《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

法隆寺と太子「夢殿のお水取り」

2009年12月19日 | Weblog
夢殿は建立されて以来、法隆寺とは別の小寺院として、太子を供養することを唯一の目標とされていた別のものであった。しかし1116年に夢殿の院主と云う職が廃止されたのにともなって法隆寺の別当が支配することになり一体化された。この夢殿の本尊の前に坊さんの座るところがある。それを「礼盤」とよぶ。その畳の下に正方形の板があり(内部は撮禁)、それを1年に一度日光に当てると、汗のように水気が出る。今は行っていないが水気の多い少ないで豊作か凶作かを占っていたという。これを「お水取り」と呼ばれていたが、東大寺二月堂のお水取りとは随分ちがうようだ。