先月2日、関西国際空港の第2滑走路がオープンし、これにより関空は、日本で初めて「4,000m級の滑走路を複数持つ、完全24時間空港」となりました。
第2滑走路オープン以前の関空は、朝夕のピーク時は離着陸する航空機が集中して過密状態となっていましたが、滑走路が2本になったことで、こうした時間帯にももっと沢山の航空機を受け入れることができるようになり、また、滑走路が1本の時は週に3日・各3時間程度メンテナンスのために滑走路を閉鎖していましたが、滑走路が2本になったことでメンテナンスを交互に行えるためいつでも航空機の受入れが可能となりました。
そして、関空の第2滑走路オープンを記念して、南海の空港アクセス特急「ラピート」の車体には「第2滑走路オープン」の文字がラッピングされました(以下の写真は、先月ラピートに乗った際に撮ってきたものです)。
ちなみに関空の2期島は、現在は第2滑走路のオープンによりまだ限定供用している段階ですが、今後は、経営状況や需要状況などを踏まえて段階的に整備していくそうで、第2ターミナルビル(本館とサテライト)を建設したり、2期島南側に貨物地区を集約させるといった事業が計画されいるそうです。
また、関空へのアクセスについても、将来的には、現在は存在意義のよく分からない“盲腸線”(失礼!)となっている南海汐見橋支線と、JRの新大阪駅が、上下分離方式で建設される新線「なにわ筋線」で接続されるようになり、それにより現在は難波止まりのラピートが梅田方面にまで乗り入れるようになるので、そうなると関空へのアクセスも更に便利になるでしょう!