北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

鉄道居酒屋「ぽぷら」のレイアウトで北海道の車両を走らせてきました

2017年01月27日 | 鉄道模型(N)
昨年9月8日の記事で報告したように、私は昨年9月、札幌市白石区の「鉄道喫茶・居酒屋 ぽぷら」というお店のレンタルレイアウトで、京阪・阪急・近鉄といった関西の私鉄車両や、お召列車満鉄特急などの珍しい車両を走らせて楽しんできました。

その「ぽぷら」さんに、私は昨夜再び、私物の鉄道模型車両を持ち込んで、同店のレンタルレイアウトで鉄道模型の運転を楽しんできました。
ちなみに、今回は、地元・北海道の車両ばかりを持ち込みました。


まずは、「アルファ・コンチネンタル・エクスプレス」と「フラノエクスプレス」という、2本のジョイフルトレインを走らせました。
実車は既に現役を引退しておりますが、小学生の頃にこれらの実車に数回乗った経験がある私にとっては、どちらも思い出深い車両です。












次に、寝台特急「北斗星」の、JR北海道仕様車を走らせました。
実車は、「日本初の豪華寝台特急」とも云われ、人気も知名度も高かったブルートレインですが、重連の機関車や電源車も含めると14両となるので、このような長大編成の模型は、やはりこういった大型のレイアウトでのびのびと走らせると気持ちがいいです♪
















最後に、北海道開拓の象徴とも云える、幌内鉄道の7100形蒸気機関車「弁慶」号と、その牽引客車を走らせました。
実車は明治時代の北海道の原野や海岸などを走った列車なので、近代的な高架駅(このレイアウトの高架駅はJR新札幌駅をイメージしたものです)との組み合わせはやはり違和感が感じられますが、現実には有り得ないこのような組み合わせも模型の世界ならではの面白さという事で(笑)。










昨日私が「ぽぷら」さんのレイアウトを1時間貸切って走らせた車両は以上の通りですが、実は昨夜は、これら以外にも、まだ道内鉄道の模型車両をいくつか持ち込んでいました。
それが以下の車両達(いずれも我が家で撮影)で、上から順に、キハ183系0番台特急ディーゼルカー、キハ40形100番台ディーゼルカー、9600形蒸気機関車北海道重装備(2ツ目タイプ)です。







キハ183系は、車両内蔵モーター不調のため店内のレイアウトでは動かず(事前に確認していなかったためお店で初めて不調に気付きました)、キハ40形と9600形については、時間の関係から今回は運転する事が出来ませんでした。
次回は、これらの車両も是非走らせたいです!

謹賀新年

2017年01月01日 | ノンジャンル
あけましておめでとうございます

このブログ「札幌人からみた関西圏の鉄道事情」の読者の皆様方に於かれましては、平成29年の新年を健やかにお迎えの事とお慶び申し上げます。また、いつもこのブログを読んで下さり、心より御礼申し上げます。

昨年関西圏では、4月に日本最大の鉄道博物館「京都鉄道博物館」がオープンし、6月にはリニア中央新幹線の大阪延伸前倒しが正式決定し、9月には近鉄の観光特急列車「青の交響曲(シンフォニー)」が運転を開始し、10月には阪急阪神ホールディングスの発足(阪急と阪神の経営統合)から丁度10年を迎え、そして同月、阪神電鉄の5700系電車が鉄道友の会より阪神の車両としては初となる「ブルーリボン賞」を受賞するなどの喜ばしい出来事が続きました。



また、昨年は関西圏以外でも、1月にはリニア中央新幹線の起点となる品川駅の建設工事が始まり、3月には北海道新幹線の新青森~新函館北斗間(約149km)が開業し、4月には上越新幹線の越後湯沢~新潟間で“走る美術館”こと「現美新幹線」が運転を開始し、7月には東日本大震災による被災で運行不能が続いていたJR常磐線の小高~原ノ町間(約9km)が復旧し、10月にはJR九州が悲願の上場を果たし、そして12月には、震災で被災していたJR常磐線の相馬~浜吉田間(約23km)も漸く復旧を果たすなど、旧年の鉄道業界は比較的明るいニュースが多かった一年となりました。



その一方で、昨年は1月に阪堺電気軌道上町線の住吉~住吉公園間(0.2km)が廃止となり、3月には北海道新幹線の開業に合せて在来線の寝台特急「カシオペア」や、特急「スーパー白鳥」と「白鳥」、急行「はまなす」の運行が終了し、これにより定期急行列車はついに全廃となりました。
また4月には、熊本地震の発生により九州新幹線で回送列車が脱線し、高架橋にも被害が発生するなどしました。幸いにも九州新幹線は、同月中に全線で運転を再開したものの、南阿蘇鉄道とJR豊肥本線の一部区間では、今もまだ復旧の目処が立っておりません。
そして12月には、私の住む北海道で、JR留萌本線の末端区間である留萌~増毛間(約17km)が廃止されるなどし、残念なニュースも少なくはありませんでした。

JR北海道については、昨年、深刻な経営状況の内容が具体的に公表され、11月には同社より、JR北海道全線のほぼ半分に当たる10路線13線区、計約1237kmが、利用者数の減少などにより「単独では維持することが困難な線区」と発表されました。
その結果、沿線自治体とJRとの間に軋轢が生じる事となり、国鉄の分割民営化から29年の時を経て、分割民営化の仕方や有り様についてその成否を改めて考えさせられました。



本年は、4月にはJR各社の発足から丁度30年を迎え、5月にはJR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」が運行を開始し、6月にはJR西日本のクルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」も運行を開始し、そして12月には、東京地下鉄が開業から丁度90年を迎えます。
また、具体的な日時はまだ未定ですが、本年の上半期には、京阪電鉄の特急にプレミアムカーが導入され、そして夏には、東武鉄道がJR北海道より借り受けている蒸気機関車「C11形207号機」の牽引する列車が東武鬼怒川線でデビューするなど、本年の鉄道業界は華々しいイベントが多く活気に満ちた年となりそうです。



かような慶年となる当年の年頭に当り、国内外の鉄道の安全と、鉄道業界全体及び各鉄道事業者様の益々の発展を祈念すると共に、鉄道に携わる全ての人達とこのブログを読んで下さる皆様方の御健勝・御繁栄を、心よりお祈り申し上げます。

このブログは、開設から丸11年が経ち、本年で12年目に入りました。
私が管理している趣味の各ブログの中では最も息の長いブログとなりましたが、更新頻度はあまり高くない上に、記事の内容は相変わらず今も“初心者丸出し”ですが、本年も何卒一層の御指導・御鞭撻を賜りますよう、どうか宜しくお願い申し上げます。


日本初の鉄道(新橋~横浜間)開業から145年目・関西初の鉄道(大阪~神戸間)開業から143年目となる新年
平成二十九丁酉年 元旦