《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

北海道・東北の旅「道の駅・だて歴史の杜」

2008年02月14日 | Weblog
道外からの移住者が一番多い北海道伊達市。噴煙を上げる有珠山を背景にした道の駅には「宮尾登美子文学記念館」や近代的な図書館、カルチャーセンター等がある。その一つ「伊達市開拓記念館」を訪れた。係りの方が館内の展示品について丁寧に説明をしてくださった。帰り間際に「宇和島の伊達とこちらの伊達との違いは?」と質問をした。一瞬微妙な間が空き「ムッ」とされたように思えた。「宇和島は分家ですが、こちらは本家です」との答え。そして伊達氏略系図を頂いた。なるほど藤原鎌足から始まる系図。宇和島は正宗の側室の子・秀宗であるが、ここ北海道の伊達は正宗の弟・實元から続く15代邦成が開拓に取り組んだ本家筋とある。今も残る「本家」と「分家」の意識の差を感じた。