北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

読者さんと直接会いました

2008年12月22日 | ノンジャンル
私の姉は札幌市内でピアノ教室を主宰しているのですが、昨日は市内某所にて、そのピアノ教室の生徒さん達(大人もいますが生徒さんの多くは小学生です)の演奏発表会が行われ、私は、昨日は仕事が休みだったこともあってそのお手伝いに行ってきました。

お手伝いの内容は、演奏と演奏の合間にステージ上のピアノに譜面台をセットしたり、そのピアノの椅子の高さを調整するなどの簡単な作業だったのですが、意外なことに、ステージの袖で控えていた生徒さんの中にこのブログの読者さんがいて、ほんの僅かな時間でしたが、ステージの袖でその人と直接話すことができました。

その人は、鉄道がとても好きな小学4年生の男の子で、このブログをいつも読んで下さっているとのことでした。嬉しいですね~!
ちなみに、彼が弾いた曲はベートーベンのトルコ行進曲で、姉と違って音楽的な才能も感性もまるでない私が聴いても、とても上手な演奏であることははっきりと分かりました。

今までもこのブログの読者さんとは、ネット上(このブログのコメント欄など)では何人かの方と交流させていただきましたが、リアル(オフライン)で直接読者さんとお会いしたのは昨日が初めてでした。
可能であれば、こういった機会はまた持ちたいですね!

ちなみに、私の職業は学校の先生ではありませんが、いろいろな経緯があって今から6年程前に、小学校の夏休み期間中に名古屋市内で3週間の日程で開催された林間学校に於いて、3学級あった4年生のクラスのうちの一クラスの学級担任を務めたことがありました。
彼も丁度4年生だったこともあり、私は何となく、4年生の子供達を受け持っていたその当時の事を感慨深く思い出してしまいました。

今日は鉄道とは全然関係のない話題で失礼しました(笑)。

京阪神地区のオススメ見学スポット

2008年12月17日 | ノンジャンル
「鉄道が好き!特に私鉄が好き!」という人が個人的な旅行で関西を訪れる際に是非立ち寄っていただきたいスポット、もしくは乗車していただきたい路線などを、私の独断と偏見に基づいて(笑)、以下にまとめさせていただきます。

ただし、新幹線・飛行機・高速バスなどを利用して関西に入り、京都駅・新大阪駅・三宮駅・関西国際空港・大阪(伊丹)空港・神戸空港などの京阪神のそれぞれの交通の要所を大きく離れずに、一般的な観光スポットの見学やショッピング・グルメなども含めて1~2泊程度の旅程で関西を周ると、京阪神以外の地域にまで足を延ばすのは少々困難なので、原則として京都・大阪・神戸の3地区に限定して紹介させていただきます。


①梅小路蒸気機関車館



私鉄が好きな人にオススメなスポット紹介と言っておきながら、いきなりJRの施設を紹介してしまって恐縮ですが(笑)、しかし梅小路蒸気機関車館は絶対に外せません!

昭和47年に鉄道開業100年を記念して開設された、日本最大のSL博物館で、ある一定の年齢以上の人にとっては強いノスタルジーを感じ、子供にとっては逆に新鮮さを感じることでしょう。真の鉄道ファンなら、間違いなく何度行っても飽きることなく楽しめる施設です。
一言で偉そうにまとめさせていただくと、「まだ行ったことのない人はとりあえず行け!そして感動しろ!以上」です(笑)。

ちなみに、上の写真はスチームを吹き上げながら構内の路線(0.5km)を進む動態保存機のC62-2号機です。
かつて特急つばめ号を牽引していた大型蒸気機関車であることを考えると、構内の小ぢんまりとした路線ではなく、いずれは本線で運転している雄姿をまた見せた貰いたいですね。


②阪急の梅田駅と南海の難波駅



阪急の梅田駅は国内の私鉄ターミナルの中では最大規模を誇る駅で、南海の難波駅もそれに次ぐ大規模な駅であり、これだけ大きな私鉄のターミナルは東京にも無いため、列車に乗らずとも、これらの駅を次々と発着する電車をただ見学しているだけでも十分に楽しめます。
特に梅田駅で見られる、マルーン一色に染まった阪急電車が横一列にズラっと並ぶ姿は壮観の一言に尽きます!

最近、関西の私鉄各社はJR西日本の猛追にかなり押され気味ですが、それでも、こういった巨大なターミナルを見ると、関西はやはり私鉄王国であるという事を強く実感させられます。
ちなみに、上の写真は今年8月31日の記事からの再録で、梅田駅全9線のうちの神戸本線3線を撮影したものです。


③神戸高速鉄道の高速神戸駅もしくは新開地駅

両駅とも地下駅なので見晴らしは良くありませんが、阪急電車・阪神電車・山陽電車が乗り入れる駅はこの2駅だけなので(正確に言うと新開地駅には神戸電鉄も乗り入れているのですが、神戸電鉄は他の3社とは軌間が異なっているため線路やホームのあるフロアが異なっており、そのため神戸電鉄の新開地駅と他3社の共用している新開地駅は事実上別の駅といえます)、阪急・阪神・山陽の電車が好きな人なら、絶え間なく次々と神戸高速線に乗り入れる3社の電車ウォッチングだけでかなり楽しめます。
阪急・阪神・山陽に興味のない人にとっては面白くも何ともない場所かもしれませんが(笑)。

ちなみに、来年3月に阪神なんば線が開業すると、開業後直ぐにではないものの、そう遠くないうちに近鉄電車も両駅に乗り入れるようになります。


▲高速神戸駅の下りホーム(4番線)にて撮影した阪神電車。この列車は須磨浦公園行きの特急電車です。


▲新開地駅の東西線下りホーム(3番線)にて撮影した山陽電車。この電車は阪神・神戸高速・山陽の3社線を走る直通特急です。


④京都と比叡山を往来するルート

これは(延暦寺を散策することも考慮すると)時間的には半日以上要するルートなのですが、もし時間があるのであれば、京都から、世界遺産にも登録されている比叡山へと行くのもお勧めです。

実は、京都の中心地・三条からだと、バスを使えば乗り換えなしの一本で東堂(比叡山延暦寺の中心部)まで一気に行けるのですが、あえて鉄道を使って比叡山へと行くと、乗り換えが増えるためかえって面倒臭くなるものの、その面倒臭さが楽しめれば最高の“鉄分”補給になります(笑)。
以下が私のお勧めルートです。

【往路】
三条→出町柳(京阪電車の京阪本線・鴨東線直通)
出町柳→八瀬比叡山口(叡山電車の叡山本線)
ケーブル八瀬→ケーブル比叡(叡山ケーブル)
ロープウェイ比叡→比叡山頂(叡山ロープウェイ)
比叡山頂→延暦寺バスセンター(京阪バス)


▲叡山電車・叡山本線の出町柳(この写真は一昨年6月22日の記事からの再録)です。鴨東線の出町柳駅は地下駅ですが、御覧のように叡山電車の出町柳駅は地上駅で、両駅は地下通路で結ばれています。


▲叡山電車・叡山本線の八瀬比叡山口駅です。ここから少し歩いて、叡山ケーブルに乗り換えます。


▲叡山ケーブル(京福電気鉄道鋼索線)の車内から撮影した対向車の車両(ケーブルカー)です。ちなみに、ケーブルカーの高低差は561mあり、これはケーブルカーの路線としては日本最大です。


▲叡山ロープウェイの比叡山頂駅から京都の街並みを望んだ風景です。

【復路】
ケーブル延暦寺→ケーブル坂本(比叡山坂本ケーブル)
坂本→浜大津(京阪電車の石山坂本線)
浜大津→三条京阪(京阪電車の京津線と京都市営地下鉄東西線の直通)


▲ケーブル延暦寺駅の2階から望んだ比叡山坂本ケーブル(比叡山鉄道線)の車両(ケーブルカー)です。ちなみに、この路線は全国のケーブルカーの中では最長距離(2.0km)を誇り、路線の途中には2つの中間駅が設けられています。


▲浜大津駅から見た、同駅に入線して来る、石山坂本線を走る2両編成の京阪電車。石山坂本線の大半は専用軌道ですが、この写真に写っているように一部に道路との併用区間があります。


▲もし比叡山に行った後、更に嵐山方面へも行くのであれば、浜大津からは、京都市営地下鉄東西線の太秦天神川駅まで行き(「京都市役所」行きではなく「太秦天神川」行きの京阪電車に乗れば浜大津からは乗り換え無しで行けます)、そして太秦天神川駅で嵐電(嵐山本線)に乗り換えれば、一気に嵐山まで行くことができます。時間があればこのルートもオススメです!
ちなみにこの写真(今年8月31日の記事からの再録)は、道路上に開設されている嵐電の太秦天神川駅です。嵐山へ向かう電車にはここで乗り換えます。
更に時間があるのであれば、嵐山からは嵯峨野観光電鉄のトロッコ列車にも乗ってしまうというプランもあります(笑)。

マイクロエース製 京阪8000系を購入!

2008年12月08日 | 鉄道模型(N)
ついに買っちゃいました。マイクロエースの「京阪8000系・ダブルデッカー組込8両セット」を!
小学校高学年の頃、誕生日に親からトミックス製のEF66型電気機関車を買って貰って以来、デフォルメされたBトレインショーティーやトミーテックの安価な鉄道コレクションなどを買う事はあったものの本格的なNゲージ鉄道模型からはずーっと遠ざかっていましたが、先日、本格的なNゲージ鉄道模型を○○年ぶりに買っちゃいました(笑)。



京阪8000系は、日本の鉄道車両の中では私が最も好きな車両(形式)で、2年間という短い期間ではありましたが京都で生活していた当時は日々よく利用していた、個人的にもとても思い出深い車両です。
ただ、この製品「京阪8000系・ダブルデッカー組込8両セット」は、現在メーカー、販売店共に在庫切れのため(今の所再生産の予定もないそうです)、Yahoo!オークションを利用して同製品を探し、中古の美品を13,000円で落札して入手しました(ちなみに定価は22,575円)。
京阪電車は、今年10月の中之島線開業を機に、大津線と男山ケーブルを除く全車両のカラーリングを順次変更しているため、2~3年以内には私にとって馴染み深いこの塗装の8000系を見る機会も無くなるため、せめて模型ではいつまでも当時の様子を偲びたいという、ちょっとセンチメンタルな思いもありました(笑)。

下の写真は、今回私が購入した8両セットの中の、京阪8000系の目玉車両であるダブルデッカー車(2階建車両)と、京阪伝統のテレビカーです。
ダブルデッカー車の側面には京都・平安神宮の時代祭行列のイラストが精密に印刷されており、テレビカーの天井にはデジタル放送に対応したアンテナが2基設置されています。



下の写真は、同じスケール(Nゲージ)の3種の京阪8000系を並べて比較した写真です。
右がマイクロエースの京阪8000系、中央がBトレインショーティーの京阪8000系(先頭車のみの2両セット)、左が、6年程前に三条駅構内の売店で購入したタカハシ製の京阪8000系(4両セット、ただしダブルデッカーはなし)です。



タカハシの京阪8000系は完全に“お子ちゃま”向けのおもちゃで、定価は1,050円と最も安価なのですが、その分ディテールは見ての通り大甘で、マイクロエースの京阪8000系と一緒に並べると正直かなりキツイものがあります(笑)。
しかし、マイクロエースから京阪8000系が製品化される前は、このタカハシの京阪8000系を改造して動力を組み込んでNゲージの線路を走らせていた強者もいたそうです。

住吉公園駅

2008年12月01日 | 路面電車
昭和初期~中期にかけてのノスタルジックな雰囲気が濃厚に漂う、阪堺電車上町線の住吉公園駅は、昭和という時代に強い郷愁を感じる私にとっては特に懐かしさを感じてしまう、とても好きな駅の一つです。
なお、この駅は「第2回近畿の駅百選」にも認定されています。



阪堺電車の路線は、全長14.1kmの阪堺線(恵美須町~浜寺駅前)と、全長4.6kmの上町線(天王寺駅前~住吉公園前)の2路線(路線延長計19km)から成っていますが、同駅は上町線の始発・終着駅で、上図のように南海本線の住吉大社駅と隣接している他、阪堺線の住吉鳥居前停留所や、阪堺線と上町線が平面交差する場所にある住吉停留所とも近接しており、これらの駅や停留所はいずれも徒歩圏内(3分以内)にあります。

下の写真は、今年の8月に関西を旅行した際に撮ったもので、この建物が住吉公園駅の駅舎です。
小さいながらも歴史を感じさせる、重厚な造りの駅舎で、駅舎前面に表示されている横書きの駅名も、右から左に向かって書かれています。
写真の左側に写っている高架は南海本線の住吉大社駅で、住吉公園駅の駅舎は、このように高架駅である住吉大社駅にペタっと寄り添うように建っています。



下の写真2枚はいずれも住吉公園駅の構内を撮ったもので、このように同駅は2面2線の頭端式ホームを持つ構造の地上駅となっています。
ホームの長さは2両分あり、乗り場は1番と2番がありますが、2番はラッシュ時のみ使用され、通常は1番のみが使われています。





下の写真は、隣接する南海の住吉大社駅(改札のある地上階から高架上のホームへと上がる階段の途中にあった窓)から撮影した、住吉公園駅を発車した直後の、天王寺駅前行きの阪堺電車です。
丁度、上り線と下り線の間に設けられた両渡り線(シーサースクロッシング)を渡っている所です。



次の停留所である「住吉」は間近なので、住吉公園駅を発車した1~2分後には、この電車は早くも次の「住吉」に到着します。