北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

今日、嵐電の新塗装車両が初披露されました

2010年03月25日 | 嵐電・叡電
昨年10月19日の日記でも報告させていただいたように、嵐電(京福電気鉄道)は今月開業100周年を迎えたのですが、嵐電ではそれを記念して、緑とベージュのツートンカラーで長年京都市民に親しまれてきた現行の車体を、京都をイメージさせる「京紫」に塗り替えることにし、今日、京紫に塗りかえられた車両が嵐山駅で初めて一般に公開・披露され、同駅で記念式典が開催されました。

式典には、鉄道関係者や沿線住民、行政の代表など約70人が出席し、嵐電の西田寛社長は「100年間、古都を走り続けたことに感謝したい。地元の協力のもと、世界の嵐電に向かって頑張りたい」と挨拶し、ホームでのテープカットとともに紫色に一新した車両が姿を現し、大きな拍手に包まれながら同駅から四条大宮に向かって出発しました。

嵐電の公式サイト内(下記URL)に、その新塗装の車体の写真が掲載されていますので、まだ見たことがない方は是非ご覧下さい。従来のようなツートンカラーではなく、全面が紫色一色なので、かなりインパクトがあります。
http://randen.keifuku.co.jp/news/2010/03/100color.html
ちなみに、緑とベージュのツートンカラーの車体の写真(ただじ実車ではなく模型ですが)は以下の記事に掲載しております。
http://sky.ap.teacup.com/applet/kansai/20091128/archive

嵐電では、京紫を採用した理由を、『数多ある色彩の中から、京都らしさを表現でき、山紫水明の嵐山を背景に四季を通じて映える色彩であり、京都の歴史、風格や誇りを体現できる色彩を探していくと「紫」にたどり着きました。そして、さらに多彩な「紫」の中から、嵐電カラーに相応しい色として日本の伝統色の「京紫」を選びました。紫の中でも「京紫」は、ほんのりと赤味を帯びているため、華やぎと温もりをそえてくれます。美しい「京紫」カラーの嵐電が走る風景とともに、未来に向けて新しい歴史を刻みはじめます』と説明しており、保有する28両の車両のうち、レトロ調やラッピングの車両を除く19両を順次京紫に塗り替えていく方針で、現在の車体カラーは3年後には姿を消す予定です。

しかし、嵐電のファンからは、「ひどい、違和感ありすぎ…」「お願いだからヤメテください」「できればこの一両のみにして下さい」「京都のイメージで紫って安直すぎる、そもそも京都=紫って大勢の認識なのか」「今のカラーが60年も続いているという時点で、今の色が既に京都色を打ち出しているとは思わないのか」「京阪といい京福といい、最近の京阪グループはどうしちゃったんでしょう、 阪急を見習って欲しい」「江ノ電とのコラボ企画はどうなるのか、江ノ電にとっても寝耳に水なのでは?」といった、かなり厳しい意見も多く聞かれます…。

号外・阪急電鉄開業100周年特集号

2010年03月20日 | 阪急(京都線系統)
阪急が開業100周年を迎えた今月10日の朝の通勤・通学時間帯に阪急の各駅で配布された、「阪急電鉄開業100周年特集号」と銘打った朝日新聞号外(広告号外)を入手しました。





この号外は全4面で、開業から現在に至るまでの阪急の100年の歴史、切符や制服の移り変わり、各駅長さんや利用者達の声、阪急電鉄社長挨拶、今月京都本線に開業したばかりの摂津市駅の特集記事などが載っており、なかなか見応えがありました。

来月は、京阪の各駅で、京阪の100周年記念号外が配られるのでしょうか?(笑)

実は札幌にも進出している京阪

2010年03月14日 | 京阪(京阪線系統)
関西大手私鉄5社(近鉄・阪急・阪神・南海・京阪)の中では、唯一球団を持っていなかったせいか、北海道では京阪が最も知名度が低いと思われますが、その京阪は、実は昨年、意外にも札幌に進出を果たしています。
とはいっても、札幌に進出してきたのは京阪グループの本体である京阪電気鉄道ではなく、その連結子会社であるホテル京阪ですが。

平成19年、京阪グループ全国展開の第1弾として、札幌にホテルの建設が決定し、平成21年6月6日、札幌駅北口のすぐ近く(北区北6条西6丁目1-9、JR札幌駅西改札口から徒歩4分の場所)に「ホテル京阪札幌」が開業したのです。

下の写真2枚は、一昨日私が撮影した「ホテル京阪札幌」の外観の一部です。
ホテルは近隣の各建物に囲まれていて(ホテルの裏側はJR函館本線の高架に面しています)、正面玄関も狭い路地に面していることなどから、建物全体をフレームに納めるのが難しかったので、このように建物の一部分のみを撮りました。





下の写真は、「ホテル京阪札幌」の正面玄関内に立て掛けられていた、「京阪電車開業100周年記念特別企画」の案内板です。
北海道で京阪電車が載っているポスターや案内板を見かけたのは初めてでした。



いずれ、札幌駅構内にも京阪の「ジューサーバー」が出店する日がくるのでしょうか(笑)。

阪急は今日、開業100周年を迎えました!

2010年03月10日 | 阪急(神宝線系統)


阪急電鉄は、明治43年に箕面有馬電気軌道として宝塚本線の梅田~宝塚間、箕面線の石橋~箕面間で運輸営業を開始して以来、多くの人々に利用され、親しまれ、愛されてきました。
私にとっも、阪急は全国の鉄道の中でも特に大好きで思い入れが深い鉄道です。多分京阪の次くらいに(笑)。
そして今日(平成22年3月10日)、阪急は記念すべき開業100周年の日を迎えました。おめでとうございます!

この開業100周年という節目を機に、現在阪急電鉄では『ありがとう一世紀。これからも、ずっと一緒に。』というキャッチコピーの下、「阪急電鉄開業100周年ロゴマーク」を制定したり、「阪急電鉄開業100周年記念スペシャルサイト」を開設したり、宝塚線で「阪急電鉄100年ミュージアム号」を運行するなど、開業100周年記念の各種キャンペーンやイベントを展開しています。

日本を代表する全国有数の民鉄として、これからも阪急には大いに頑張っていただきたいです!
ちなみに、来月15日には京阪電鉄が開業100周年を迎えます。

近鉄名古屋~大和西大寺間に直通特急が運転されます

2010年03月08日 | 近鉄
関西在住の鉄道ファンの方々は既にもう御存知でしょうが、近鉄は先月10日、奈良県での平城遷都1300年祭の開催に伴って、近鉄名古屋駅(名古屋市)と大和西大寺駅(奈良市)との間に直通の特急列車を運行すると発表しました。

新設されるこの特急は、下の路線図の、茶色の太線で示された区間(名古屋線・大阪線・橿原線の3路線を直通する173.4kmの距離)を走ります。
同区間を移動する場合、今までは大和八木駅(奈良県橿原市)での乗り換えが必要でした。



奈良へと観光に行く愛知県民を主な利用対象としているらしいこの特急は、4月24日~11月7日までの土曜日・休日(6月26日、7月31日、8月1日、9月26日を除く)に1日1往復運転されることになっていて、往路と復路のダイヤはそれぞれ以下のように設定されています。

≪往路≫
【近鉄名古屋】08:30発 → 【桑名】08:47発 → 【近鉄四日市】08:59発 → 【白子】09:10発 → 【津】09:20発→ 【名張】09:55発 → 【大和八木】10:22発 → 【大和西大寺】10:42

≪復路≫
【大和西大寺】16:30発 → 【大和八木】17:04発 → 【名張】17:25発 → 【津】18:00発→【白子】18:10発 → 【近鉄四日市】18:23発 → 【桑名】18:34発 → 【近鉄名古屋】18:51

所要時間は、近鉄名古屋発・大和西大寺行きが2時間12分、大和西大寺発・近鉄名古屋行きが2時間21分で、近鉄名古屋~大和八木間は名阪特急に連結して運転されるそうです。
折角なら、大和西大寺から更に奈良線にも乗り入れて、近鉄奈良まで直通運転すればいいのに、と思いますが、まぁそのへんはいろいろな事情があるのでしょう(笑)。

京阪のる人、おけいはん。

2010年03月04日 | 京阪(京阪線系統)
京阪では、平成12年から『京阪のる人、おけいはん。』というキャッチコピーとともに、「おけいはん」というイメージキャラクターを使った広報や広告を、テレビCMや看板、ポスターなどを始めとする各種媒体で積極的に活用しています。
イメージキャラクターとはいっても、一躍全国区となったあの「ひこにゃん」や「せんとくん」などのような二次元(もしくは着ぐるみ)のキャラクターではなく、おけいはんは、実在の女性(女優やタレントなど)を「おけいはん」というキャラクターに採用しているのが特徴です。

歴代のおけいはんとその仲間達の苗字には全て京阪の駅名が使われており、初代おけいはんの名は「淀屋けい子」(演じたのは水野麗奈さん)、2代目おけいはんの名は「京橋けい子」(演じたのは江本理恵さん)、3代目おけいはんの名は「森小路けい子」(演じたのは神農幸さん)、そして現在活躍中の4代目おけいはんの名は「楠葉けい子」となっています。



徳島県出身の日向千歩さんが演じる現在のおけいはん(上の写真の女性)は、昨年11月に3代目おけいはんから代替わりしたばかりの新しいおけいはんで、なかなか可愛いコです(笑)。
ちなみに、私が京都に住んでいた当時のおけいはんは、初代おけいはんの「淀屋けい子」でした。


以下は、現在までに制作された4代目おけいはんのテレビCM3本です。
このブログでは初めての動画貼付となります。

▼ おけいはん登場篇


▼ おけいはん出発篇


▼ グッドデザイン賞受賞篇



以下のCM3本は、初代~3代目までの各おけいはんの登場篇です。

▼ 初代おけいはん 登場篇


▼ 2代目おけいはん 登場篇


▼ 3代目おけいはん 登場篇



なお、3代目おけいはんが歌う「はじまりは中之島」のCDレビューは以下の記事で書かせていただきました。
http://sky.ap.teacup.com/applet/kansai/20081016/archive

ちなみに、おけいはんとは全然関係ありませんが、私の姉は昔、JR北海道のキャンペーンガール「ミス・ツインクル」として活動していました。
残念ながらミス・ツインクルは今年を以て廃止されてしまいますが…。