「ACE」(Advanced Common Express = 一歩進んだ全線対応の特急車両を意味する)の愛称を持つ近鉄22000系は、オレンジ色の塗色にブルーの帯という近鉄伝統の特急カラーを踏襲しつつ、車体の断面は従来車よりも大型化、窓は連続窓化され、側扉は従来の二枚折り戸からプラグ式に変更されて密閉性が高められ、また、先頭車の前面は3次曲面を取り入れた温かみのあるデザインとなっており(グッドデザイン賞も受賞しています)、伝統と未来的なフォルムが融合した、実にスマートな車体の電車です。
実はこの電車(22000系)も、私は個人的に結構好きなのです(笑)。
下の写真は、今年の2月、宇治山田~近鉄四日市まで特急を利用した際に、宇治山田駅のホームで撮影した22000系で、その時はこの電車(近鉄名古屋行き)に乗って四日市まで移動しました。
先に登場した21000系(アーバンライナー)が名阪間を疾走する近鉄の“シンボル特急”であるのに対し、22000系は、21000系のように路線を限定せずに近鉄の各線で活躍する“近鉄ネットワークの主力”として、また、老朽化した特急電車10400系や11400系の置き換えとして、130㎞/h運転に備えて平成4年に登場した特急型電車です。
旅客需要に応じて編成長を組み替えることができるよう、4両編成と2両編成の2種の基本編成があり(いずれも全車電動車)、途中駅での分割・併合が考慮されていて、また、他形式の車両と併結して貫通幌も使用できるようになっているなど、汎用性の高い車両になっています。
走行機器では、近鉄特急車としては初となるVVVFインバータ制御(三菱電機製)及びボルスタレス台車(KD-304形)の採用、高速運転に対応したディスクブレーキとユニットブレーキの併用、滑走防止装置の採用など、登場時における最新技術が盛り込まれています。
座席の転換は、近鉄伝統の背起こし式からペダル式へと変更されており、リクライニングの駆動方式もメカ式から油圧式になっています。テーブルはひじ掛けの蓋を開けて引き出す方式です。
また、座席幅も従来車より広げられ、シートピッチ(座席前後の間隔)は1mあります。
なお、標準軌(大阪・名古屋線系、奈良・京都線系)仕様の本形式22000系と、平成8年に登場したその狭軌(南大阪線系)仕様の16400系の愛称は、共に「ACE」ですが、その読み方については「エー・シー・イー」と「エース」の2種の読み方があり、近鉄監修の書籍や映像作品などでもその両社の読み方が混在していることから、公式にもその読み方は統一されていないようです。
Nゲージの鉄道模型では、22000系はグリーンマックスから4両基本セット(18,900円)、2両基本セット(13,650円)、動力車なしの2両増結セット(9,450円)の3種がぞれぞれ製品化・販売されています。
ちなみに、私が保有しているNゲージの車両は、小学生の頃親から誕生日プレゼントとして買って貰ったトミックス製の電気機関車EF65と24系寝台客車数両のみで、いずれは、関西圏の私鉄車両を中心にいろいろな形式を買い揃えたいなと思ってはいるのですが、ただ、一度車両を買い集め出すと「もっと揃えたい!」という思いが更に強くなり結果的にかなりの出費を強いられそうで、それがちょっと怖くて(たまに数百円のBトレインショーティーの車両を買う程度で)Nゲージには未だ本格的には手を出せずにいます(笑)。
実はこの電車(22000系)も、私は個人的に結構好きなのです(笑)。
下の写真は、今年の2月、宇治山田~近鉄四日市まで特急を利用した際に、宇治山田駅のホームで撮影した22000系で、その時はこの電車(近鉄名古屋行き)に乗って四日市まで移動しました。
先に登場した21000系(アーバンライナー)が名阪間を疾走する近鉄の“シンボル特急”であるのに対し、22000系は、21000系のように路線を限定せずに近鉄の各線で活躍する“近鉄ネットワークの主力”として、また、老朽化した特急電車10400系や11400系の置き換えとして、130㎞/h運転に備えて平成4年に登場した特急型電車です。
旅客需要に応じて編成長を組み替えることができるよう、4両編成と2両編成の2種の基本編成があり(いずれも全車電動車)、途中駅での分割・併合が考慮されていて、また、他形式の車両と併結して貫通幌も使用できるようになっているなど、汎用性の高い車両になっています。
走行機器では、近鉄特急車としては初となるVVVFインバータ制御(三菱電機製)及びボルスタレス台車(KD-304形)の採用、高速運転に対応したディスクブレーキとユニットブレーキの併用、滑走防止装置の採用など、登場時における最新技術が盛り込まれています。
座席の転換は、近鉄伝統の背起こし式からペダル式へと変更されており、リクライニングの駆動方式もメカ式から油圧式になっています。テーブルはひじ掛けの蓋を開けて引き出す方式です。
また、座席幅も従来車より広げられ、シートピッチ(座席前後の間隔)は1mあります。
なお、標準軌(大阪・名古屋線系、奈良・京都線系)仕様の本形式22000系と、平成8年に登場したその狭軌(南大阪線系)仕様の16400系の愛称は、共に「ACE」ですが、その読み方については「エー・シー・イー」と「エース」の2種の読み方があり、近鉄監修の書籍や映像作品などでもその両社の読み方が混在していることから、公式にもその読み方は統一されていないようです。
Nゲージの鉄道模型では、22000系はグリーンマックスから4両基本セット(18,900円)、2両基本セット(13,650円)、動力車なしの2両増結セット(9,450円)の3種がぞれぞれ製品化・販売されています。
ちなみに、私が保有しているNゲージの車両は、小学生の頃親から誕生日プレゼントとして買って貰ったトミックス製の電気機関車EF65と24系寝台客車数両のみで、いずれは、関西圏の私鉄車両を中心にいろいろな形式を買い揃えたいなと思ってはいるのですが、ただ、一度車両を買い集め出すと「もっと揃えたい!」という思いが更に強くなり結果的にかなりの出費を強いられそうで、それがちょっと怖くて(たまに数百円のBトレインショーティーの車両を買う程度で)Nゲージには未だ本格的には手を出せずにいます(笑)。