塔を見上げても気づく人は少ない。五重塔の九輪のところに大きな「鎌」がささっている。いつ、何のために鎌をさしたかはわからない。昔近在の人たちはこの鎌が登ったり降りたりして、もし登っていたら豊作、下がっていたら凶作であるとされていた。東京国立博物館の法隆寺宝物殿に、奈良時代の大鎌が展示されていることから、奈良時代に再建されたときには取り付けれれたと思われる。おそらく、稲妻を両断して雷から塔を守ろうとしたのであろう。しかし金属である以上かえって逆効果かも?
(今日の歴史=1948年極東国際軍事裁判の判決が下りる)
(今日の歴史=1948年極東国際軍事裁判の判決が下りる)