道外からの移住者が一番多い北海道伊達市。噴煙を上げる有珠山を背景にした道の駅には「宮尾登美子文学記念館」や近代的な図書館、カルチャーセンター等がある。その一つ「伊達市開拓記念館」を訪れた。係りの方が館内の展示品について丁寧に説明をしてくださった。帰り間際に「宇和島の伊達とこちらの伊達との違いは?」と質問をした。一瞬微妙な間が空き「ムッ」とされたように思えた。「宇和島は分家ですが、こちらは本家です」との答え。そして伊達氏略系図を頂いた。なるほど藤原鎌足から始まる系図。宇和島は正宗の側室の子・秀宗であるが、ここ北海道の伊達は正宗の弟・實元から続く15代邦成が開拓に取り組んだ本家筋とある。今も残る「本家」と「分家」の意識の差を感じた。
最新の画像[もっと見る]
- 富雄川流域探索「浄福寺の巨樹」 3年前
- 富雄川流域探索「大倭神宮」 3年前
- 富雄川流域探索「聖徳寺」 3年前
- 富雄川流域探索「大和国鹿島香取本宮」 3年前
- 富雄川流域探索「霊山寺2」 3年前
- 富雄川流域探索「霊山寺1」 3年前
- 富雄川流域探索「杣(そま)川(がわ)2」 3年前
- 富雄川流域探索「杣(そま)川(がわ)1」 3年前
- 富雄川流域探索「葛上(くずがみ)神社2」 3年前
- 富雄川流域探索「葛上(くずがみ)神社1」 4年前