北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

阪急阪神国道駅

2008年05月13日 | 阪急(神宝線系統)
先週、関西を旅行してきたのですが、阪急電車(今津線)に乗って今津駅から西宮北口駅へと向かった際に、その途中にある阪神国道駅で途中下車してきました。







この駅は兵庫県西宮市にある、相対式2面2線のホームを持つ高架駅で、駅の構造としては別に珍しくもない、ごくありふれた駅なのですが、何といってもその駅名がかなり変わっています。
鉄道会社名も含めた「阪急阪神国道駅」という駅名を初めて聞いた人は、この駅は阪急電車の駅なのか、それとも阪神電車の駅なのか、かなり本気で戸惑うのではないでしょうか?

実際には、この駅は阪急の今津線内にある、れっきとした阪急電鉄の駅です。阪神電車がこの駅に乗り入れてくるわけでもありません。
実は、この駅の名に含まれる「阪神」とは阪神電車のことではなく、この高架駅のほぼ真下を交差している国道2号線(通称:阪神国道)を指しているのです。ですから駅名に「阪神」とは入っていますが、阪神電車とは何の関係もありません。
しかし、そうはいっても普段この駅を利用しない人にとっては、かなりややこしい駅名であることには違いないでしょう。会社名を省略して「阪神国道駅」とだけ言うと、普通に阪神線の駅っぽいですし(笑)。

これはあまり適切な例ではないかもしれませんが、東京でいえば、国道1号線(通称:第二京浜)沿いに東急が「東急京浜国道駅」という名の駅を開設し(実際にはそんな駅はありませんが)、初めてその駅の名を聞く人が「これって東急の駅なのか?それとも京浜急行の駅なのか?」と混乱するようなものでしょうか(笑)。

ちなみに、私は同駅を降りる際、ラガールカード(スルッとKANSAI完全互換の阪急電鉄発行のプリペイドカード)を自動改札に通したのですが、その時ラガールカードの磁気面に印刷された同駅の略称は「阪国」でした。