先月の8~12日にかけて、私は4泊5日の日程で奈良方面に行ってきました。今回はプライベートな旅行ではなく、奈良県天理市の某所で4日間に亘って開催された研修会に参加するためで、往路は伊丹空港から関西に入り、復路は関空から関西を発ったので、今回は、伊丹・関空それぞれの空港と天理との間を列車で移動してきました。
ちなみに、天理市というと、一般には天理教の本部がある宗教都市として知られている町です。私が受講してきた今回の研修会は、天理教とは何の関係もありませんが。
以下に、今回の旅行で私が乗った列車や、見学してきた列車・駅などを紹介させていただきます。
▲ 大阪モノレール 大阪空港駅
伊丹空港に着いた私は、同空港のターミナルビルと連絡通路で繋がっている大阪空港駅から、大阪モノレール(正式名称は大阪高速鉄道大阪モノレール線)の電車に乗りました。大阪モノレールに乗るのは、私にとってはかなり久々(8年ぶりくらい?)でした。
現在、大阪モノレールでは1000系電車と2000系電車の2型式が運用されていますが、この写真の電車は2000系です。
▲ 大阪モノレール 蛍池駅
大阪空港駅から2000系電車に乗った私は、同駅の一駅先にある蛍池駅ですぐに下車しました。そして蛍池駅からは、阪急の宝塚線に乗り換えて梅田に向かいました。
今回は一駅間だけの乗車だったので、大阪モノレールにはまた改めてゆっくりと乗ってみたいです。門真市駅からの延伸計画の動向も気になります。
▲ 阪急宝塚線 蛍池駅
蛍池駅からは、阪急の8000系電車(梅田行き普通)に乗車しました。
阪急電車を見る度に毎回同じことを感じるのですが、光沢が出ている鮮やかなマルーン一色の阪急電車を見ると、今自分は京阪神地区に来ているんだなということを強く実感します。やはり阪急電車からは他の民鉄よりも上品な雰囲気が感じられます。
▲ 阪急梅田駅
関西私鉄最大のターミナル、阪急梅田駅です。JRの攻勢に押されて往年に比べると近年の関西私鉄は凋落気味ですが、それでも、こういう大ターミナルの壮観な景観を見ると、私鉄王国関西と言われてきた関西私鉄のプライドと歴史が感じられます。
手前の阪急9300系電車(河原町行き特急)には、この時期らしく、「祇園祭」のヘッドマークが掲げられています。
▲ JR大阪駅
阪急梅田に着いた私は、梅田近くのホテルで一泊して、翌日天理へと向かったのですが、これは、そのホテルをチェックアウトして天理へ向かうため阪神梅田駅に歩いている最中に撮影した、JR大阪駅の駅舎です。暫く見ない間に、JR大阪駅はやたらと巨大な建物になっていました。
ちなみに、阪神梅田駅は右側手前のビルの地下にあります。
▲ 阪神尼崎駅と阪神電車
阪神梅田駅から阪神電車に乗った私は、阪神なんば線への分岐駅となる尼崎駅で、近鉄奈良行きの近鉄電車に乗り換えました。
これは、乗り換えのため一旦ホームに降りた尼崎駅で撮影した、阪神5000系電車です。クリームとウルトラ・マリンブルーのツートンカラーに塗装されたこの電車は、普通用の主力車両で、短い駅間を運転するため高加速・高減速の設計となっていて、加速は日本の鉄道では最高水準を誇ることから「ジェット・カー」の愛称を持っています。
パッと見には何となく古臭くて、あまりそうは見えませんが、実は結構凄い車両なんです(笑)。
▲ 阪神尼崎駅と近鉄電車
阪神尼崎駅からは、阪神線・近鉄線を相互直通運転している近鉄電車に乗り換えて、阪神なんば線を経由して奈良へと向かいました。これは、私が奈良まで乗車した近鉄1230系電車(奈良行き快速急行)です。
早朝だったこともあり車内はそれほど混んではいなかったので、阪神なんば線の区間では、運転席の後ろにかぶりついて前面展望を楽しんできました(笑)。
▲ 近鉄奈良駅
近鉄奈良駅の終点、近鉄奈良駅です。この写真では2線しか見えませんが、これ以外にもう2線あり、実際にはホーム4面4線の地下駅です。
JR奈良駅とは離れており、奈良市の中心部(官庁街など)は、JR奈良駅の周辺ではなく、こちらの近鉄奈良駅の周辺です。奈良市内観光の定番で世界遺産にも登録されている春日大社や東大寺なども、JR奈良駅より近鉄奈良駅からのほうが近いです。
▲ JR旧奈良駅舎
JR奈良駅(島式ホーム3面5線の高架駅)に隣接して保存されている、寺院建築のような重厚な雰囲気を持つJR奈良駅旧駅舎です。
昭和9年に完成したこの駅舎は、奈良駅の高架化に伴い一時は取り壊しも検討されましたが、市民からの保存運動の高まりにより保存されることが決まり、平成16年、解体せずに約18m移動する曳家工事が行われ、現在地に移されました。現在は、駅としての機能は高架の新駅舎に全て移っており、奈良市総合観光案内所として利用されています。実に古都奈良らしい駅舎です。
▲ リニア中央新幹線の看板
JR奈良駅旧駅舎のすぐ近くに立てられている、リニア中央新幹線の看板です。「奈良から発信 リニアで行く未来。」「東京・大阪間全線の早期整備とリニア奈良駅の実現を。」などと書かれており、リニア中央新幹線に対しての期待が窺えます。
ちなみに、リニア中央新幹線の奈良駅の場所はまだ決まっていません。最近になって京都もリニア駅の誘致を始めたので、現時点ではその実現の可能性は低いですが、もし京都にリニアの駅ができる場合は、残念ながら奈良はスルーされることになります。
▲ JR桜井線の105系電車
JR奈良駅からは、桜井線の電車に乗って、天理方面へ向かいました。昭和時代の国電を思わせるような雰囲気の、何となく懐かしい形の電車でした。
▲ 平城宮の朱雀門の前を横切る近鉄ビスタカー
天理での研修を終えた後は、再び奈良市内に戻り、世界遺産にも登録されている平城宮跡を見学してきました。これはその際に平城宮跡で撮影した、朱雀門のすぐ前(正確には後ですが)を横切る近鉄30000系電車です。
平城宮の正門である朱雀門は、平成10年に復元されたばかりなので、実は建物としてはまだ新しいのですが、それでも、こういった景観には悠久の古都らしい雰囲気が感じられます。この辺り一帯の地下には、まだ沢山の遺跡が発掘されずに眠っているそうです。
▲ 南海の特急ラピート
その特異な風貌から「鉄仮面」の異名を持つ、南海の空港アクセス特急「ラピート」(50000系電車)です。
奈良から難波に出た私は、南海難波からこの電車に乗って関西国際空港へと行き、そして関空から、新千歳行きの便に乗って札幌へと帰りました。
ちなみに、天理市というと、一般には天理教の本部がある宗教都市として知られている町です。私が受講してきた今回の研修会は、天理教とは何の関係もありませんが。
以下に、今回の旅行で私が乗った列車や、見学してきた列車・駅などを紹介させていただきます。
▲ 大阪モノレール 大阪空港駅
伊丹空港に着いた私は、同空港のターミナルビルと連絡通路で繋がっている大阪空港駅から、大阪モノレール(正式名称は大阪高速鉄道大阪モノレール線)の電車に乗りました。大阪モノレールに乗るのは、私にとってはかなり久々(8年ぶりくらい?)でした。
現在、大阪モノレールでは1000系電車と2000系電車の2型式が運用されていますが、この写真の電車は2000系です。
▲ 大阪モノレール 蛍池駅
大阪空港駅から2000系電車に乗った私は、同駅の一駅先にある蛍池駅ですぐに下車しました。そして蛍池駅からは、阪急の宝塚線に乗り換えて梅田に向かいました。
今回は一駅間だけの乗車だったので、大阪モノレールにはまた改めてゆっくりと乗ってみたいです。門真市駅からの延伸計画の動向も気になります。
▲ 阪急宝塚線 蛍池駅
蛍池駅からは、阪急の8000系電車(梅田行き普通)に乗車しました。
阪急電車を見る度に毎回同じことを感じるのですが、光沢が出ている鮮やかなマルーン一色の阪急電車を見ると、今自分は京阪神地区に来ているんだなということを強く実感します。やはり阪急電車からは他の民鉄よりも上品な雰囲気が感じられます。
▲ 阪急梅田駅
関西私鉄最大のターミナル、阪急梅田駅です。JRの攻勢に押されて往年に比べると近年の関西私鉄は凋落気味ですが、それでも、こういう大ターミナルの壮観な景観を見ると、私鉄王国関西と言われてきた関西私鉄のプライドと歴史が感じられます。
手前の阪急9300系電車(河原町行き特急)には、この時期らしく、「祇園祭」のヘッドマークが掲げられています。
▲ JR大阪駅
阪急梅田に着いた私は、梅田近くのホテルで一泊して、翌日天理へと向かったのですが、これは、そのホテルをチェックアウトして天理へ向かうため阪神梅田駅に歩いている最中に撮影した、JR大阪駅の駅舎です。暫く見ない間に、JR大阪駅はやたらと巨大な建物になっていました。
ちなみに、阪神梅田駅は右側手前のビルの地下にあります。
▲ 阪神尼崎駅と阪神電車
阪神梅田駅から阪神電車に乗った私は、阪神なんば線への分岐駅となる尼崎駅で、近鉄奈良行きの近鉄電車に乗り換えました。
これは、乗り換えのため一旦ホームに降りた尼崎駅で撮影した、阪神5000系電車です。クリームとウルトラ・マリンブルーのツートンカラーに塗装されたこの電車は、普通用の主力車両で、短い駅間を運転するため高加速・高減速の設計となっていて、加速は日本の鉄道では最高水準を誇ることから「ジェット・カー」の愛称を持っています。
パッと見には何となく古臭くて、あまりそうは見えませんが、実は結構凄い車両なんです(笑)。
▲ 阪神尼崎駅と近鉄電車
阪神尼崎駅からは、阪神線・近鉄線を相互直通運転している近鉄電車に乗り換えて、阪神なんば線を経由して奈良へと向かいました。これは、私が奈良まで乗車した近鉄1230系電車(奈良行き快速急行)です。
早朝だったこともあり車内はそれほど混んではいなかったので、阪神なんば線の区間では、運転席の後ろにかぶりついて前面展望を楽しんできました(笑)。
▲ 近鉄奈良駅
近鉄奈良駅の終点、近鉄奈良駅です。この写真では2線しか見えませんが、これ以外にもう2線あり、実際にはホーム4面4線の地下駅です。
JR奈良駅とは離れており、奈良市の中心部(官庁街など)は、JR奈良駅の周辺ではなく、こちらの近鉄奈良駅の周辺です。奈良市内観光の定番で世界遺産にも登録されている春日大社や東大寺なども、JR奈良駅より近鉄奈良駅からのほうが近いです。
▲ JR旧奈良駅舎
JR奈良駅(島式ホーム3面5線の高架駅)に隣接して保存されている、寺院建築のような重厚な雰囲気を持つJR奈良駅旧駅舎です。
昭和9年に完成したこの駅舎は、奈良駅の高架化に伴い一時は取り壊しも検討されましたが、市民からの保存運動の高まりにより保存されることが決まり、平成16年、解体せずに約18m移動する曳家工事が行われ、現在地に移されました。現在は、駅としての機能は高架の新駅舎に全て移っており、奈良市総合観光案内所として利用されています。実に古都奈良らしい駅舎です。
▲ リニア中央新幹線の看板
JR奈良駅旧駅舎のすぐ近くに立てられている、リニア中央新幹線の看板です。「奈良から発信 リニアで行く未来。」「東京・大阪間全線の早期整備とリニア奈良駅の実現を。」などと書かれており、リニア中央新幹線に対しての期待が窺えます。
ちなみに、リニア中央新幹線の奈良駅の場所はまだ決まっていません。最近になって京都もリニア駅の誘致を始めたので、現時点ではその実現の可能性は低いですが、もし京都にリニアの駅ができる場合は、残念ながら奈良はスルーされることになります。
▲ JR桜井線の105系電車
JR奈良駅からは、桜井線の電車に乗って、天理方面へ向かいました。昭和時代の国電を思わせるような雰囲気の、何となく懐かしい形の電車でした。
▲ 平城宮の朱雀門の前を横切る近鉄ビスタカー
天理での研修を終えた後は、再び奈良市内に戻り、世界遺産にも登録されている平城宮跡を見学してきました。これはその際に平城宮跡で撮影した、朱雀門のすぐ前(正確には後ですが)を横切る近鉄30000系電車です。
平城宮の正門である朱雀門は、平成10年に復元されたばかりなので、実は建物としてはまだ新しいのですが、それでも、こういった景観には悠久の古都らしい雰囲気が感じられます。この辺り一帯の地下には、まだ沢山の遺跡が発掘されずに眠っているそうです。
▲ 南海の特急ラピート
その特異な風貌から「鉄仮面」の異名を持つ、南海の空港アクセス特急「ラピート」(50000系電車)です。
奈良から難波に出た私は、南海難波からこの電車に乗って関西国際空港へと行き、そして関空から、新千歳行きの便に乗って札幌へと帰りました。