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レッドクリフ パート1

2008年11月27日 | Weblog
 漢字で書くと「赤壁 其の1」。昔の中国戦国時代の3国による争いの物語。三国志を映画化した。戦の場面が多く迫力のある映像であった。パート1と言う事は、パート2に続くと言う事であり赤土の断崖での攻防戦は、パート2に持ち越しとなっている。最初から続編を想定している映画とは思いもよらなかった。パート1が不人気で観客動員が少なかったらどうしたのであろうか?続編の公開は、取止めたのか。余程の自信である。ジョン・ウー監督。 

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2008年11月21日 | Weblog
 三菱重工の正体 週間金曜日著 三菱重工が会社創立から政治家と結託して軍事産業へと邁進し戦後の財閥解体後もいち早く再結成する。今日に至るまで軍需に支えられ膨大な税金がこの会社に流れ込む。長州藩の下級武士であった創業者が明治維新で起業し当時の薩長の要人に取り入り成長し戦中、戦後も大きくなって行く。
 現在のミサイル防衛構想も三菱の独占状態であり、今日の新聞では、ハワイ沖の試験で失敗したとのこと。そんな軍事に膨大な税金をつぎ込み方や破綻を迎える自治体の住民の生活が破壊されて行く。何か矛盾を感じる今日この頃である。

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2008年11月20日 | Weblog
 ホーキング・宇宙の始まりと終わり スティーヴンW・ホーキング著 一般相対性理論や量子物理学やらを駆使して宇宙の始まりと終わりがあるかを理論物理学で証明しようとしている学者。ブラックホールとビックバンやインフレーション宇宙論など想像を超える考え方が書いてある。で、結局は、物理学の引力と一般相対性理論の統一がまだ確立されていない。
 本当に宇宙が無から発生したのか?発生したのであれば現在の宇宙から別の宇宙が発生してもおかしくは無いのではないか。

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2008年11月19日 | Weblog
 大黒屋光太夫 吉村昭著 江戸時代に廻船船頭で船が難破してロシアに漂着し苦労を重ね帰国する物語。日本の漂流者は、多く居たが始めて帰国した人物の人間味ある物語に仕上げている。ロシアを横断し皇帝に会って帰国が許されまた、横断し戻って来るという気の遠くなるような移動である。10年の歳月を要したのも頷ける。

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2008年11月12日 | Weblog
 風少年 小檜山博著 北海道の自然の厳しい寒村に生まれた少年の成長の物語。著者自身の自伝的な内容である。戦後間もない北海道の山奥の村での成長を小学校から中学校までのことを書いている。年代は多少違うが貧しさや暮らしの様子は、自分の子供のころと重なり共感を覚えた。農業全体が冷害や過酷な労働であったが家族で助け合いまた、近所で助け合い何とか暮らしていた。その後、離農者が増え勤労者との格差が増え、後継者が居ない状態が続いた。
 現在、食料の自給率を上げるといっているが農業の現状はどうなのか?

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2008年11月10日 | Weblog
 犬身 松浦理英子著 主人公の女性が犬好きが高じて雄犬になる。その飼い主が家族関係に悩み最後は、兄を殺す。物語のイベントは、殺人に至るまでの兄妹の近親相姦や母親との確執などがあるが人間が犬になってしまう現実離れした物語。
 犬の眼から見た飼い主との係わり合いや犬に変えた謎のバー経営者との係わり合いを通じたやり取りの構成で成り立っている。
 面白いといえば面白いが現実離れをしている分、物語にのめり込めないし長編で意味の無いような挿話もある。

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2008年11月03日 | Weblog
 宮大工西岡常一の遺言 山崎佑次著 昭和の名工西岡棟梁の匠の技を伝えるエピソード。宮大工は、神社仏閣の専門の大工で住宅等の大工仕事をしない。昨今は、神社仏閣といえども木造の建築ではなく木造に見せた鉄骨やコンクリートの構造が多い。由緒ある法隆寺、薬師寺の改修や再建工事無くして匠の技は、伝承出来ないのか。効率一辺倒の世の中に技の伝承は、難しいのか。多くの歴史ある神社仏閣を再建しそれに携わる宮大工の技を残して欲しいものである。