既に報道されていることではありますが、大阪市内中心部を走る、JR西日本の大阪環状線に、新型車両323系が投入されることになり、それに伴い、長年同線で活躍してきたオレンジパーミリオン色の国鉄型通勤電車の103系が、ついに現役を引退することになりました。
103系は、高度経済成長期からバブル期にかけて、首都圏や関西圏で主力車両として通勤輸送を担ってきた電車で、現在40~70代くらいの人たちには、毎日の通勤(もしくは通学)で利用した、とても思い出深い電車だと思います。
大阪環状線は私鉄と直接競合する路線が少ないことから、JRとしては今まで投資を抑えてきた経緯があり、旧国鉄時代の旧型電車に延命工事を施すことで現在もその運行を続けていますが、以前より、「大阪環状線の既存車両はいくら何でも古すぎる」「大阪環状線は走る鉄道博物館だ」との指摘があり、実際、車両の老朽化が著しく進んでいることから、同線の旧国鉄時代の電車である103系(7編成56両)と201系(16編成128両)の2型式を、順次置き換えることにしたようです。
下の写真は、201系です。
JR西日本によると、323系は来年度から配備を開始し、平成30年度末までに、旧型車との置き換えを完了するとの事です。
ちなみに、置き換えられた103系は全て廃車となる見込みですが、比較的新しい201系(とはいえ、国鉄の分割民営化から来春で28年経つことを考えると、こちらもそろそろ寿命が近づきつつあることには変わりませんが)は他路線に転属となって、まだしばらくは現役として活躍する予定です。
利用者の利便性向上、車両としての高性能化や安全性の向上、そして既存車両の寿命などを考えると、旧型車両を新型車両に置き換えるのは当然のことですが(むしろ遅すぎたくらいですが)、しかしやはり、昭和的な雰囲気の残る103系が引退してしまうのは、感情的には少し寂しいことでもありますね。
JR北海道でも、今春で711系電車の運用を終了させ、寝台車両の24系も、今春で定期運用を終えるなど、全国的に見ても国鉄型車両はいよいよ完全に姿を消す時期が近づいてきた感があります…。
103系は、高度経済成長期からバブル期にかけて、首都圏や関西圏で主力車両として通勤輸送を担ってきた電車で、現在40~70代くらいの人たちには、毎日の通勤(もしくは通学)で利用した、とても思い出深い電車だと思います。
大阪環状線は私鉄と直接競合する路線が少ないことから、JRとしては今まで投資を抑えてきた経緯があり、旧国鉄時代の旧型電車に延命工事を施すことで現在もその運行を続けていますが、以前より、「大阪環状線の既存車両はいくら何でも古すぎる」「大阪環状線は走る鉄道博物館だ」との指摘があり、実際、車両の老朽化が著しく進んでいることから、同線の旧国鉄時代の電車である103系(7編成56両)と201系(16編成128両)の2型式を、順次置き換えることにしたようです。
下の写真は、201系です。
JR西日本によると、323系は来年度から配備を開始し、平成30年度末までに、旧型車との置き換えを完了するとの事です。
ちなみに、置き換えられた103系は全て廃車となる見込みですが、比較的新しい201系(とはいえ、国鉄の分割民営化から来春で28年経つことを考えると、こちらもそろそろ寿命が近づきつつあることには変わりませんが)は他路線に転属となって、まだしばらくは現役として活躍する予定です。
利用者の利便性向上、車両としての高性能化や安全性の向上、そして既存車両の寿命などを考えると、旧型車両を新型車両に置き換えるのは当然のことですが(むしろ遅すぎたくらいですが)、しかしやはり、昭和的な雰囲気の残る103系が引退してしまうのは、感情的には少し寂しいことでもありますね。
JR北海道でも、今春で711系電車の運用を終了させ、寝台車両の24系も、今春で定期運用を終えるなど、全国的に見ても国鉄型車両はいよいよ完全に姿を消す時期が近づいてきた感があります…。