今月中旬、私は2泊3日の日程で東京・神奈川方面を旅行してきたのですが、旅行2日目の早朝に、JR鶴見駅から鶴見線(横浜市と川崎市に跨って京浜工業地帯の臨海部を走る路線)の電車に乗って、同線の海芝浦駅に行ってきました。
鶴見線は、本線格の鶴見~扇町間7.0km、支線格の浅野~海芝浦間1.7km、同じく支線格の武蔵白石~大川間1.0kmを擁する線区で、海芝浦駅は、その鶴見線の支線の終点になっている1面1線の小さな駅なのですが、鉄道ファンの間では昔から有名な駅で、私は以前から一度訪ねてみたいと思っていたのです。
なぜこの駅が有名なのかというと、この駅はホームが海(川崎港の一部となっている京浜運河)に面していて、ホームの柵から身を乗り出すとそこはもう海というロケーションの良さから、都会から至近距離にあるにもかかわらず都会らしからぬ秘境のような雰囲気が漂っている、という点がまず挙げられます。
しかも、工業地帯の海というと、一般的にはあまり綺麗なイメージはありませんが、この駅のホームから見下ろす海の水は透き通っていて、ちゃんと底も見えます。
紀行作家の宮脇俊三さんが、「どこか旅へ行ってみたいが遠くへ行く時間のない人は海芝浦駅へ行ってみると良い」とたびたび述べていたらしいことからも、都会の駅らしからぬ旅情の漂う様子が窺えます。
そしてもう一点、この駅が有名な理由は(鉄道ファンにはこちらの理由のほうが有名だと思いますが)、実はこの駅は東芝の工場(東芝京浜事業所)敷地内にある、事実上の工場従業員専用駅であるという点です。
駅の出入口がそのまま工場の門になっており、そこに改札口が設けられているため、列車からホームへは誰でも降りることができますが、従業員証か入門許可証を持っていなければ改札口から駅の外に出ることはできないのです。
ですから、JRの乗務員も、駅の外に出ることはできません。当然、私も駅の外に出ることはできませんでした。私の場合は最初からそれが分かっていて海芝浦駅へ行ってきたので、別に何の問題もありませんでしたが。
以上のような際立った特徴から、海芝浦駅は「関東の駅百選」にも選ばれています。
ところで、この駅には、東芝が造った海芝公園という小さな私設公園が隣接しており、この公園にだけは改札口を出ずに行くことができますが、私が行った時は開園時間外だったので園内には入れませんでした。
ちなみに、私は鶴見線の電車には今年の2月にも乗車しており、その時は海芝浦駅へは行きませんでしたが、国道駅という、これまた特徴のある駅で下車をし、その国道駅を見学してきました。
国道駅を見学した時の様子は、以下の2本の記事で書かせていただきましたので、興味のある方はこちらも御一読下さい。
http://yaplog.jp/syouwa-scene/archive/65
http://tunnellove.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-2101.html
鶴見線は、本線格の鶴見~扇町間7.0km、支線格の浅野~海芝浦間1.7km、同じく支線格の武蔵白石~大川間1.0kmを擁する線区で、海芝浦駅は、その鶴見線の支線の終点になっている1面1線の小さな駅なのですが、鉄道ファンの間では昔から有名な駅で、私は以前から一度訪ねてみたいと思っていたのです。
なぜこの駅が有名なのかというと、この駅はホームが海(川崎港の一部となっている京浜運河)に面していて、ホームの柵から身を乗り出すとそこはもう海というロケーションの良さから、都会から至近距離にあるにもかかわらず都会らしからぬ秘境のような雰囲気が漂っている、という点がまず挙げられます。
しかも、工業地帯の海というと、一般的にはあまり綺麗なイメージはありませんが、この駅のホームから見下ろす海の水は透き通っていて、ちゃんと底も見えます。
紀行作家の宮脇俊三さんが、「どこか旅へ行ってみたいが遠くへ行く時間のない人は海芝浦駅へ行ってみると良い」とたびたび述べていたらしいことからも、都会の駅らしからぬ旅情の漂う様子が窺えます。
そしてもう一点、この駅が有名な理由は(鉄道ファンにはこちらの理由のほうが有名だと思いますが)、実はこの駅は東芝の工場(東芝京浜事業所)敷地内にある、事実上の工場従業員専用駅であるという点です。
駅の出入口がそのまま工場の門になっており、そこに改札口が設けられているため、列車からホームへは誰でも降りることができますが、従業員証か入門許可証を持っていなければ改札口から駅の外に出ることはできないのです。
ですから、JRの乗務員も、駅の外に出ることはできません。当然、私も駅の外に出ることはできませんでした。私の場合は最初からそれが分かっていて海芝浦駅へ行ってきたので、別に何の問題もありませんでしたが。
以上のような際立った特徴から、海芝浦駅は「関東の駅百選」にも選ばれています。
ところで、この駅には、東芝が造った海芝公園という小さな私設公園が隣接しており、この公園にだけは改札口を出ずに行くことができますが、私が行った時は開園時間外だったので園内には入れませんでした。
ちなみに、私は鶴見線の電車には今年の2月にも乗車しており、その時は海芝浦駅へは行きませんでしたが、国道駅という、これまた特徴のある駅で下車をし、その国道駅を見学してきました。
国道駅を見学した時の様子は、以下の2本の記事で書かせていただきましたので、興味のある方はこちらも御一読下さい。
http://yaplog.jp/syouwa-scene/archive/65
http://tunnellove.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-2101.html