道の駅「てっくい・ランド大成」。夜半から降り出した雨は強風を伴い海は大荒れ。国道を挟んだ反対側の駐車場で車は揺れる、波の音は体に響き眠りを妨げる、まるで荒海を小船で航海しているような一夜(実体験は無い)。早朝小雨の残る岸壁に出て強風と大きな波に驚いた。防波堤に体を押し付けての一枚。灯台の左手に上がるのは、多分岩に衝突した浪が上にあがったものだろう。

北海道・東北の旅「道の駅・てっくいらんど」

2008年02月19日 | Weblog
道の駅「てっくい・ランド大成」の名前の由来を聞いた。この道の駅前の砂浜は夏は海水客で大変賑わうようであるが、「ひらめ」の漁場としても良い漁場だそうだ。水揚げされたひらめは漁師の手にかぶりつくほど勢いが良いので、漁師言葉として「手に喰いつく」が訛って「てっくい」と云うようになった。(画像はこの道の駅付近で見つけた「ワラグロ」。後にこの呼称が方言だとわかる)