阪神三宮駅は、神戸市内に残されていた併用軌道を解消するため昭和8年に地下駅化して開業した、島式4面3線のホームを持つ、阪神電車における神戸のターミナル駅ですが、現在この駅では、大規模な改良工事が進められています。
現在の駅ができてから80年目の大改造となるこの改良工事は、平成19年から始まり、平成25年春頃の完成を目指しています。
下のイラストが、その完成予想図です。
同駅は、改札口が西側に1か所しかないためラッシュ時は大変混雑し、また、エレベーターの設置が難しいなどバリアフリー面での問題もあり、更に、阪神なんば線の開業により近鉄と相互直通運転が開始され奈良方面からの快速急行が同駅で頻繁に折り返すようになったことで、元町駅以西からの利用客が同駅で快速急行に乗り換え辛い(ホームの移動と階段の上り下りが必要)など、乗継円滑化などの課題も生じており、こういったことから、駅施設の利用円滑化と交通結節機能の高度化を図るため、大規模な改良工事が始まったのです。
改良工事では、東改札口を新設し、既存の西改札口も改築するほか、構内配線の変更(降車ホームを廃止した上で、近鉄の10両編成の電車に対応するためホームを拡幅・延長し、現在の2番線を折り返し線に、現在折り返し線である3番線を山陽姫路方面行線に変更)、エレベーターの新設、駅排煙設備の新設なども行われます。
また、駅の改良工事に合わせて、神戸新聞会館「ミント神戸」から地下街「さんちか」に連絡する神戸市の地下通路も整備されます。
▼ 改良工事前の阪神三宮駅
▼ 完成後の阪神三宮駅
▼ 阪神三宮駅断面図
この工事は、周辺工事を含めると総事業費が約153億円にものぼるため、国からの補助金を受けやすくするため尼崎駅同様、駅施設を神戸高速鉄道へ譲渡した上で神戸高速鉄道が鉄道事業主体となり、神戸高速鉄道から委託を受けて阪神電気鉄道が施工するという形の、上下分離方式で工事が進められています。
営業運転をしながら古い地下トンネルを新しく造り替えるという難工事が続いていますが、日程的には工事は順調に進んでおり、東改札口は来年春頃には利用できる見通しとなっています。
以下の写真は、いずれも、今年3月に関西を旅行した際に阪神三宮駅で私が撮影してきた、同駅改良工事の様子です。
現在の駅ができてから80年目の大改造となるこの改良工事は、平成19年から始まり、平成25年春頃の完成を目指しています。
下のイラストが、その完成予想図です。
同駅は、改札口が西側に1か所しかないためラッシュ時は大変混雑し、また、エレベーターの設置が難しいなどバリアフリー面での問題もあり、更に、阪神なんば線の開業により近鉄と相互直通運転が開始され奈良方面からの快速急行が同駅で頻繁に折り返すようになったことで、元町駅以西からの利用客が同駅で快速急行に乗り換え辛い(ホームの移動と階段の上り下りが必要)など、乗継円滑化などの課題も生じており、こういったことから、駅施設の利用円滑化と交通結節機能の高度化を図るため、大規模な改良工事が始まったのです。
改良工事では、東改札口を新設し、既存の西改札口も改築するほか、構内配線の変更(降車ホームを廃止した上で、近鉄の10両編成の電車に対応するためホームを拡幅・延長し、現在の2番線を折り返し線に、現在折り返し線である3番線を山陽姫路方面行線に変更)、エレベーターの新設、駅排煙設備の新設なども行われます。
また、駅の改良工事に合わせて、神戸新聞会館「ミント神戸」から地下街「さんちか」に連絡する神戸市の地下通路も整備されます。
▼ 改良工事前の阪神三宮駅
▼ 完成後の阪神三宮駅
▼ 阪神三宮駅断面図
この工事は、周辺工事を含めると総事業費が約153億円にものぼるため、国からの補助金を受けやすくするため尼崎駅同様、駅施設を神戸高速鉄道へ譲渡した上で神戸高速鉄道が鉄道事業主体となり、神戸高速鉄道から委託を受けて阪神電気鉄道が施工するという形の、上下分離方式で工事が進められています。
営業運転をしながら古い地下トンネルを新しく造り替えるという難工事が続いていますが、日程的には工事は順調に進んでおり、東改札口は来年春頃には利用できる見通しとなっています。
以下の写真は、いずれも、今年3月に関西を旅行した際に阪神三宮駅で私が撮影してきた、同駅改良工事の様子です。