北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

関空第2滑走路オープン

2007年09月29日 | 南海


先月2日、関西国際空港の第2滑走路がオープンし、これにより関空は、日本で初めて「4,000m級の滑走路を複数持つ、完全24時間空港」となりました。
第2滑走路オープン以前の関空は、朝夕のピーク時は離着陸する航空機が集中して過密状態となっていましたが、滑走路が2本になったことで、こうした時間帯にももっと沢山の航空機を受け入れることができるようになり、また、滑走路が1本の時は週に3日・各3時間程度メンテナンスのために滑走路を閉鎖していましたが、滑走路が2本になったことでメンテナンスを交互に行えるためいつでも航空機の受入れが可能となりました。

そして、関空の第2滑走路オープンを記念して、南海の空港アクセス特急「ラピート」の車体には「第2滑走路オープン」の文字がラッピングされました(以下の写真は、先月ラピートに乗った際に撮ってきたものです)。





ちなみに関空の2期島は、現在は第2滑走路のオープンによりまだ限定供用している段階ですが、今後は、経営状況や需要状況などを踏まえて段階的に整備していくそうで、第2ターミナルビル(本館とサテライト)を建設したり、2期島南側に貨物地区を集約させるといった事業が計画されいるそうです。

また、関空へのアクセスについても、将来的には、現在は存在意義のよく分からない“盲腸線”(失礼!)となっている南海汐見橋支線と、JRの新大阪駅が、上下分離方式で建設される新線「なにわ筋線」で接続されるようになり、それにより現在は難波止まりのラピートが梅田方面にまで乗り入れるようになるので、そうなると関空へのアクセスも更に便利になるでしょう!

アクセスカウント10,000達成!

2007年09月15日 | ノンジャンル
今日の午前4時50分、このブログのアクセスカウントを見てみると、総アクセス数が「10,002」になっていました。
このブログを開設してほぼ1年半が経ちましたが、「ついに」と言うべきか「やっと」と言うべきなのか、ともかく総アクセス数が1万を超えました!

このブログをここまで続けてこられたのも、このブログを読んで下さっている皆様方のお陰です。
私の拙い文章を読んで下さり、ありがとうございます!

昭和63年当時の札幌駅

2007年09月14日 | 札幌の鉄道
アルバムを整理していたら、地上駅時代の札幌駅を写した懐かしい写真を見つけたので、たまにはこういうのもいいだろうと思ってアップします。
私がまだどうしようもないクソガキだった(笑)ほぼ20年前に写したもので、この翌年度に札幌駅は高架駅になりました。



当時の札幌駅は0~9番までの10線があり、これは駅本屋(札幌駅南側駅舎)1階の改札口と直結していた1番線です。
1番ホームの上に建っている青っぽい色の駅本屋は、昭和27年に竣工した4代目の駅舎(5階建)で、1階と地下、及び2階の一部が駅の施設として使われ、2階の大部分と3階より上には国鉄北海道総局が入っていました。
現在、JR北海道の本社ビルは桑園にありますが(桑園駅に直結)、本社ビルが完成するまではJR北海道の本社とJR貨物の北海道支社もここに入っていました。



札幌~上野間を結ぶ寝台特急「北斗星」です。
北斗星は、この写真を撮った年の3月に、青函トンネル開業に合わせてデビューした寝台特急で、今でも高い人気を誇る列車ですが、当時はデビュー直後でしかもバブル期だったため、今以上の人気で常に予約が殺到していました。
現在では、「JR北海道色」または「北斗星色」と称される青色塗装のDD51が使われていますが、デビュー当時はこのように通常色のDD51が使われていました。



札幌駅の9番線に停車中の札沼線(通称:学園都市線)の普通列車です。
その普通列車の右側に建っているコンクリートの構造物は、建設中の5代目札幌駅(現在使われている高架駅)で、鉄骨がむき出しになっているこの部分は高架駅の3番線に当たる部分です。

この写真に写っている9番線は、高架駅の1~2番線用地にあり、そのため、5代目札幌駅(高架駅)の開業時は1~2番線がなく(3番~10番及び仮設の11番で営業開始)、旧札幌駅が完全に撤去されてから1~2番線が造られました。
その後、仮設の11番ホームが撤去され、札幌駅は現在の形(島式ホーム5面10線の駅)になりました。

ちなみに、現在新青森~新函館間で建設工事が行われている北海道新幹線は、将来は札幌駅にも乗り入れる予定で、その時は、現在の1~2番線ホームが新幹線用ホームに転用される予定です。