北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

嵐電モボ101形(夕子号)の模型

2009年11月28日 | 鉄道模型(N)
京都市民や沿線住民などから嵐電(らんでん)の愛称で親しまれている、京福電鉄の「モボ101形・夕子号」の精密模型(動力組込済のNゲージ車両)を、先日購入しました。



上の写真がその夕子号の模型(1/150スケール、全長9.5cm)で、御覧のように実車同様、車体全体に「井筒八ツ橋本舗」の広告がラッピングされています。
京都の景観に配慮した落ち着いたパステルカラーに、桜・笹・紅葉のイラストと、八ツ橋の広告写真、八ツ橋のキャラクター(夕子)が配され、ピンクを基調としながらも落ち着いたデザインになっているのが特徴です。



上の写真は、その夕子号と、以前購入した同スケールの嵐電モボ621形を並べて撮った写真です。
ちなみに、嵐電の車体標準色は、上の写真のモボ621形の塗装(ベージュとグリーンの上下ツートンカラー)です。

それにしても、こうして改めて見ると、和服姿の夕子はなかなか美人ですね(笑)。

札幌市営地下鉄南北線の車両基地

2009年11月15日 | 札幌の鉄道
たまには、私の地元・札幌の鉄道について、しかも、私にとっては日常的に最も馴染みのある札幌の地下鉄・南北線(麻生~真駒内間、14.3km)に関することを書かせていただきます。

実は、私が住んでいる家から目と鼻の先(多分、直線距離だと徒歩約20秒)には、かなり大規模な鉄道施設があります。「札幌市交通局 高速電車南車両基地」という施設で、つまり、地下鉄南北線の車両基地です。
もっとも、車両基地の正面玄関はウチからだと意外に遠く、実際に正面から敷地に入るとしたら、ウチからだと徒歩10分くらいはかかると思いますが。

下の写真が、その南車両基地の全景写真です。
右上方から左下方に斜めに横切っている銀色のチューブが、南北線の全高架区間を覆っている、冬季の雪対策のためのシェルターです。このシェルターは北国・札幌の地下鉄ならではの光景で、そして、そのシェルターから枝分かれしている単線の出入庫線により接続されている、写真右側に写っている大きな建物が南車両基地です。
ちなみに、写真左側に写っている広大な敷地は陸上自衛隊の駐屯地で、そのためここの最寄り駅(ウチから一番近い地下鉄の駅でもあります)の駅名は「自衛隊前」といいます。



南車両基地は、構内に地上一層式23線の路線を持つ大規模な車両基地で、1~4番は重要部検査や全般検査等を行う工場線、8~12・19・20番は車両の出入庫に使用される留置線、13・14・21・22番は車両清掃を行うため清掃用プラットホームが設備されている洗車線、7・18番はタイヤ交換装置が設けられているタイヤ交換線、5・6・15~17番は車両床下機器の点検や整備をするためのピット線、7番は集塵装置等が設けられている気吹線となっています。
なお、1・5~9・15~18・23番線については、作業性の向上と危険防止のため、第3軌条設備のない線路になっています。

そして、下の写真3枚は、今から12年前の平成9年に、その南車両基地を見学してきた際に私が基地内部で撮影してきた写真です。



上の写真では南北線の3編成が並んでいますが、両側の編成は、現在は既に全車が引退し廃車となっている2000形です(札幌市交通資料館に静態保存されている先頭車2両以外は全車が解体されてしまいました)。
この2000形は、昭和46年12月の南北線開業時から走っていた、札幌の地下鉄の中では最古参の車両で、札幌の地下鉄と聞くと、今でもこの2000形を思い浮かべる人は少なくないと思います。

なお、その2000形に両側から挟まれている、中央の編成は、南北線の車両の中では最新形式の5000形で、現在の南北線の主力編成です。



上の写真に写っているのは、時代的には2000形と5000形の間に位置する3000形です。
この3000形は、もともと製造数が少なかったことに加え、現在では、廃車された2000形の置き換えとして急速に配備が進んだ5000形に数の上で圧倒されているため、営業運転に投入されている割には、実際にはあまり見る機会が多くない車両です。

ちなみに、2000形と3000形は車両の全長や各扉の位置が統一されていましたが、5000形は、2000形や3000形とは車体全長や扉の位置が異なるため、南北線のホームには各形式に対応して扉位置が表示されています(3000系は緑表示で5000系は青表示)。



上の写真は、2000形の連接部分です。
5000形は、通常の鉄道と同じ連結車なのですが(車輪がゴムタイヤなので通常の鉄道と同じと言い切ってしまうと語弊がありますけどね)、2000形はこのような連接車でした。

佐久間レールパークのお土産

2009年11月04日 | 鉄道関連グッズ


静岡県浜松市天竜区には「佐久間レールパーク」という、JR東海の運営する鉄道テーマパークがあり、昭和初期から中期を中心に活躍した貴重な鉄道車両(0系新幹線の先頭車や、在来線電車・気動車・客車・貨車・電気機関車など)が十数両展示されていたのですが、再来年春に名古屋市港区にオープンする予定の「JR東海博物館」(仮称)に展示車両の大半を移設することになったため、惜しまれつつも今月1日をもって閉園しました。

新設されるJR東海博物館は、佐久間レールパークでの展示車両を継承しつつも、展示内容を一新し、JR東海らしく新幹線やリニアを中心とした展示になるそうです。
私は、佐久間レールパークには一度も行ったことが無かったので、できれば一度は行ってみたい施設でしたが、とりあえずは、新設される博物館に期待したいと思います。

ところで、このブログ(今年6月3日の記事など)にもコメントを付けて下さったことのある(実際には、このブログとは別に私が管理している、もう一つのブログのほうによくコメントを付けて下さるのですが)、横浜在住のだいすけさんが、先月、閉園直前の佐久間レールパークを見学して来られたそうで、先日私に、その時佐久間レールパークで購入されたお土産を郵送して下さいました。
それが、上の写真の「サクマドロップス」です(写真は同じ缶の表面と裏面です)。
これは、佐久間レールパークの展示車両16両の写真と、『次のステージへ 佐久間レールパーク 18年間ありがとう』と書かれたロゴが缶に印刷されている、佐久間レールパーク・オリジナルバージョンのドロップです。

ちなみに、「サクマドロップス」を製造しているサクマ製菓株式会社は、本社を東京都目黒区に、工場を長野県佐久市に置いており、佐久間レールパークとは名前がサクマ繋がりであること以外特に関連は無いようなのですが、わざわざ佐久間レールパークで特製のサクマドロップスを販売するとは、そのアイディアが面白いですね(笑)。