北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

3月20日、近鉄と阪神で同時にダイヤ改正を実施

2012年01月28日 | ノンジャンル
近鉄と阪神は、それぞれ本年3月20日にダイヤ改正をすると発表しました。
両社が同時にダイヤ改正を行うのは勿論偶然ではなく、阪神(なんば線)と近鉄(難波線・奈良線)で相互直通運転が行われている関係からです。

このダイヤ改正により、近鉄では、各線の利用者数減少に合わせて運転本数を減らしたり、列車の種別や停車駅の見直しを行い、この10年ほどでは近鉄で最大の列車本数削減が実施されることになります(約4.5パーセントの列車が減少します)。
また、近鉄の看板列車ともいえる「名阪特急」の全列車に途中駅が設定され(全列車が津駅に停車するようになります)、名阪間のノンストップ列車も無くなることになります。
京都~橿原神宮前・近鉄奈良間では併結運転が始まり、京都~大和西大寺間でも特急列車の本数が削減されます。
これ以外にも、大阪線で恩智~安堂間に停車する区間準急が新設されたり、名古屋線で近鉄名古屋~富吉間の準急の一部が削減されるなど、けいはんな線・内部線・八王子線・生駒鋼索線を除く近鉄の全線で、停車駅の追加や運転区間の変更、列車の削減などが行われます。

阪神では、阪神なんば線開業以来初めてのダイヤ改正となり、阪神なんば線では、平日日中において尼崎~西九条間の途中駅停車がなくなり、所要時間が約5分短縮され、これにより阪神なんば線内の快速急行は、全ての曜日と時間帯において停車駅が統一されます。
また、平日と土休日ダイヤともに、三宮~近鉄奈良間の快速急行の最終列車時刻が約20~30分繰り下がり、快速急行の運転時間帯が拡大し、土休日ダイヤでは、三宮発の快速急行3本が新開地発に変更されるなど、全体的に快速急行の利便性が今よりもずっと向上することになります。
阪神本線では、朝ラッシュ時間帯に運転している区間特急の停車駅に野田駅が加わることになります。


両社のダイヤ改正の詳細については、以下のページをご覧下さい。

▼ 近鉄のダイヤ改正について
http://www.kintetsu.jp/news/files/daiyahenkoH24.pdf

▼ 阪神のダイヤ改正について
http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20120120-11.pdf

急行はまなす が札幌駅に入線してくる様子

2012年01月16日 | 北海道の鉄道
先月22日の記事では、私が先月札幌から青森まで乗車した急行「はまなす」について紹介させていただきましたが、その「はまなす」が、始発駅である札幌駅の5番線に入線してくる様子を、向かいの4番ホームから撮影した動画が、下の映像です。

[[youtube:-7CViBWQ5-c]]

ビデオカメラではなく、あくまもでデジカメに付属の動画撮影機能で撮影したものなので、画質はあまり良くありませんが、ディーゼルエンジンを高らかに響かせて入線してくる、ディーゼル機関車牽引の夜行客車急行の雰囲気は、それなりに出ているのではないかなと思います。

謹賀新年

2012年01月01日 | ノンジャンル


謹んで新年のお慶びを申し上げます

昨年は、東日本大震災の発生に伴い東北・関東各地で鉄道が被災し、多くの鉄道施設や鉄道車両が壊滅的な状態に陥り、また、中国では高速鉄道の大事故が発生するなど、多難な一年となりましたが、その一方で、震災発生時、上下合わせて27本の列車が営業運転中であった東北新幹線では、全ての列車が脱線せずに無事停車し、昭和39年の東海道新幹線開業以来続く日本の高速鉄道の「死亡事故ゼロ」の安全神話が守られ、日本の鉄道の安全性・信頼性が改めて証明されることにもなりました。

震災からの本格的な再生の年となるであろう本年々頭に当り、被災地域の一刻も早い復興及び全鉄道路線の復旧と、全国の鉄道の安全、鉄道業界全体及び各鉄道事業者様の益々の発展を祈念すると共に、鉄道に携わる全ての人達とこのブログを読んで下さる皆様方の御健勝・御繁栄を、心よりお祈り申し上げます。
本年も何卒一層の御指導・御鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

写真は、先月私が新青森から仙台まで乗車した、東北新幹線「はやて」の先頭車両にプリントされていた「がんばろう日本!がんばろう東北!」と書かれた復興祈願ロゴです。

明治五年の日本初の鉄道開業から百四十年目となる新年
平成二十四壬辰年
元旦