先月26日から28日まで、2泊3日の日程で伊勢と名古屋へ旅行に行ってきました。
26日の夜に新千歳発・セントレア(中部国際空港)行きの飛行機で名古屋に入ってその日の夜は名古屋で泊まり、翌27日は名古屋から伊勢へ移動して伊勢市内で泊まり、28日は伊勢から名古屋に戻り、そしてその日の夜、セントレア発の便で札幌に帰ってきました。
以下に、伊勢から名古屋へと戻った3日目のルートをまとめてみます。
【宇治山田】→
(近鉄名古屋線・名古屋行特急)→
【近鉄四日市】→
(近鉄内部線)→
【日永】→
(近鉄内部線)→
【近鉄四日市】→
(徒歩)→
【JR四日市】→
(関西本線・名古屋行快速)→
【JR名古屋/名鉄名古屋】→
(名鉄名古屋本線・岐阜行急行)→
【新清洲】→
(名鉄名古屋本線・豊川稲荷行急行)→
【名鉄名古屋/地下鉄名古屋】→
(地下鉄東山線・藤が丘行普通)→
【覚王山】→
(地下鉄東山線・藤が丘行普通)→
【藤が丘】→
(愛知高速鉄道東部丘陵線・八草行普通)→
【八草】→
(愛知環状鉄道線・JR名古屋行普通)→
【高蔵寺/高蔵寺駅前】→
(ガイドウェイバス志段味線・大曽根行)→
【大曽根】→
(中央本線・名古屋行普通)→
【JR名古屋/名鉄名古屋】→
(名鉄名古屋本線・常滑線・空港線、中部国際空港行特急)→
【中部国際空港】
こんな感じで、かなり寄り道をしながら伊勢からセントレアへと向かい、18時50分セントレア発の飛行機で札幌へと帰って来ました。
近鉄四日市からは近鉄内部線に乗り換えて日永まで乗ってきましたが、これは日永に用事があったために乗ってきたわけではなく、“内部線に乗ること”自体を目的に同線を利用してきました。
まるで遊覧鉄道のようなナローゲージ(特殊狭軌線)の内部線電車には一度乗ってみたいと以前から思っていたからです。
上の写真の車両が、その内部線と八王子線で使われている、ナローゲージの電車です。ご覧のようにかなり細身の電車です。
また、名古屋から新清洲へと行ったのは清洲城を見学してきたためで、地下鉄東山線に乗って藤が丘へと向かう途中覚王山で一度下車したのは、日泰寺へ立ち寄ったためです。
藤が丘から八草まで乗った「愛知高速鉄道東部丘陵線」は、愛知万博の開催に合わせて平成17年に開業したリニアモーターカーの路線(上の写真参照)で、市民からは「リニモ」の愛称で親しまれています。
ちなみに、
昨年10月26日の記事で紹介した、JR東海が将来の中央新幹線(東京~甲府~名古屋~奈良~大阪)として運用すべく山梨で実験を進めているリニアは超電磁石を使った反発型磁気浮上システム(約10cm浮上)で、常電磁石を使った吸引型磁気浮上式システム(8mm浮上)のリニモとは異なるシステムを採用しています。
一口に「リニア」と言っても、モノレールや新交通システムに近い輸送大系のリニモと、都市間の長距離輸送を担うJR東海のリニアとは、その目的や運用は大幅に異なります。
高蔵寺駅前から大曽根まで乗ったガイドウェイバスは、同一車両で一般道と専用軌道を走れる特性を持っている“鉄道とバスのハーフ”のような交通機関で、名古屋市民からは「ゆとりーとライン」の愛称で親しまれています。
ガイドウェイバスは、一般道では一般のバスと全く同様に走り、普通にバス停にも止まりますが、専用軌道に入ると、前後輪と連動する案内装置(小型の車輪)がレールの内側をトレースして走り、そのため専用軌道では運転士はハンドルは握らず、膝に手を置いたまま足でアクセルだけ踏んで運転をします(上の写真では専用軌道を走っています)。
また、一般道では「バス停」ですが、専用軌道区間では「駅」が設けられており、ゆとりーとラインの専用軌道(大曽根駅~小幡緑地駅間6.5km)には現在9駅が設置されています。
名鉄名古屋から中部国際空港へは、平成16年にセントレアへのアクセス用特急としてデビューした、名鉄のミュースカイ2000系に乗ってきました。
平成17年にはグッドデザイン賞を受賞し、翌18年には鉄道友の会からローレル賞も受賞した、最高運転速度120km/hの4両固定編成の電車で、名鉄名古屋駅~中部国際空港駅間を最速28分で結びます。
上の写真がそのミュースカイ2000系ですが、この写真は空港まで乗った際に撮ったものではなく、その前日の早朝、神宮前駅のホームにて撮った写真です。