今週の日曜日から火曜日にかけて、2泊3日の日程で関西を旅行してきました。
1日目は、夜の9時頃に神戸空港に着いたため、空港から大阪天満橋のホテルへと移動するだけで実質的にその日の旅程は終わり、事実上、2日目と3日目の2日間で各地を周ってきました。
今回の旅行で最も長く滞在したのは京都でしたが、全行程を通して見ると、京都・大阪・兵庫・滋賀・奈良の2府3県を周っており、その間、かなり長い時間電車(京阪・阪急・阪神・近鉄・南海・JR)に乗り、それでいてかなり長い時間歩き続け(歩き過ぎて筋肉痛になりました)、各地で神社仏閣も参拝して周り(各社寺で御朱印をいただいてきました)、更に、京都に住んでいた当時知り合った懐かしい人達とも再会を果たして一緒に食事をするなどし、短い日程の割にはかなり密度の濃い旅行をしてきました。
以下に、今回の3日間の旅程をまとめてみます。
≪1日目≫
【新千歳空港】→
(全日空406便)→
【神戸空港/神戸空港駅】→
(ポートライナー)→
【三宮駅/阪神三宮駅】→
(阪神本線・神戸高速東西線/普通)→
【高速神戸駅】→
(神戸高速東西線/普通)→
【新開地駅】→
(阪神本線/直通特急)→
【尼崎駅】→
(阪神本線/急行)→
【福島駅】→
(徒歩)→
【中之島駅】→
(京阪中之島線/快速急行)→
【天満橋駅】→
(徒歩)→
【ホテル】
↑ 尼崎で乗り換えた急行(阪神9300系)です。
梅田の一駅手前にある福島駅で下車したかったため、直通特急で梅田まで行かず、一度乗った直通特急から、福島に停まる急行に乗り換えました。
福島で下車したかったのは、同駅から、すぐ近くにある京阪中之島駅まで歩き、中之島駅から、昨年10月に開業したばかりの
京阪中之島線の電車に乗ってみたかったからです。
≪2日目≫
【ホテル】→
(徒歩)→
【天満橋駅】→
(京阪中之島線/区間急行)→
【中之島駅】→
(京阪中之島線・京阪本線/快速急行)→
【三条駅/三条京阪駅】→
(京都市営地下鉄東西線・京阪京津線)→
【上栄町駅】(周辺散策)→
(徒歩)→
【浜大津駅】→
(京阪石山坂本線)→
【皇子山駅/大津京駅】→
(JR湖西線/新快速)→
【京都駅】→
(京都市営バス)→
【梅小路公園】→
(タクシー)→
【一条戻橋】(周辺散策)→
(徒歩)→
【京都府庁】(見学)→
(タクシー)→
【河原町二条】(周辺散策)→
(徒歩)→
【三条大橋】→
(徒歩)→
【四条河原町】(周辺散策・昼食)→
(徒歩)→
【祇園四条駅】→
(京阪本線/快速急行)→
【丹波橋駅】→
(京阪本線/準急)→
【八幡市駅】→
(京阪鋼索線)→
【男山山上駅】→
(徒歩)→
【石清水八幡宮】(参拝・拝観・散策)→
(徒歩)→
【八幡市駅】→
(京阪本線/準急)→
【伏見桃山駅】(周辺散策)→
(京阪本線/普通)→
【丹波橋駅】→
(京阪本線・京阪鴨東線/特急)→
【出町柳駅】→
(京阪鴨東線・京阪本線/特急)→
【祇園四条駅】→
(徒歩)→
【河原町三条】(周辺散策・休憩)→
(徒歩)→
【祇園・八坂神社・円山公園界隈】(散策)→
(徒歩)→
【河原町駅】→
(阪急京都本線/準急)→
【桂駅】→
(阪急嵐山線/普通)→
【松尾駅】→
(徒歩)→
【友人の家】→
(友人の車)→
【西京区の温泉】→
(友人の車)→
【友人の家】
↑ 中之島線の開業に合わせて昨年10月にデビューしたばかりの、京阪の最新鋭電車3000系です。
大阪からはこの最新の京阪電車に乗って京都(三条)へ行きたいと思い、2日目の出発地となった天満橋からは、一旦、京都とは反対方向の中之島駅(大阪方面終点)へと行き、中之島駅から、同駅始発の3000系に乗って三条へと向かいました。
乗り心地は快適な車両で、しかも、先頭車両の最前部の座席(運転室のすぐ後)に座れたため、三条までずっと前面展望も楽しめました!
↑ 大津市内の京津線を走る京阪800系です。
上栄町駅から大津駅までは徒歩で移動したのすが、この写真はその際に上栄町駅付近で撮ったものです。
京津線は、地下鉄(京都の市街地では京都市営地下鉄東西線・
京都高速鉄道線に乗り入れます)、山岳鉄道(京府都と滋賀県の境では逢坂山を越えるのですが、その時は急な勾配やカーブが続きます)、路面電車(大津市内では道路上に敷設された併用軌道を走ります)という3つの異なる性質を持つ全国でも珍しい路線で、沿線風景もバラエティに富んでいるため“劇場型路線”とも云われたりします。
この写真は、併用軌道から専用軌道へ入る直前の
太秦天神川行きの800系です。
↑ 八幡市駅からは
男山ケーブル(京阪鋼索線)に乗り換えて
男山山上駅へと向かい、男山の山上に鎮座する石清水八幡宮を参拝してきました。
男山ケーブルの路線には2つのトンネルがあるのですが、この写真は、一つめのトンネルの中から、2つめのトンネルと、擦れ違う直前のもう一両のケーブルカーを撮ったものです。
男山ケーブルの乗車時間は僅か3分で、あっという間に着いてしまう短い路線ですが、車窓からの風景は変化に富んでおり、特に鉄橋からの眺望は素晴らしいです!
↑ 丹波橋では、普通(右側の電車)から特急(左側の電車)に乗り換えて出町柳へと向かいました。
特急用の8000系は、京阪電車の中では最も私が好きな電車で、過去にも何度も乗った事がありますが、新塗装の8000系に乗ったのはこの時が初めてでした。
≪3日目≫
【友人の家】→
(徒歩・周辺散策)→
【松尾駅】→
(阪急嵐山線/普通)→
【嵐山駅】→
(阪急嵐山線/普通)→
【桂駅】→
(阪急京都本線/特急)→
【長岡天神駅】→
(阪急京都本線/普通)→
【上牧駅】(見学)→
(阪急京都本線/普通)→
【高槻市駅】→
(阪急京都本線/特急)→
【十三駅】→
(阪急神戸本線・普通)→
【中津駅】→
(徒歩・タクシー)→
【淀川神社】→
(大阪市営バス)→
【中津駅】→
(大阪市営地下鉄御堂筋線)→
【本町駅】→
(大阪市営地下鉄中央線・近鉄けいはんな線/普通)→
【生駒駅/鳥居前駅】→
(近鉄生駒鋼索線 宝山寺2号線)→
【宝山寺駅】→
(近鉄生駒鋼索線 山上線)→
【生駒山上駅】(周辺散策)→
(近鉄生駒鋼索線 山上線)→
【梅屋敷駅】→
(徒歩)→
【宝山寺本堂】→
(徒歩)→
【宝山寺奥之院】→
(徒歩)→
【宝山寺駅】→
(近鉄生駒鋼索線 宝山寺2号線)→
【鳥居前駅/生駒駅】→
(近鉄奈良線/急行)→
【近鉄難波駅】→
(徒歩)→
【汐見橋駅】→
(南海高野線/普通)→
【岸里玉出駅】→
(南海本線/普通)→
【堺駅】→
(南海本線・南海空港線/ラピート)→
【関西空港駅/関西国際空港】→
(全日空1719便)→
【新千歳空港】
↑ 長岡天神で特急から普通に乗り換える際、反対方向(河原町方面)のホームに停車していた9300系の快速急行(手前)と8300系の準急(奥)を撮った写真です。
同駅で普通に乗り換えたのは上牧駅へと行くためで、上牧駅では改札口からは出ずに、ホームから、隣接する東海道新幹線の路線や、疾走する新幹線の電車を見学してきました。
↑ 近鉄けいはんな線を走る、生駒行きの大阪市営地下鉄中央線の電車(先頭車)から撮影した、新石切駅と、同駅を出たばかりのコスモスクエア行きの近鉄7000系です。
新石切駅の先にはトンネルの入口も見えておりますが、このトンネルは大阪府と奈良県の境に位置する全長約4.7kmの生駒トンネルで、このトンネルを抜けたすぐの場所に生駒駅があります。
↑ 生駒駅と連絡通路で繋がっている鳥居前駅からは、生駒ケーブル(近鉄生駒鋼索線)に乗って宝山寺駅へと向かいました。
この写真は車内から撮影した、全国でもここにしかない、大変珍しいケーブルカーの複々線です。
しかも珍しいのは複々線ということだけではなく、車(但し大型車は通行不可)の通行も可能な踏切があるということです。
鋼索線はレールとレールの間に牽引ケーブルがあるという構造のため踏切は大変珍しく、とはいえ生駒ケーブルでは、路線が住宅地の中を走っているために踏切はここ以外にも数箇所に設けられているのですが、ただ、車の通行が可能な踏切は、この写真に写っている一箇所のみです。
↑ 左の建物は、今週中(3月20日)に開業する
阪神なんば線の桜川駅(地下駅)の地上に設けられた入口の一つで、その右にある古めかしいコンクリートの建物は、昭和30年代から時間が止まったままの、今となっては大変貴重な南海の汐見橋駅です。
改札口が自動改札化されていることを除けば、本当に昭和30年代の雰囲気がそのまま残っている駅です。
汐見橋駅は、南海の盲腸みたいなひなびた路線(失礼!)にある、その存在意義もよく分からないような場末の(更に失礼!)終端駅ですが、阪神なんば線と乗り換えができるようになれば、利便性は大きく向上しそうです。
↑ 堺駅から乗り換えた、“南海の顔”ともいえる特急
ラピートです。
関空までは急行で行っても良かったのですが、この頃になると、さすがにもうかなり疲れていて、ゆっくり座りたかったことと、それに、今回の旅行の最後を締めくくる電車としてラピートは魅力的でもあったことから、堺駅のホームにある専用の自販機で特急乗車券(500円)を買って同駅から「ラピートβ」に乗りました。
というわけで、今回も鉄道三昧な旅行となりました(笑)。
最初からそれを狙っていたわけではなかったにも拘わらず、結果的に、この3日間で関西の大手私鉄5社全てを利用することができたので、自分としても満足です!
京阪本線の八幡市~祇園四条間は、結局3回(1往復半)も乗りましたし(笑)。
ちなみに、今回の旅行で唯一がっかりしたのは、2日目の午前中、日本最大のSL博物館である梅小路蒸気機関車館に行ったら、休館日のため閉館していたことです(涙)。
梅小路はまたリベンジします!