北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

大阪市営地下鉄 今里筋線

2006年07月29日 | 地下鉄


一昨日、大阪市内の地下鉄(御堂筋線)に乗った際に、車内に貼られていた広告を見て初めて知ったのですが、今年12月の開業を目指して現在建設中の市営地下鉄8号線の名称と各駅の名称が、今月、正式に決まったそうです。

路線名は「今里筋線」(いまざとすじせん)で、各駅(新設駅11駅)の名称は、北から順に、「井高野」(いたかの)、「瑞光四丁目」(ずいこうよんちょうめ)、「だいどう豊里」(だいどうとよさと)、「太子橋今市」(たいしばしいまいち)、「清水」(しみず)、「新森古市」(しんもりふるいち)、「関目成育」(せきめせいいく)、「蒲生四丁目」(がもうよんちょうめ)、「鴫野」(しぎの)、「緑橋」(みどりばし)、「今里」(いまざと) に決まったとのことです。

ちなみに、本線の清水駅と新森古市駅の間からは、車両基地へと繋がる支線が東方向に分岐し、更にその車両基地の先からは、長堀鶴見緑地線への連絡線が敷設されるそうです。

関西旅行

2006年07月28日 | 旅行記






26日から28日まで、2泊3日で関西に旅行に行ってきました。26日の夜に神戸空港着の飛行機で関西に入り、翌27日と28日の2日間は鉄道を利用して関西圏のあちこちを周り、28日の夜に関空発の便で札幌に帰ってきました。以下に、この3日間のルートを簡潔にまとめてみます。

1日目

【神戸空港】(ポートライナー)【三宮/三宮・花時計前】(神戸市営地下鉄海岸線)【ハーバーランド】(徒歩)《神戸駅前のホテル》(チェックイン・宿泊)

2日目(午前)

《神戸駅前のホテル》(チェックアウト)(徒歩)【高速神戸】(神戸高速鉄道東西線)【阪神三宮】(駅構内見学)(阪神本線)【武庫川】(阪神武庫川線)【武庫川団地前】(阪神武庫川線)【武庫川】(阪神本線)【尼崎】(阪神西大阪線)【西九条】(JR大阪環状線)【桜ノ宮】(タクシー)《都島区毛馬町》(大阪市営バス)【梅田】(大阪市営地下鉄御堂筋線)【淀屋橋】

2日目(午後)

【淀屋橋】(京阪本線)【出町柳】(タクシー)《左京区吉田山》(友人の運転する車)【出町柳】(叡山電鉄本線)【三宅八幡】(徒歩)《左京区上高野》(京都バス)【花園橋】(徒歩)【国際会館】(京都市営地下鉄烏丸線)【北大路】(徒歩)《北区元町》(タクシー)《四条西洞院のホテル》(チェックイン)(徒歩)【烏丸】(阪急京都線)【河原町/四条】(京阪本線)【三条】(徒歩)《木屋町通の居酒屋》(徒歩)【三条】(京阪本線)【四条/河原町】(阪急京都線)【烏丸】(徒歩)【四条西洞院のホテル】(宿泊)

3日目(午前)

【四条西洞院のホテル】(チェックアウト)(徒歩)【地下鉄四条】(京都市営地下鉄烏丸線)【地下鉄京都/近鉄京都】(近鉄京都線・近鉄橿原線)【橿原神宮前】(近鉄吉野線)【吉野/吉野千本口】(吉野山ロープウェイ)【吉野山】(吉野山散策)→(吉野山ロープウェイ)【吉野千本口/吉野】(近鉄吉野線)【吉野口】

3日目(午後)

【吉野口】(JR和歌山線)【JR和歌山】(和歌山電鉄)【日前宮前】(周辺散策)→(徒歩)【JR和歌山】(タクシー)【南海和歌山市】(南海電鉄南海線)【泉佐野】(南海電鉄空港線)【関西空港】

こんな感じで周ってきました。
2日目には阪神の武庫川線を利用してきましたが、これは、武庫川団地に用事があったため乗ってきたわけではなく、“武庫川線に乗ること”自体を目的に同線を利用してきました。阪神のローカル線である同線には以前から興味がありましたので。

また、武庫川線を利用した後は武庫川から阪神本線に乗って大阪方面に向かいましたが、その際にそのまま本線に乗って梅田へ向かわず、わざわざ尼崎で西大阪線に乗り換えて西九条へと向かったのは、西九条周辺で、難波延長線(阪神西九条~近鉄難波)の工事の進捗状況を視察するためです。

そして、大阪から京都へは京阪本線を利用しましたが、その際にはダブルデッカー車両の2階に乗って、京阪本線と鴨東線の全線(淀屋橋→三条→出町柳)を乗覇してきました。一番上の写真が、その8000系ダブルデッカー車両です。
ちなみに、真ん中の写真は、近鉄吉野駅で撮影した吉野線の急行で、一番下の写真は、和歌山電鉄の日前宮駅で撮った和歌山電鉄の電車です。和歌山電鉄の電車は全て南海電車と同じカラーリングのようです。

最初からそれを狙っていたわけではないですが、今回の旅行では、結果的に近畿圏の大手私鉄5社(近鉄、南海、阪急、阪神、京阪)全てを利用したことになります。

山陽姫路駅

2006年07月22日 | その他の民鉄




昨日に引き続き、今日の写真も山陽電鉄本線の姫路駅の写真です。

上の写真の車両は山陽電鉄の5030系電車で、下の写真の車両は、山陽電鉄と相互乗り入れをしている阪神の8000系電車で、いずれも阪神梅田行きの直通特急です。

山陽姫路駅は、昨日も述べましたように今年3月の路線切替後は、1・2番線を普通電車が、3・4番線を直通特急が使っていますが、この写真を撮った3年前は今とは逆で、1・2番線を直通特急が、3・4番線を普通電車が使っていました。

ちなみに、山陽姫路駅のような頭端式ホームの駅というのは、関西の私鉄ターミナルではよくある形で、特に珍しくもないですが、私が住んでいる北海道ではこういった形の駅はかなり珍しいです。

山陽電鉄本線、高架線の一部を平地化

2006年07月21日 | その他の民鉄


現在、兵庫県姫路市内で進められている「JR山陽本線等姫路駅付近連続立体交差事業」は、JR山陽本線約4.3km、JR姫新線約1.3km、JR播但線約1kmをそれぞれ高架化し、さらに貨物基地と車両基地の移設も併せて行うという、総事業費約609億円、事業期間が平成元年~22年度までの、大規模な事業です。

この事業の主軸は、現在平地を走っているJR山陽本線を高架化することですが、その高架化工事により、JR山陽本線と立体交差している山陽電鉄本線も路線の切替工事が行われことになり、今年の3月26日、その日一日だけ山陽電鉄の山陽姫路駅~手柄駅間の営業を休止して、立体交差変更工事が実施されました。

この立体交差変更工事は、路線の切替工事としてはかなり珍しい事例といえます。
今まではJR線が平地を走り、高架線の山陽電鉄がそれを跨いで立体交差していたのですが、今年3月に実施した立体交差変更工事により、今度はJRが新設された高架線を走りようになり、山陽電鉄は、高架化されたそのJR線と立体交差するために高架線の一部を廃止し、平地を走る新ルートに切り替わり、その新ルートがJRの高架線の下を潜る、というように、上下関係が今までと逆転することになったのです。

とはいっても、姫路市内の山陽電鉄本線は、あくまでも高架の一部が平地線に切り替わっただけであり、高架線そのものが廃止されたわけではありません(高架の区間は今までよりも短くなりましたが)。
そのため、山陽電鉄本線の終端駅である山陽姫路駅(頭端式3面4線のホームをもつ高架駅)は、従来通り使用され続けます。
ただし、今回の路線切り替えにより、山陽姫路駅のホームの運用は、北側の1・2番線が普通、南側の3・4番線が直通特急ホームに変更されたようです。

今回の写真は、その山陽姫路駅です(この写真は、切替工事が実施される3年前に撮った写真ですが、現在とは特に変わっていません)。
この駅は、山陽百貨店のビルの2階に内包されているターミナル駅ですが、昭和29年に竣工された駅であるため、近隣の近代的な駅と見比べると、やはり古さは否めない雰囲気の駅です。
でも、個人的にはこういった雰囲気の駅は好きです。

男山山上駅

2006年07月16日 | 特殊軌道


男山ケーブル(京阪鋼索線)の男山山上駅は、私が京都に住んでいた頃ほぼ毎日利用していた、思い出深い駅です。
私が当時住んでいた寮からは、徒歩4分程の場所にありました。
石清水八幡宮の本殿は、この駅からはゆっくり歩いて10分程です。

ちなみに、昭和32年に現在の駅名に改称されるまでは、この駅は「八幡宮」という名の駅だったそうです。

大阪市営地下鉄8号線

2006年07月10日 | 地下鉄


現在大阪市では、御堂筋線(1号線)、谷町線(2号線)、四つ橋線(3号線)、中央線(4号線)、千日前線(5号線)、堺筋線(6号線)、長堀鶴見緑地線(7号線)に次ぐ8番目の地下鉄「8号線」を建設中です。

8号線は、阪急京都線正雀駅のやや南に位置する井高野から南下して、千日前線の今里駅に至る、約12㎞の路線で、長堀鶴見緑地線と同様のリニア駆動方式の地下鉄として建設されています。
開業予定は今年の12月で、今里筋の地下を走ることから、開業後は今里筋線という名称になると予想されています。

8号線の路線図を見てみると、谷町線の太子橋今市、長堀鶴見緑地線の蒲生四丁目、中央線の緑橋の各駅とぼぼ垂直に路線が交差しているので、これらの駅とは乗換駅として接続されることになると思われます。
また、8号線は京阪本線とも交差することになるので、まだ確認はしておりませんが、もしかすると京阪とも乗り換え可能になるかもしれません。

8号線の最大の特徴は、まだ数は少ないものの最近全国で徐々に広がりをみせてきているリニア方式を採用した地下鉄である、ということと、大阪市営地下鉄としては初めて、都心部を通らず(JR大阪環状線の内側に入らず)郊外の南北を結んでいる地下鉄である、という点だと思います。
また、8号線は大阪市営地下鉄では初めて、全駅のホームにホームドアが設置される路線でもあります。

なお、8号線は、将来的には今里から更に南下して、湯里六丁目まで延伸し、湯里六丁目で現在計画中の9号線と接続する予定になっています。
9号線とは、住之江公園と喜連瓜破の間を結ぶ、東西に走るほぼ直線の路線ですが、近畿地方交通審議会では当面は整備しない路線としているため、現状ではまだ着工の目処は立っていません。

8号線に関しての情報は、現時点では私もまだ、これ以上のことは把握しておりません。新しい情報を入手次第、またこのブログで報告させていただきます。

出町柳から

2006年07月02日 | 鉄道関連グッズ


京阪の特急カラー(橙色と赤色のツートンカラー)が施されているこのCDは、約3年前の平成15年5月に、八幡市駅前のアンスリーで購入したものです。
歌っているのは中之島ゆきさん(プロフィールも顔写真も載っていないので詳細は不明ですが、かなり可愛い声です)で、京阪のイメージソング「出町柳から」と「朝靄の京橋で乗り換え」の2曲が収録されています。

「出町柳から」は京都方面から大阪方面へ、「朝靄の京橋で乗り換え」は逆に大阪方面から京都方面へと向かった場合の、京阪本線の沿線風景が歌われており、「朝靄の京橋で乗り換え」の方はそれに加え、同時に男女の出会いも歌われています。
この2曲を聴くと、京阪本線沿線のイメージが頭の中に見事に浮かんできます。なかなかいい曲です(ただし京阪本線を利用したことのない人は全然イメージがわかないと思いますが)。

以下に、2曲のそれぞれの歌詞を記しておきます。この曲を聴くと、京都にいた頃を思い出します。
ちなみに、「朝靄の京橋で乗り換え」の歌詞の中にある「枚方市にはこの秋からいいことがあると誰かが言ってます」という文句は、この年の秋に実施されたダイヤ改正の内容の予告(同年9月のダイヤ改正により枚方市駅は特急の終日停車駅になりました)らしいです(笑)。


「出町柳から」

※出町柳から 電車は走る
ああ2人を乗せて 愛の2階だて
ダブルデッカー (そうでっかー)

三条から乗客が 増え出します
四条からは 買い物帰り おしゃれな人々
七条やがて地上へ そして丹波橋
中書島から 補助席が使えます
夕日を浴びた酒蔵の街 まるで影絵のよう
左には競馬場 まるでどこかのフリーウェイ
まもなく車掌も来る (ご用の方はございませんでしょうか)

※※出町柳から 電車は走る
ああ2人を乗せて 愛の2階だて
※(repeat)

この電車は 京橋までとまりません
枚方市には 平日朝ラッシュ時の淀屋橋行きのみ停車です
テレビカーなら 着くまでテレビが見れます
そのうちに京橋の街のあかり

天満橋からまた地下へもぐります
次は北浜 そして終点は淀屋橋
淀屋橋が終点 (ご乗車ありがとうございます)

※※(repeat)
※(repeat)

「朝靄の京橋で乗り換え」

※朝靄の京橋で乗り換え
あなたの背中を探す 長いエスカレーター
週末は京都へ行こう いつもよりもっと遠くへ

淀屋橋は御堂筋と交わります
秋には銀杏並木と恋人たち
証券の街北浜は 弁護士さんも乗り降りします(Guilty or not guilty?)

天満橋を発車すると 左に大川が流れます
天神祭りの花火が綺麗です
その次が京橋です
通勤の途中であなたと出会いました
※(repeat)

線路は続く京橋のその先へ
隣にあなた 窓の外には観覧車が見えます
枚方市にはこの秋からいいことがあると誰かが言ってます
(Who are you?)

樟葉 八幡市を過ぎれば 中書島でとまります
宇治へ行くなら ここから乗り換えです
その次は丹波橋 そして七条 四条 三条 出町柳へ

※※いつもより早起きをして
いつもの改札口であなたと待ち合わせ
週末は京都へ行こう
降りれば鴨川 振り向けば東山

朝靄の京橋で乗り換え あなたの背中を探す
※(repeat)