現在は休刊しておりますが、出版業界にいる私の友人K君は、2~3年程前、東京で「ガス・アンド・リソーシーズ」という誌名の、ガス・エネルギー業界誌(月刊誌)を発行していました。
20代で自分の会社を立ち上げたK君は、当時、その会社の事務所で社長兼編集長としてその雑誌を制作していたのですが、仕事が多忙を極め、札幌にまで来ることまではなかなかできなかったため、雑誌に掲載する写真を札幌で撮る必要が生じた時などは、札幌在住の私に「ここでこういう写真を撮ってきて貰えないだろうか」という依頼をしてくることがあり、私も写真を撮るのは好きなので、そういった依頼には積極的に応じていました。
実際に私が撮った写真でその雑誌に掲載されたものとしては、当時札幌市東区にオープンしたばかりの大型商業施設「アリオ札幌店」の建物外観の写真や、解体工事中の北海道ガス札幌工場の写真などがあり、K君はその雑誌「ガス・アンド・リソーシーズ」の奥付に「編集記者」として私の名前も記してくれたりしました(ちなみに、アリオの写真は中部電力の子会社であるシーエナジーが重油コージェネシステムを提供した商業施設として紹介する記事で使用されました)。
素人ながらも私はカメラマンとして、全国に流通する商業誌に関わることができ、当時は結構嬉しかったのですが、その時の関わりから、私は今年もまた、K君からの依頼により一冊の本に関わらせて頂く事ができました。
今年私が関わった本は、ガスやエネルギー業界とは全く関係がなく、そもそも雑誌でもなく、『旅してみたい日本の鉄道遺産』というタイトルの、三宅俊彦さん(鉄道史学会会員、鉄道友の会会員)の著された書籍です。
一般には、高校で使われる日本史や世界史の教科書の出版元(歴史系の教科書としては圧倒的なシェアを占めています)として知られている山川出版社から、今年9月に出版されたB5変型判・全192ページ・本体価格1,800円の単行本です。
この本は、コンクリートや煉瓦造りの鉄道アーチ橋、煉瓦造りのランプ小屋、歴史的な駅舎、SL全盛時代の遺物である給水塔や転車台、道路に転用されたかつての鉄道トンネル、可動橋、跨線橋、廃線跡、終着駅の石碑など、全国の鉄道遺産を厳選してそれらを豊富な写真と共に紹介する本で、私は、今も北海道の小樽に残る手宮線(旧幌内鉄道の一部)跡や、手宮線にまつわる鉄道遺産等の写真を撮影・提供するという形で、微力ながらもこの本の作成に協力させて頂きました。
以下に、その本の中から、私がカメラマンとして直接関わった、手宮線についての見開き(2ページ)をデータ化した画像を貼付させて頂きます。
昨年11月28日の記事で詳しく書かせていただいたように、もともと幌内鉄道(その一部の区間が後に手宮線と称されるようになりました)は私にとって思い入れの深い路線であるため、私としてはかなり張り切って、頼まれた訳ではない被写体やアングルの写真も多数撮影・提供し、有りがたいことに著者や編集者の判断からそういった写真も何枚も掲載していただきました(笑)。
下の写真もそんな一枚で、これは、函館本線から手宮線が分岐していた辺りを花園橋という跨線橋から撮影したものなのですが、この写真は見開きの中では一番大きく掲載されました。
折角なので、私が撮影した手宮線跡の写真のうち、この本では採用されなかった写真も以下に4枚貼付させていただきます。
いずれも、現在は散策路に転用されている区間の風景で、残念ながら実際にここを列車が走ことはもうありませんが、北海道に於ける鉄道輸送の幕開けを記念するオブジェとしてレールは当時のまま残されています。
幌内鉄道は、日本では3番目に、北海道では最初に建設された鉄道で、北海道の鉄道及び近代輸送の歴史はこの線路から始まったのです。
20代で自分の会社を立ち上げたK君は、当時、その会社の事務所で社長兼編集長としてその雑誌を制作していたのですが、仕事が多忙を極め、札幌にまで来ることまではなかなかできなかったため、雑誌に掲載する写真を札幌で撮る必要が生じた時などは、札幌在住の私に「ここでこういう写真を撮ってきて貰えないだろうか」という依頼をしてくることがあり、私も写真を撮るのは好きなので、そういった依頼には積極的に応じていました。
実際に私が撮った写真でその雑誌に掲載されたものとしては、当時札幌市東区にオープンしたばかりの大型商業施設「アリオ札幌店」の建物外観の写真や、解体工事中の北海道ガス札幌工場の写真などがあり、K君はその雑誌「ガス・アンド・リソーシーズ」の奥付に「編集記者」として私の名前も記してくれたりしました(ちなみに、アリオの写真は中部電力の子会社であるシーエナジーが重油コージェネシステムを提供した商業施設として紹介する記事で使用されました)。
素人ながらも私はカメラマンとして、全国に流通する商業誌に関わることができ、当時は結構嬉しかったのですが、その時の関わりから、私は今年もまた、K君からの依頼により一冊の本に関わらせて頂く事ができました。
今年私が関わった本は、ガスやエネルギー業界とは全く関係がなく、そもそも雑誌でもなく、『旅してみたい日本の鉄道遺産』というタイトルの、三宅俊彦さん(鉄道史学会会員、鉄道友の会会員)の著された書籍です。
一般には、高校で使われる日本史や世界史の教科書の出版元(歴史系の教科書としては圧倒的なシェアを占めています)として知られている山川出版社から、今年9月に出版されたB5変型判・全192ページ・本体価格1,800円の単行本です。
この本は、コンクリートや煉瓦造りの鉄道アーチ橋、煉瓦造りのランプ小屋、歴史的な駅舎、SL全盛時代の遺物である給水塔や転車台、道路に転用されたかつての鉄道トンネル、可動橋、跨線橋、廃線跡、終着駅の石碑など、全国の鉄道遺産を厳選してそれらを豊富な写真と共に紹介する本で、私は、今も北海道の小樽に残る手宮線(旧幌内鉄道の一部)跡や、手宮線にまつわる鉄道遺産等の写真を撮影・提供するという形で、微力ながらもこの本の作成に協力させて頂きました。
以下に、その本の中から、私がカメラマンとして直接関わった、手宮線についての見開き(2ページ)をデータ化した画像を貼付させて頂きます。
昨年11月28日の記事で詳しく書かせていただいたように、もともと幌内鉄道(その一部の区間が後に手宮線と称されるようになりました)は私にとって思い入れの深い路線であるため、私としてはかなり張り切って、頼まれた訳ではない被写体やアングルの写真も多数撮影・提供し、有りがたいことに著者や編集者の判断からそういった写真も何枚も掲載していただきました(笑)。
下の写真もそんな一枚で、これは、函館本線から手宮線が分岐していた辺りを花園橋という跨線橋から撮影したものなのですが、この写真は見開きの中では一番大きく掲載されました。
折角なので、私が撮影した手宮線跡の写真のうち、この本では採用されなかった写真も以下に4枚貼付させていただきます。
いずれも、現在は散策路に転用されている区間の風景で、残念ながら実際にここを列車が走ことはもうありませんが、北海道に於ける鉄道輸送の幕開けを記念するオブジェとしてレールは当時のまま残されています。
幌内鉄道は、日本では3番目に、北海道では最初に建設された鉄道で、北海道の鉄道及び近代輸送の歴史はこの線路から始まったのです。