先週(8月27~29日)、私は2泊3日の日程で関西(神戸・京都・彦根方面)を旅行してきました。
1日目は、夜の8時半頃に神戸空港に着く便に乗って札幌を発ち、神戸に着いてからは、阪神三宮駅や高速神戸駅などで、それぞれの駅を発着する電車を見学したりしたものの、基本的には神戸空港から神戸市内のホテル(高速神戸駅から徒歩1分)へと移動するだけで実質的にその日の旅程は終わり、事実上、2日目と3日目の2日間で各地を周ってきました。
というわけで、以下に、今回の3日間の旅程をまとめてみます。
時間の都合から、今回こそは行きたいと思っていた
梅小路蒸気機関車館に行けなかったことと、南海の関空アクセス特急「
ラピート」に乗れなかったことが少々残念でしたが、それ以外は、ほぼ予定通りの場所を周ったり予定通りの列車に乗ることができました。
≪1日目≫
【新千歳空港】→
(全日空406便)→
【神戸空港/神戸空港駅】→
(ポートライナー/普通)→
【三宮駅/阪神三宮駅】→
(阪神本線・神戸高速鉄道東西線/普通)→
【高速神戸駅】(構内見学)→
(徒歩)→
【ホテル】(宿泊)
↑
神戸高速鉄道東西線の高速神戸駅・3番ホームから、三宮方面を撮影した写真です。
この駅は、それぞれ直通運転を行っている阪神系統の列車と阪急系統の列車が合流する、島式2面4線の地下駅で、この写真の右側の線路(3番線)は阪神本線に、この写真の左側の線路(2番線)は阪急神戸本線に、この先でそれぞれ繋がっています。
この写真からも分かるように、ホームを出ると3番線の線路は下方向に、2番線の線路は上方向にそれぞれ傾斜がついており、これは、両線はこのすぐ先で(地下にて)立体交差をしているためです。
≪2日目≫
【ホテル】→
(徒歩)→
【神戸駅】→
(JR山陽本線/普通)→
【舞子駅】(周辺散策・明石海峡大橋見学)→
(徒歩)→
【舞子公園駅】→
(山陽電鉄本線・神戸高速鉄道東西線・阪神本線/直通特急)→
【阪神三宮駅】→
(阪神本線・阪神なんば線/快速急行)→
【伝法駅】(周辺散策・淀川橋梁見学)→
(地下鉄千日前線)→
【阿波座駅】→
(タクシー)→
【中之島駅】→
(中之島線・京阪本線/快速急行)→
【祇園四条駅】(周辺散策)→
(徒歩)→
【河原町駅】→
(阪急京都本線/快速急行)→
【桂駅】→
(阪急嵐山線/普通)→
【松尾駅】(周辺散策)→
(阪急嵐山線/普通)→
【桂駅】→
(阪急京都本線/特急)→
【河原町駅】(周辺散策・三条で夕食)→
(徒歩)→
【河原町駅】→
(阪急京都本線/普通)→
【西院駅】→
(タクシー)→
【友人宅】(宿泊)
↑ JR神戸駅の5番ホーム(最も海側のホーム)から見える、山陽本線の0キロポスト(起点標)です。
この0キロポストから元町側(東側)が東海道本線で、兵庫側(西側)が山陽本線になります。
現在、神戸の事実上の中心駅は、JR・阪急・阪神それぞれの三宮駅(と新幹線の新神戸駅)ですが、東海道本線と山陽本線の境界となっている駅は、三宮駅ではなく、あくまでも神戸駅なのです。
しかし実際には、神戸駅を始終着とする列車はほとんどなく、特急も「はまかぜ」(大阪・神戸と但馬地方との相互連絡を主目的とする特急)以外は全て神戸駅を通過するため、現在の神戸駅は、都市名を冠している駅であるにも拘わらず、その実態はJR神戸線(大阪~姫路間87.9kmの俗称)の一途中駅という立場に甘んじています。
↑ 阪神三宮駅の3番線に停車中の、近鉄奈良行きの快速急行です。
車両は近鉄9820系(シリーズ21)で、今年3月の
阪神なんば線開業により、ついに近鉄の電車がここまで乗り入れてくるようになりました。
阪神三宮駅で近鉄の電車が見られるなど、私が京都で生活していた6~7年前には考えられない事でした。
ちなみに、近鉄の奈良線・京都線・橿原線などで運用されているこの近鉄9820系は、阪神なんば線の開業を見据え一昨年までに、全編成に「阪神電気鉄道直通運転対応工事」が施され、阪神用の列車選別装置、ATS、電鈴などが取り付けられています。
↑ 阪神なんば線(旧西大阪線の区間)の伝法駅で擦れ違う、近鉄9820系(左)と
阪神1000系(右)です。
日本を代表する大都市の一つ、大阪の市街地を走る鉄道路線としては、開業以来ずっとひなびたローカル線の風情を漂わせていた阪神西大阪線が、阪神なんば線の開業により、難波経由で神戸と奈良を連絡する、関西圏有数の、鉄道の大動脈として生まれ変わりました。
↑ 中之島から祇園四条まで乗車した出町柳行きの快速急行(
京阪3000系)の車内先頭部から撮影した、京阪8000系30番台の淀屋橋行き特急です。
元々はこの電車が3000系を名乗っていましたが、
中之島線開業によりデビューした新型電車が新たに3000系を名乗ることになったため、それに伴い8000系30番台に改番されました。3000系から改番された8000系はこの一編成のみで、この編成のみ、
8000系のリニューアル改造の対象からも外されています。
現在京阪では、京阪本線とその支線(中之島線・
鴨東線・交野線・宇治線)を走る全車両の
塗装変更を進めていますが、個人的には、せめてこの編成だけは今後も旧塗装のまま残しておいてもらいたいです。
↑ 阪急嵐山線の松尾駅で撮影した、
阪急6300系です。
この6300系は、元々は京都本線の特急用車両でしたが、デビューから既に30年以上も経っていることから新型特急車両の9300系との置き換えが進められており、それに伴い6300系の一部編成が、今年の4月から、リニューアル(8両編成から4両編成化、クロスシートを1列+2列に変更、クロスシートの内・扉付近をロングシート化など)を施された上で嵐山線用として運用されています。
≪3日目≫
【友人宅】→
(友人の車)→
【河原町丸太町】(周辺散策)→
(徒歩)→
【京都市役所前駅】→
(地下鉄東西線・京阪京津線)→
【上栄町駅】(周辺散策)→
(徒歩)→
【大津駅】→
(東海道本線/新快速)→
【野洲駅】→
(東海道本線/普通)→
【彦根駅】→
(近江鉄道本線/普通)→
【高宮駅】→
(近江鉄道多賀線/普通)→
【多賀大社前駅】(多賀大社を参拝・見学、周辺散策)→
(近江鉄道多賀線・近江鉄道本線/普通)→
【彦根駅】→
(徒歩)→
【近江鉄道ミュージアム】→
(徒歩)→
【彦根城】(天守まで登る)→
(タクシー)→
【彦根駅】→
(東海道本線/普通)→
【京都駅】→
(東海道本線・梅田貨物線・大阪環状線・大和路線・阪和線・関西空港線/特急はるか)→
【関西空港駅/関西国際空港】→
(全日空1719便)→
【新千歳空港】
↑ 近江鉄道彦根駅の構内にある「近江鉄道ミュージアム」で撮影した3機の古典電気機関車で、左からロコ1100形、ED14形、ED31形です。
今の目で見ると、凸形の電気機関車は逆に新鮮ですね。
↑ 京都駅30番ホームから撮影した、
関西空港行きの特急「
はるか」です。
本当は、「はるか」よりも「ラピート」で関空に行きたかったのですが、この時は時間があまり無かったため、京都駅から乗り換えなしで関空まで直接行ける「はるか」を利用しました。
最近、南海はJR西日本の攻勢に押され気味なので、個人的には、南海には何とか頑張って貰いたいのですが、京都からだと、乗り換え無しで行ける「はるか」のほうが明らかに便利なんですよね‥‥。